あらたえエール


ブルーパブ名: シナジーダイニング郷里
電話番号: 088-653-6789
住所: 徳島県徳島市栄町1-10
定休日: 不定休
営業時間: 18:00~24:00
ビールの種類: あらたえエール (ペールエール)
醸造開始: 2018年1月22日
アクセス: JR高徳線、徳島線、牟岐線、鳴門線/徳島駅から徒歩12分
JR牟岐線/阿波富田駅から徒歩10分
URL: http://satori-n.com/
Online Shop: https://gin-sato.jp/SHOP/251290/list.html

製造元: ノヴィルフロンティア株式会社  問屋町醸造所
電話番号: 088-623-0001
住所: 徳島県徳島市問屋町74番地
URL: http://www.novil.co.jp/



あらたえエールは、 徳島県徳島市にあるノヴィルフロンティアの問屋町醸造所(といやまちじょうぞうしょ)で醸造されるビールで、 徳島市内の直営店「シナジーダイニング郷里」(さとり)と、 鳴門市内の直営店「直送海鮮なるみ丸」の2店舗で味わうことができます。
2014年夏頃より徳島にもクラフトビールの醸造所が次々と立ち上がってきており、 問屋町醸造所は徳島県内で通算4社6ヶ所目のブルワリーとなります。
あらたえエールを醸造するノヴィルフロンティアは、 遊技場(パチンコホール)を中心に外食、自動車関連、旅客運輸、ゴルフ関連、ゲームセンター、温浴施設、 不動産開発、卸売・物流、金融事業など幅広い事業を展開するノヴィルグループの傘下企業で、 主にパチンコ事業、フードサービス事業、メガソーラー事業などを手掛ける地元企業です。
徳島市内で「あらたえエール」が飲める「シナジーダイニング郷里」は、 通常の居酒屋と比較するとやや高級感を持たせており、 食事や宴会から接待まで幅広くあらゆるシーンで利用できる和食ダイニングです。 店内は、全体的に灯りを落とし間接照明を多用することで上質な雰囲気を演出していて、 様々な趣向を凝らしたこだわりの個室が揃っています。


シナジーダイニング郷里(さとり)がある建物





シナジーダイニング郷里の入口、 エントランスのある2階へ


シナジーダイニング郷里のエントランス


エントランスホール脇のショーケースには、日本酒やワインが並びます


奥行き感のあるお洒落なテーブル席フロアです


応接室のようなソファーが配されたテーブル席


ユニークな円形の掘りごたつ席になった個室


8人部屋の個室


テーブルの中央が囲炉裏になっている掘りごたつ席の高級感あふれる個室


問屋町醸造所が送り出す第1弾は、ペールエールスタイルの「あらたえエール」です。
「あらたえ」[麁服]とは、平安時代より伝わる徳島県産の麻布で作られた衣のことで、 天皇が即位される時に行われる祭事の1つ「大嘗祭」(だいじょうさい)に際して、 神服(かむみそ)として調進するとされています。 その「あらたえ」は、徳島の忌部神社(いんべじんじゃ)で作られるそうです。 2019年5月には天皇即位を控えていることからも、 「あらたえ」というあまり聴き慣れない名称が世に知れ渡るかもしれませんね。
あらたえエールは、原材料にアメリカ産の麦芽とアメリカ産のホップ、そして徳島特産のすだちを使用して、 地元 徳島の水を仕込み水として使用して醸造する非熱処理で無ろ過の酵母が生きるビールです。

あらたえエール


シナジーダイニング郷里では、 新鮮な魚介類を使った旬な味わいをオリジナリティあふれる創作料理として提供しているほか、 阿波牛を使ったステーキ・ローストビーフ・にぎり寿司などバラエティーに富んだ肉料理などを味わうことができます。 宴会や接待にも便利なコース料理も用意されています。


