月夜野クラフトビール


ブルーパブ名: ビア&レストラン「ドブリーデン」
電話番号: 0120-02-7862(フリーダイヤル)、 0278-20-2033
住所: 群馬県利根郡みなかみ町後閑761-1
定休日: 無休
営業時間: 11:00〜14:00
ビールの種類: 夕陽の月夜野ピルスナー (ピルスナー)
水と緑のエール (アンバーエール)
蛍の里の黒ビール (ミュンヘンダーク)
ロマンの里のヴァイツェン (ヴァイツェン)
上越線ビール D51 (ミュンヘンダーク)
上越線ビール C61 (ピルスナー)
営業開始: 1997年6月1日
アクセス: JR上越線/後閑駅から徒歩13分、タクシーで4分
JR上越新幹線/上毛高原駅から無料送迎バスまたはタクシーで10分、徒歩約25分
JR上越線/水上駅から無料送迎バスまたはタクシーで30分
※ 無料送迎バスの運行時刻は、以下URLの「アクセス」から要確認、 事前予約要
URL: http://www.vidro-park.jp/
Facebook: 月夜野クラフトビール

製造元: 月夜野クラフトビール株式会社
電話番号: 0278-20-2033
住所: 群馬県利根郡みなかみ町後閑761-1

月夜野クラフトビール(つきよのくらふとびーる)は、 群馬県みなかみ町にあるガラスアートの観光施設「月夜野びーどろパーク」内のマイクロブルワリーで醸造しています。
月夜野クラフトビールがある群馬県みなかみ町は、群馬県の北部に位置し、 町内のほとんどが山間部なため関東地方でも屈指の豪雪地帯です。 月夜野クラフトビールがあるあたりは、以前 2005年10月の3町村合併までは月夜野町といい、 利根川の上流域にあたり『ホタルの里』としても知られる水のきれいなところで、 旧町内には「月夜野びーどろパーク」のほか、月夜野温泉、矢瀬遺跡、 月夜野郷土歴史資料館などの観光スポットがあります。
月夜野クラフトビールは、ビア&レストラン「DOBRY DEN」(ドブリーデン)で提供しているほか、 お土産物を扱う「クリスタル物産館」でも瓶入りやペットボトル入りの商品を購入できます。 月夜野びーどろパーク以外では、北関東エリアに店舗展開するスーパー「とりせん」各店や、 群馬県を中心に展開する食料品店「ファームドゥ」各店、 東京・銀座の群馬県アンテナショップ「ぐんまちゃん家」などで取り扱っています。


ビア&レストラン「ドブリーデン」


※2003年3月当時に撮影


ビア&レストラン「ドブリーデン」のエントランス


ビア&レストラン「ドブリーデン」の店内


広々としたテーブル席が広がります





店内からは、ガラス越しに醸造設備を眺められます


正面がビールのデリバリーカウンター、 右手がキャッシャー、 左手がドリンクバー


カウンターには6本のタップ




月夜野クラフトビールは、 チェコのブルワリーによる本場ヨーロッパ仕込みの製法で醸造する麦芽100%のビールです。 原材料には、地元 群馬県産の麦芽とチェコ産、ドイツ産のホップを使用し、 美味しい銘水として知られる地元 月夜野の水を仕込み水として使用して醸造しています。 また一部、黒ビールに使う麦芽やヴァイツェンに使う小麦などは、ドイツ産のものも使用しています。
ビア&レストラン「ドブリーデン」では、 それぞれのビールが注がれる(ビールの種類毎に異なる)美しいオリジナルグラスも興味深いほか、 4種類まとめて小グラスで楽しめる「飲み比べ」セットも用意されています。
お持ち帰り用には、ボトルビールの販売もあり、2018年6月にはラベルをリニューアルしました。
また、ビールでは珍しいペットボトル入りも販売しており、 ラベルにはポニーをモチーフにした群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」が登場しています。
2017年3月に発売された「上越線ビール」は、JR東日本とタイアップしてできた商品で、 観光列車として上越線を走るSLのD51型(でごいち)やC61型をイメージしたラベルには、 「D-51 498」、「C61 20」などの記載もあります。

