AKARI BREWING


ブルーパブ名: [パブなし]
ビールの種類: ジンジャー ブラウンエール
アメリカン ペールエール
醸造開始: 2018年5月1日

製造元: 株式会社AKARI BREWING
電話番号: 0857-35-0532
住所: 鳥取県鳥取市鹿野町今市78番地
定休日: 土日休
営業時間: 9:00~17:00
アクセス: JR山陰本線/浜村駅からタクシーで約15分
Facebook: AKARI Brewing
Online Shop: https://akaribrewing.thebase.in/

AKARI BREWING(アカリ ブルーイング)は、 鳥取県鳥取市の鹿野地区へ2018年に誕生したマイクロブルワリーです。
AKARI BREWINGがある鳥取の鹿野地区は、鳥取県のほぼ中央部に位置し、 南側に望む鷲峰山(じゅうぼうざん)の麓、日本海からは数キロ内陸部へ入ったところにある町です。 古くは戦国時代、鹿野城の城下町として発展。明治時代初期からは鹿野村(しかのそん)と呼ばれ、 その後、気高郡鹿野町に改名され、2004年11月1日の市町村合併で鳥取市へ編入されました。
そうした鹿野のまちおこしを目指して、AKARI BREWINGは日々ビール造りに励んでいます。

AKARI BREWINGでは、原材料にイギリス産の麦芽とアメリカ産のホップを使用し、 鷲峰山(じゅうぼうざん)の伏流水を仕込み水として使用して醸造しています。
ジンジャー ブラウンエールは、ローストモルトをベースに、 地元 鳥取市気高町産の生姜を使ったブラウンエールです。

ジンジャー ブラウンエール

アメリカン ペールエール


AKARI BREWINGは、 鳥取県鳥取市鹿野町で活動する地元の町おこし団体が中心になって立ち上げたマイクロブルワリーです。 その団体は、「あかり本願衆」(あかりほんがんしゅう)と言って、 30歳代を中心とする鹿野町の住民らが、町の活性化を志して集まった衆団で、 鹿野を盛り上げるイベントの企画・実行や、鹿野の伝統を守り伝えていく活動などを行っています。

その中でAKARI BREWING創業に向けて中心的役割を果たしてきたのが、 現在、AKARI BREWINGの代表を務める鹿児嶋 敦(かごしまあつし)さんです。 鹿児嶋さんは、鳥取市内の化粧品会社に勤務する傍ら、この「あかり本願衆」の活動に参加して来ました。
地元の素材を生かしたビールを造りたいと考えていた鹿児嶋さんらは、 2013年頃よりビール事業の立ち上げを目指して活動を開始しました。 そうして、2017年2月には、島根県江津市にある石見麦酒の協力によって、 委託醸造によるオリジナルビール「ジンジャー ブラウンエール」の販売を開始しました。

その後、2017年7月12日に株式会社AKARI BREWINGを設立。 ここ10年ほどは空き家となっていた以前は食堂だった鹿野町内の店舗を借りて、 自分たちの手で改装した醸造所を設けました。
同年9月下旬には、160リットルの仕込み設備や、石見麦酒と同じ方式の発酵設備をAKARI BREWINGへ導入。 2018年3月13日には、酒類等製造免許(発泡酒)を取得。 その後、同年4月20日に初仕込みを行ない、 ついに同年5月1日、AKARI BREWINGの自家醸造ビールの第1弾「ginger brown ale」 (ジンジャー ブラウンエール)を世に送り出すことができました。

そのAKARI BREWINGで醸造所長を務める清部 直樹(せいべなおき)さんは、岐阜県岐阜市の出身で、 以前は愛知県名古屋市内でアパレル関係の会社に勤務していました。 その勤務先で、2014年3月に新たな店舗を鳥取へ開業する計画が持ち上がり、 そのプロジェクトを担当することになった清部さんは同年2月に鳥取へ転勤しました。 しかしその後、その店舗は2017年3月を以って閉店することになり、 清部さんはそれを機にその会社を退職しました。

その頃、第6次産業に興味を持っていた清部さんは、仕事の傍ら農業の勉強を始めていました。
※第6次産業とは、第1次産業(農業や水産業)の生産者が、 食品加工や流通販売まで事業展開している経営形態のこと。 第1次産業から第3次産業までを足して、6次と呼ばれる。
そんな中、清部さんは鹿野町で活動している「あかり本願衆」の活動を知ります。 そして、2017年1月にそのあかり本願衆の面々と知り合うと、翌2月には鹿児嶋さんを紹介され、 鹿児嶋さんのビール造りへの熱意を知り、自らも賛同することにしました。
ビール造りには全く縁の無かった清部さんは、 それからビール造りを学ぶため、2017年7月~8月に掛けて石見麦酒へ研修を受けに行きました。 (その後、2018年2月にも1週間ほど石見麦酒へ)
そうして、ジンジャー ブラウンエールの出荷に漕ぎ着けました。

今後について清部さんにお尋ねすると、 「鳥取大学と、酵母づくりを進めているところ。 桜や梨から取り出した酵母を使ったクラフトビール生産を目指す。 いろいろなブルワリーをまわって、知識を深めて行きたい。 いろいろなビールを試して造ってみたい。」と語っていました。


清部 直樹さん

2018年5月1日からは、瓶入りの販売も開始しました。


ビアクルーズ管理人の一言:
2018年5月、AKARI BREWINGのビールは、 愛知県蒲郡市にある「ラグーナテンボス」で開催された「森、道、市場 2018」の会場内の 「山陰ブルワーズ」のブースで購入して、会場内で飲みました。



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