お通し


しらすおろしポンズ


長芋の博多明太子和え


農園バーニャカウダ




エイヒレ一夜干し


刺身盛り合わせ 五種盛り  < ブリ、サーモン、帆立、マグロ、カツオ >


阿波牛ロックステーキ


■■■ 直送海鮮なるみ丸
徳島県鳴門市、 四国本土と大毛島の間に挟まる小鳴門海峡(こなるとかいきょう)の水面の一部を利用してつくられた鳴門競艇場、 通称「ボートレース鳴門」のすぐ隣へ 2017年11月17日にオープンした複合温浴施設「鳴門天然温泉 あらたえの湯」。 施設内には、「鳴門天然温泉 あらたえの湯」の他、新鮮な海鮮料理を提供する和食レストラン「直送海鮮なるみ丸」、 地元の土産品を販売するお土産ショップ「海山恵家(みやげや)なるみ丸」などを擁しています。


鳴門天然温泉 あらたえの湯、 直送海鮮なるみ丸などがある複合温浴施設
※出典: https://www.naruto-mon.jp/corp/aratae/


和食レストラン「直送海鮮なるみ丸」、 お土産ショップ「海山恵家なるみ丸」の入口


直送海鮮なるみ丸


直送海鮮なるみ丸の店内


ゆったりしたお座敷席


間仕切りのブラインドを下げれば、個室のような利用も可能


店の入り口付近には、壁に向かったカウンター席のようなテーブル席もあります


会計のカウンター


会計カウンターの横には、お酒のショーケース

直送海鮮なるみ丸の料理メニューは、新鮮な魚介類を使った御膳料理や丼もの、お造り、 その他逸品料理などが揃っています。宴会用のコース料理も4つのコースから選べます。


お造り盛り合わせ定食


ミル貝 お造り

直送海鮮なるみ丸  (TEL: 088-676-2671/無休/11:00~22:00/
所在地: 徳島県鳴門市撫養町大桑島字北ノ浜8番2/
アクセス: JR線/鳴門駅から徒歩約25分、タクシーで7分
       神戸淡路鳴門自動車道/「高速鳴門」バス停から徒歩7分/
URL: http://www.novil.co.jp/kaisen-narumimaru/ )



ノヴィルフロンティア株式会社の母体であるノヴィルグループ(本体は、ノヴィル株式会社)は、 エンターテイメントを核に、地域に根ざした様々なサービス提供、物販を手掛ける企業体です。 ノヴィルの創業は、1933年(昭和8年)にまで遡り、当初は洋服縫製業者として開業しました。
その業容は遊技場事業(パチンコ店運営)を中心に外食、自動車関連、旅客運輸、ゴルフ関連、ゲームセンター、 温浴施設、不動産開発、卸売・物流、金融事業など幅広い事業を展開しています。
詳細は以下の通り。
遊技場事業は、パチンコホール「MILLION」(ミリオン)が中核。
外食(フードサービス、飲食店)では、レストラン、ダイニング居酒屋、カフェ、うどん・そば処など。
自動車関連事業では、カーディーラー運営として、ドイツのBMW、 イタリアのフィアット、アバルト、アルファロメオ、フランスのプジョー、シトロエン、 スウェーデンのボルボなど徳島県内唯一の正規ディーラーを運営し、新車販売・修理・中古車販売を担当。 また、中古車買取・販売「カーセブン」のFC(フランチャイズ)事業。
旅客運輸事業では、タクシー事業、パーキング運営。
ゴルフ関連事業では、ゴルフクラブ(J-Classic Golf Club)、ゴルフ練習場、フィットネスジム、ゴルフショップなどの経営。
温浴施設事業は、「あらたえの湯」を田宮、小松島、鳴門など3店舗。
不動産開発事業では、不動産管理・貸与、不動産売買、賃貸業など。
卸売・物流事業では、酒類の卸売、酒販店、日本酒メーカーなど。
金融事業事業は、クレジットカード処理代理業。
その他、娯楽機械(電動式遊技機)の製造・販売・修理や、 メガソーラー事業として大規模太陽光発電所の運営なども手掛けています。