夕陽の月夜野ピルスナー

水と緑のエール

蛍の里の黒ビール

ロマンの里のヴァイツェン



夕陽の月夜野ピルスナー、 水と緑のエール


蛍の里の黒ビール、 ロマンの里のヴァイツェン


上越線ビール D51、 上越線ビール C61


<ペットボトル> 夕陽の月夜野ピルスナー、 水と緑のエール


<ペットボトル> 蛍の里の黒ビール、 ロマンの里のヴァイツェン


<発売当初のボトル> 夕陽の月夜野ピルスナー、 水と緑のエール


<発売当初のボトル> 蛍の里の黒ビール、 ロマンの里のヴァイツェン

月夜野クラフトビールでは受託醸造も行っていました。OEM供給先としては、
「J・BEER」((株)ジェイアール高崎商事/群馬)[醸造中止]があります。



ビア&レストラン「ドブリーデン」の「Dobry den」とは、チェコの言葉で「こんにちは」という意味です。 月夜野クラフトビールが開業当時、旧月夜野町がチェコの町と姉妹都市提携を結んでいたことから、 チェコとの友好をあらわすネーミングになっています。
ここのフードメニューは、食事メニューが中心で、 すきやきやハンバーグ、そばや上州うどんなどのセットメニューが何種類か用意されているほか、 ハンバークやカレー、天丼など単品メニューからも選べます。 またサイドメニューとしては、ソーセージ盛り合わせ、チーズ揚げ、そばピザ、鶏のから揚げ、あげそば、 ポテトフライなどが揃っています。


あげそば


チーズ揚げ


冷たい天ぷら田舎そば

月夜野びーどろパークは、 手作りガラス製品の製造・販売を手掛ける上越クリスタル硝子株式会社が運営するガラスアートをテーマとした大型観光施設です。 敷地内には、月夜野クラフトビールの醸造所と併設のビア&レストラン「ドブリーデン」をはじめ、 ガラス工場(見学可)や、ガラス製品を扱うショップ「クリスタルギャラリー」、 グラスアート美術館、ガラス体験工房、屋外カフェ「カフェ・ド・ヴェール」、 土産品や酒類を販売するショップ「クリスタル物産館」などの建物が並んでいます。


クリスタルギャラリーA館(1階)、 グラスアート美術館(2階)
右手前が屋外カフェ「カフェ・ド・ヴェール」


クリスタルギャラリーA館の店内


クリスタルギャラリーB館(1階)、 ガラス体験工房(2階)


クリスタル物産館


クリスタル物産館の店内


月夜野クラフトビール販売コーナー


ここで、月夜野びーどろパークおよび、月夜野クラフトビールのあゆみを振り返ってみましょう。
上越クリスタル硝子は、1905年(明治38年)2月10日創業のガラス工芸品メーカーで、 「月夜野工房」や「iro」というブランドで展開しています。 創業者は倉田 昌三氏で、東京都文京区で理化学ガラスの製造を開始したことが始まりで、 主に温度計や体温計、計量器などを製造していました。 その後、1947年(昭和22年)3月に本社とガラス工場を東京からこの地へ移転し、照明用ガラスの生産を開始しました。 1955年(昭和30年)8月には、上越クリスタル硝子株式会社を設立し、 高度成長期になると色彩工芸ガラスの製造へと発展していきました。
工場の傍らにガラス製品を販売する直営店を設置すると、水上温泉郷への観光客が立ち寄るようになったことから、 徐々に施設を拡充してドライブインのようになっていきました。 そうして、1990年(平成2年)12月には、グラスアート美術館が建設され、 ガラスアートをテーマとした観光施設「月夜野びーどろパーク」として整備されました。
そして、1997年(平成9年)5月に月夜野クラフトビール株式会社が設立され、 同年6月1日にビア&レストラン「ドブリーデン」のオープンを迎え、 それに合わせて月夜野クラフトビールの販売を開始しました。

月夜野クラフトビールがビール造りを始めるにあたっては、 チェコのブルワリーとの提携によって、地ビール醸造に乗り出すことができました。 その当時、チェコ人デザイナーによるガラス製品の製造を、上越クリスタル硝子が担当したことがきっかけとなり、 チェコにも伝統工芸としてボヘミアンガラスがあったり、ガラス産業を抱える山村の風景が月夜野町に似ているなどから、 1996年に月夜野町とチェコ共和国の東部の町「Uhersky Brod」(ウヘルスキーブロット)とで姉妹都市の提携を行いました。 その提携が功を奏して、ビールの聖地でもあるチェコの技術を月夜野クラフトビールへ投入することができ、 それ以来、定番の4種類は、チェコの醸造家直伝の製法(レシピ)で造り続けています。

