沼垂ビール


ブルーパブ名:  沼垂ビール醸造所 沼垂ビアバブ
電話番号: 025-383-8720
住所: 新潟県新潟市中央区沼垂東1-6-1
定休日: 月〜水曜休
営業時間: 木金土: 11:30〜23:00
日曜日: 11:30〜17:30
ビールの種類: ヴァイツェン (ヴァイツェン)
ペールエール (ペールエール)
IPA (インディア ペールエール)
日本海の夕日スタウト (アイリッシュスタウト)
荒波IPA (インディア ペールエール)
信州の恵みライ麦ビア (ライエール)
コシヒカリヴァイツェン (ヴァイツェン)
天の川ペールエール (ペールエール)
月待ちスコッティシュエール (スコッティシュエール)
水辺のビターエール (ビターエール)
天空の高根 蕎麦の実エール (オリジナルエール)
文旦ウィートエール (アメリカン ウィートエール)
弥彦の清涼IPA (インディア ペールエール)
小夏の想い出アメリカンウィートエール (アメリカン ウィートエール)
日本海の夕日インペリアルスタウト (インペリアルスタウト)
白根ピーチベルジャンエール (ベルジャンエール)
白根プラムビターエール (ビターエール)
白根ルレクチェビール (ベルジャンエール)
五泉アロニアエール (フルーツフルーツ)
飯豊の孤独IPA (インディア ペールエール)
阿賀の草風ペールエール (ブリティッシュ ペールエール)
薔薇の雨ブロンドエール (ブロンドエール)
エルダーフラワーゴールデンエール (ゴールデンエール)
蒲原の砂丘ライ麦ビール (ライエール)
佐渡番茶エール (オリジナルエール)
新潟オールドディズ (オールドエール)
遅咲きの花ポーター (ポーター)
村上・高根ソバの実エール (オリジナルエール)
醸造開始: 2016年6月19日
アクセス: JR信越本線、白新線、越後線、上越新幹線/新潟駅から徒歩15分
URL: http://nuttaribeer.co.jp/
Facebook: 発酵の町 沼垂ビール

製造元: 沼垂ビール株式会社
電話番号: 03-6766-2423 <東京サテライト>
住所: 新潟県新潟市中央区沼垂東1丁目6番1号

沼垂ビール(ぬったりびーる)は、新潟県新潟市中央区の沼垂地区へ2016年に誕生したビールです。 沼垂ビールが生まれた沼垂地区は、新潟市内でも海岸に近い中央部に位置し、 古くから日本酒や味噌、しょうゆなどの発酵醸造業者が立ち並ぶ「発酵の町、沼垂」と言われてきたところです。 その沼垂ビールは、沼垂ビール醸造所で醸造されており、併設のブルーパブ「沼垂ビアバブ」で提供していました。
沼垂ビール醸造所、ならびに沼垂ビアバブは、2020年7月12日を以って移転しました。


沼垂ビール醸造所


正面がブルワリーで、 右手が沼垂ビアバブ


沼垂ビアバブのエントランス


沼垂ビアバブの店内


店内には、沼垂地区の歴史を紹介するパネルが展示されています


デリバリーカウンター


カウンターには、3本のタップ


個性的なハンドルが目を惹きます

沼垂ビールは、原材料にドイツ産の麦芽とチェコ産のホップを使用し、 阿賀野川水系の美味しい水を仕込み水として使用して醸造する非熱処理で無ろ過の酵母が活きるビールです。

ペールエール

ヴァイツェン

IPA

沼垂ビアバブのオープン当初から沼垂ビール醸造所で自家醸造を開始するまでの間は、 東京の羽田ブルワリーへ醸造委託をしていました。 また、店内でビールを提供する際のグラスは、アメリカから直輸入したこだわりの逸品を使用しています。


沼垂ビアバブのフードメニューは、 ソーセージ盛り合わせや燻製セット、枝豆、野菜スティック、勝太郎スティック、 ライ麦パンなどオリジナリティに溢れたメニューが揃っています。


勝太郎スティック
・・・ ビール酵母で作り上げたスティックパン、4種類の味が楽しめます


ライ麦パン
・・・ ライ麦と水を合わせて「種」を起こして手間暇かけて培養した「サワー種」を使って焼き上げたパンです
オリーブオイルと合わせていただきます


ソーセージ盛り合わせ
3種類のソーセージと、ほくほくのポテトサラダの盛り合わせ


燻製セット
燻製に仕上げたチーズとベーコン、クラッカーのセットです

沼垂ビール株式会社の代表取締役で醸造長の高野 善松(たかのぜんまつ)さんは、地元 沼垂地区の出身で、 これまで東京で中小企業診断士を本業としてきた醸造家です。 とても気さくな感じながら、何についても真面目に取り組むタイプで、実行力のある方です。 故郷の町の活性化を図りたいと地元へ戻ってきてからは、クラフトビールに着目し、2015年2月に沼垂ビール株式会社を設立。 以前は米穀店の倉庫だった建物を改装して、同年12月26日に沼垂ビール醸造所を開設します。 また、2016年1月7日には、その隣に建つ店舗を「沼垂ビアバブ」としてオープンしました。