「ノヴィル」[Novil]という社名は、「Novel(新しい)」と「Villa(大きな家)」を組み合わせた造語で、 「今までにない、新しい組織になって行きたい」という想いが込められています。 ノヴィルという発音にも「伸びる(=成長する)」という意味も込められています。

問屋町醸造所を運営するノヴィルフロンティアは、ノヴィルグループの傘下で、 パチンコ事業、アミューズメント運営を中心に、フードサービス事業(飲食店運営)、 メガソーラー事業などを手掛けている企業です。
ノヴィルフロンティアがビール造りを始めたきっかけは、 ノヴィルの代表取締役社長 久岡 征司氏の発案で、自社が展開する飲食店で提供する目的で始まりました。

問屋町醸造所は、 JR徳島駅から少し離れたクルマで約15分程度のところにある繊維団地と呼ばれる繊維会社の倉庫が並ぶ場所にあります。
ノヴィルグループ傘下で酒類の卸売や酒販店を営むノヴィルホールセール株式会社の建物を醸造所として改装し、 bet(ビーイーティー)が販売するドイツ製の醸造設備を導入しました。 そうして、2017年6月14日には酒類等製造免許(発泡酒)を取得しました。
ノヴィルグループ傘下には、司菊酒造(つかさぎくしゅぞう)という日本酒メーカーもあります。 司菊酒造は、1896年(明治29年)創業の酒蔵で、日本酒「司菊」、「貴吹川」(あなぶきがわ)、「きらい」の蔵元です。
[0883-63-6061/徳島県美馬市美馬町字妙見93/http://www.tsukasagiku.com/
醸造経験豊富な司菊酒造が、発泡酒免許の手続きを担当したことや、 ノヴィルグループが10店舗以上もの飲食店を運営し販路が充実していることもあり、 発泡酒の酒造免許はすんなりと難なく取得することができました。

問屋町醸造所で唯一醸造を担当するのが、ブルワーの八木 義文(やぎよしふみ)さんです。 八木さんは、徳島県徳島市の出身で、前職は酒米「吟のさと」(ぎんのさと)を作る米農家をしていました。 問屋町醸造所でビール造りを始めるにあたり、 広島県東広島市にある「酒類総合研究所」でビール造りの研修を受けて来ました。

こうして様々な準備が整い、初仕込みに漕ぎ着け、 2018年1月22日に「シナジーダイニング郷里」にて、第1弾となる「あらたえエール」の販売を開始しました。


ノヴィル株式会社でフードサービスご担当のマネージャー 湯浅 考司(ゆあさたかし)さんにご案内戴き、 醸造所を拝見させて戴きましたのでご紹介します。


問屋町醸造所


問屋町醸造所の醸造設備
bet Co.ltd製


右側のタンクが煮沸釜(ケトル)、 中央のタンクがろ過槽(ロイター)㊤兼、ワールプール㊦
左側のタンクが冷水タンク


300リットルの発酵兼、貯酒タンクが5基


プレハブ冷蔵庫、 中には熟成中のケグが保管されています


左側がビンの充填機、 右が打栓機


ケグの洗浄機


ブルワーの八木 義文さん


湯浅さんに今後のビールの展開について伺うと、 「料理とのペアリングを重視して行きたい」とのことで、路線としては3つに分かれ、 プレミアムリッチ(ボディーがしっかりしたビール)、ファインドライ(湯上りにぴったりなスッキリしたビール)、 アロマスイート(フルーツ系のビール)と言った製品群を検討しているとのこと。
今後が増々楽しみなビールメーカーとなって行くことでしょう。


ビアクルーズ管理人の一言:
2017年2月、徳島県徳島市にあるノヴィルフロンティアの問屋町醸造所を訪れました。 そして、徳島県鳴門市にある「直送海鮮なるみ丸」と、徳島県徳島市にある「シナジーダイニング郷里」で、 問屋町醸造所で造られてビールを飲みました。
ノヴィルの湯浅様には、大変お忙しい中、醸造所や直営店をご案内戴き感謝しております。



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