2017年3月11日には、JR東日本とタイアップしてできた「上越線ビール」の販売を開始しました。 上越線ビールには、黒ビールタイプの「D51」(※1)と、ピルスナータイプの「C61」の2種類があり、 それぞれ、実際に上越線の観光列車として運行されている「D-51 498」、「C61 20」などの機関車番号がラベルに記載されています。
これらの商品は、JR東日本グループが取り組む地域産業の活性化を目的とした 「のりもの1-2-3プロジェクト」から生まれた第6次産業化商品(※2)なのです。 このプロジェクトでは、各地域の魅力ある農産物や特産物を加工してできた商品を、 JR駅構内土産物店やNewDays(JR東日本のKIOSK)などで販売しています。
※1: D51形蒸気機関車は、1936年より製造された蒸気機関車で、 もともとは貨物用の機関車でしたが、牽引力が強いため急勾配区間の旅客用機関車としても使用されました。 「D-51 498」は1972年の引退後、上越線/後閑駅に保存されていましたが、 1988年に大宮工場で修理復元が行われ、 復元後は上越線や信越線を中心に臨時列車やイベント列車として活躍しています。
※2: 第6次産業とは、第1次産業(農業や水産業)の生産者が、 食品加工や流通販売まで事業展開している経営形態のこと。 第1次産業から第3次産業までを足して、6次と呼ばれています。


2018年6月には、定番瓶ビール4種類のラベルをリニューアルしました。 それまでのグリーンのラベルから、それぞれの種類毎にイメージカラーを使った新ラベルに一新しました。 これは、従来のラベルの印刷用の原盤が老朽化したことから原盤の再製作が必要となり、 ある程度の投資も伴うため、これを機にデザインを変更することにしました。 ただ、これまでの固定客は、 従来のラベル上部に貼ってあった種類を見分けるシールの色で識別していた客も多いことから、 そのイメージカラーはそのまま活かしてラベルカラーとしました。

現在、醸造を担当する齋藤 季之(さいとうとしゆき)さんは、北海道北見市出身で、 ドイツで長年修業されてきた伝統的な技術を身に着けた正統派の醸造家です。
齋藤さんは、2001年にドイツへ渡り、 ドイツのブルワリー「Schlachthofbrau Gastronomie GmbH」に勤務しながらビール造りを学びました。 2013年10月にドイツのブルワリーを退職して帰国すると、 2014年4月からは群馬県前橋市にあったファームが運営する農業テーマパーク「赤城クローネンベルグ」内の醸造所で、 「赤城山麓ビール」の醸造に携わってきました。 しかし、赤城クローネンベルグが2017年11月30日に閉園することとなり、それに伴って退職となり、 同年12月1日に月夜野クラフトビールへ入社しました。
齋藤さんは、長年に亘る醸造経験から品質には非常にこだわりを持つビール職人で、 常に新たな取り組みにも挑戦を続ける前向きな姿勢が魅力的な醸造家です。 その姿勢は、月夜野クラフトビールへも変化をもたらしていると同業者からも評価を得ています。

ブルワーさんのご厚意で醸造所をご案内戴きましたので、ご紹介します。


仕込み設備
月夜野クラフトビールでは、1バッチ(1回のロット)で、1,000リットルを生産しています。


左側から、 貯湯タンク(ホットリカー)、 糖化槽(マッシュタン)兼、煮沸槽(ケトル)、
ろ過槽(ロイター)、 ワールプール


1,000リットルの発酵&貯酒タンクが3基と、2,000リットルの発酵&貯酒タンクが6基
※ 2,000リットルのタンクは、ダブルバッチ用





冷蔵庫


冷蔵庫内には出荷を待つケグが積まれています


ボトリング工程


ボトル洗浄機


左側がボトル充填機、 右側がボトル打栓機


出荷用のケグ
最近は、宅配業者の荷物の規格から重量制限などで取り扱ってくれなくなったことから、
ケグでの出荷が年々減少しており、使われなくなったケグが積まれているとのこと
▼よく見ると「月夜野ブルワリー」とあるのですが、この名称はケグのみで使われているようです


ブルワーの齋藤 季之さん


ビアクルーズ管理人の一言:
2003年3月、 群馬県月夜野町(現在は、みなかみ町)にある「月夜野びーどろパーク」内のビア&レストラン「ドブリーデン」を訪れて、 月夜野クラフトビールを飲みました。
2018年8月に、15年振りに月夜野びーどろパークを訪れました。 月夜野クラフトビールのボトルデザインが変わっていることや、ペットボトル製品を販売していることを知りました。



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