ブルワリーの開業に際しては、以前から仕事の関係で縁のあった東京の羽田ブルワリーでビール造りの研修を受けました。 また、ブルワリー内の設備は、手づくりのものも多く、 様々な工夫によって通常の半分程度の費用で完成させることができました。 2016年3月1日には酒類等製造免許(発泡酒)を取得。そして初仕込みに臨みビールが完成すると、 同年6月19日に開催された「沼垂なじらねフェスタ」の席にてお披露目となりました。

元々ご自身の育った沼垂地区の活性化のためにビール醸造を開始したということもあって、 開業当初より沼垂地区周辺の飲食店のみに樽生の販売をしており、東京をはじめとする他地域への販売は行ないませんでした。 あくまで、沼垂地区を訪れる観光客に楽しんでもらうことを、第一に考えてビールを提供しています。

高野さんのご厚意で、沼垂ビール醸造所の中を見せてもらいましたので、ご紹介します。


仕込みタンク


手づくり感が伝わってくる醸造設備です


発酵室に置かれた発酵タンク


プレハブ冷蔵庫


冷蔵庫の中には、開栓を待つケグが並んでいます


ケータリング用の携帯型サーバー
これまた、手づくり感満載です


高野 善松さん

最後に、高野さんから伺った沼垂地区の歴史について、少し触れておきましょう。 沼垂ビールの発売に際して配布されたパンフレットの図柄をご覧下さい。



この女性は、「小唄勝太郎」(こうたかつたろう)と言う歌手で、『島の娘』のヒットで世に知られ、 その後、『東京音頭』の大ヒットによって、日本全国の盆踊り会場を『東京音頭』で埋め尽くしたと言われています。 その小唄勝太郎の出身地がこの沼垂地区(当時は、新潟県中蒲原郡沼垂町)だったそうです。 言わば、沼垂が生んだ唄姫と言ったところでしょうか。 そして、その背景に描かれた絵図は、昭和12年に新潟港周辺を描いたもので、右下あたりに沼垂地区があります。

当時、沼垂地区には鉄道の駅があったそうです。 後に信越本線となる当時の北越鉄道の終着駅として「沼垂駅」が、1897年(明治30年)11月20日に開業しました。 これは現在の新潟市内としては、初となる鉄道駅で、このことが元で、 鉄道誘致が叶わなかった信濃川対岸の旧新潟市民との間で抗争にまで発展したと言います。 その後、1904年に大きく南西へ迂回する形で旧・新潟駅まで延伸することで抗争は終結し、 1907年には北越鉄道が国有化されることになりました。 その後、新潟港の一部が沼垂地区にも広がり、1942年に沼垂駅から新潟港駅までの貨物支線が開業。 しかし、1958年(昭和33年)4月29日に新潟駅が現在の場所へ移転し、信越本線の経路の変更に伴い、 旅客駅としての沼垂駅は廃止され、貨物駅となりました。1986年には新潟港駅までの貨物支線も廃止され、 時代の流れと共に貨物取扱業務も新たにできた新潟貨物ターミナル駅へ移管されていき、遂には、 2010年(平成22年)3月25日を以って、113年間の歴史を閉じて、沼垂駅は廃止されました。

また、沼垂ビール醸造所の前を走る栗ノ木バイパス(国道7号線)は、 以前は「栗ノ木川」という川が流れていたそうです。 当時、栗ノ木川は、沼垂地区の水上交通の要を担っていました。 そこへ、鳥屋野潟の排水を強化するため、 1892年に笹口(現在の笹越橋交差点付近)から分流して通船川へつながる「新栗ノ木川」が開通しました。 さらに1964年の新潟地震による津波の影響で栗ノ木川下流では深刻な浸水被害が出たことから埋め立てが検討され、 1975年に現在の万国橋交差点から笹越橋交差点までの区間において、栗ノ木川を全面的に埋め立てて、 往復6車線の栗ノ木バイパスが開通するに至ったそうです。 こうした、沼垂地区の歴史を今に伝えつつ、これからの沼垂地区の将来を背負って、 沼垂ビールが発展していく姿を応援していきたいと思います。


ビアクルーズ管理人の一言:
2016年7月、新潟県新潟市中央区にある「沼垂ビール醸造所」に併設のブルーパブ「沼垂ビアバブ」を訪れて、 沼垂ビールを飲みました。



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