柏ブルワリー


ブルーパブ名: 柏ブルワリー本店
電話番号: 04-7175-3811
住所: 千葉県柏市酒井根5-2-44
定休日: 火曜休
営業時間: 18:00~23:00
ビールの種類: 柏エール (ヴァイツェン)
上昇カブ
柏ジンジャー
チーバくんエール
カシワニ君
醸造開始: 2018年12月1日
アクセス: 東武鉄道 野田線(東武アーバンパークライン)/増尾駅から徒歩約30分
増尾駅からタクシーで約5分
URL: https://kashiwa-brewery.com/
Facebook: かしわ亭 柏ブルワリー店

製造元: 柏ブルワリー本店
電話番号: 04-7192-6686
住所: 千葉県柏市酒井根5丁目2番44号

柏ブルワリーは、千葉県柏市へ2018年に誕生したマイクロブルワリーです。
柏ブルワリーは、もともと柏市内で飲食店を営む「かしわ亭」が、 飲食業に加え新規事業としてビール事業に進出して出来たブルワリーです。 柏ブルワリーでは、柏市内の農家が栽培する農産物を副原料としてビール造りに活かしながら、 地産地消に貢献し柏市内の農家と共存共栄を図って行くことを目指しています。

柏ブルワリーでは、原材料にイギリス産の麦芽とドイツ産のホップを使用し、 利根川の流れをくむ地元 柏の水を使用して醸造する非熱処理で無濾過の酵母が生きるビールです。
柏ブルワリーの定番商品は、地元 柏産のコシヒカリを使用したヴァイツェンスタイルの柏エールです。
上昇カブは、柏産の蕪を使用したオリジナルビールです。
柏ジンジャーは、柏産の生姜を使用したオリジナルビールです。


柏エール


ボトル入りの柏エール、 左からレギュラー、 上昇カブ使用、 柏ジンジャー使用

柏ブルワリーの代表で醸造責任者の梅﨑 勝(うめざきまさる)さんは、東京都葛飾区の生まれで、 その後はずっと柏市で育ち、柏に根を張った醸造家です。

梅﨑さんがビール造りを始めた経緯は、かしわ亭の創業当時にさかのぼります。
梅﨑さんは、以前小売業に勤務していましたが、勤務先を退職して1999年に居酒屋「かしわ亭」を開業しました。 その当時、流行りのいわゆる「脱サラ」でした。 かしわ亭の開業当初、オリジナル商品を扱って行きたいと考えた梅﨑さんは、 最初は既成の焼酎のラベルを貼り換えて店に出していました。 しかし、次第に自家製の酒類を提供したくなり、ビールの自家醸造を検討したのですが、 費用面で当時は敷居が高かく踏み出せませんでした。

その後、かしわ亭は5店舗(内、柏市内は3店舗)を構えるまでに成長し、 仕出し弁当やケータリングにも乗り出しましたが、2016年になると運営会社が倒産してしまい、 代表を務めていた梅﨑さんは個人事業主に転向することになりました。 店舗運営も増尾駅近くのかしわ亭 増尾台店の一店舗に絞りました。
梅﨑さんは、そこから何をしていくかについていろいろと考えてみましたが、 今後飲食業のみでやっていくのはやはり厳しいと思いました。 そんな時、昔、ビールを造りたかった時期があったことを思い出して、 他にやりたいことが思いつかず、ビール造りを始めることを決意します。

梅﨑さんはビール造りを始めるため、 最初に栃木県宇都宮市にある栃木マイクロブルワリーの横須賀さんのところを訪れました。2017年9月頃のことでした。 そこでいろいろ相談に乗ってもらい、既に後戻りは出来ないという思いからビール造りへの意気込みを新たにしました。 そしてまた、アドバンスブルーイングの相澤さんからもアドバイスを受けたり、 東京・十条にある十条すいけんブルワリーへ見学にも行きました。 そして、ビール造りを学ぶため、東京・銀座にある居酒屋八蛮へ2018年1月~3月までの間、通うことにしました。

梅﨑さんの父親が他界して、それまで父親が切り盛りして来たかしわ亭 光が丘店を、 居酒屋店舗としては運営出来なくなったことから、ブルワリーとして使用することにしました。 醸造設備は、すべて梅﨑さんの手作りで、タンクにドリルで穴を開けたりしながら、自宅で自ら製作しました。
2018年9月12日には、酒類等製造免許(発泡酒)を取得。 そして、遂に同年12月1日に、柏エールの販売開始に漕ぎつけることができました。
続いて、12月中旬からは、ボトル入りの販売も開始しました。

梅﨑さんに柏ブルワリーの今後についてお尋ねすると、 「現在の設備の生産能力は、最大でボトルにして月間約1万本(約3KL)にもなるため、 これをフルに活かせるようにして行きたい。 柏で地産地消をしていくにあたっては、柏市内には麦を栽培する農家がいないため、 農家がつくる様々な農産物を副原料として活用して行くことを考えている。 こうして地元産の原材料を使ったビール造りを通して柏市を盛り上げて行きたい。 柏発を、もっとPRして行きたい。」と語ってくれました。

梅﨑さんのご厚意で、醸造設備を見せてもらいましたので、ご紹介します。


柏ブルワリーのある旧 「かしわ亭 光が丘店」


醸造設備


仕込み設備
1バッチ(1ロットの生産量)は、400リットルです。


冷蔵庫
庫内では、ケグ詰めされたビールが、ケグ内発酵中です


左側がボトルの充填機、 右側が打栓機


代表の梅﨑 勝さん


 
■■■  かしわ亭 増尾台店
かしわ亭 増尾台店の料理メニューは、 刺身やカルパッチョなどの魚料理、各種串焼き、各種揚げ物、各種サラダなどの一品料理から、 焼きおにぎり、お茶漬け、玉子雑炊などの軽食や、 カキフライ定食、ヒレカツ定食、天ぷら定食、生姜焼き定食、すき焼き定食、ラーメン、 ヒレカツカレーなどのお食事メニューまで、豊富なメニューが揃っており、 出来立ての柏エールと合わせて堪能できます。
かしわ亭 増尾台店は、2020年10月を以って閉店しました。


かしわ亭 増尾台店





かしわ亭 増尾台店のエントランス


かしわ亭 増尾台店の店内


デーブル席





ビールサーバーのタップは6本


刺身盛り合わせ 5点盛り


お好み焼き


揚げ出し豆腐


きゅうり漬

かしわ亭 増尾台店  (TEL: 04-7175-3811/水曜休/
11:30~14:30、18:00~22:00/
所在地: 千葉県柏市増尾台1-10-5/
アクセス: 東武鉄道 野田線(東武アーバンパークライン)/増尾駅から徒歩5分/
URL: http://kasiwa-tei.com/ )


柏ブルワリーのこれまでのあゆみは、以下の通りです。
1999年居酒屋「かしわ亭」を創業
2018年9月12日酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2018年12月1日柏エールを販売開始
2020年10月かしわ亭 増尾台店を閉店
2020年11月かしわ亭 増尾駅前店をオープン
2021年5月かしわ亭 増尾駅前店を閉店
2021年6月25日酒類等製造免許(果実酒)を取得


ビアクルーズ管理人の一言:
2019年4月、千葉県柏市にある「柏ブルワリー」を訪れて、その後、 東武の増尾駅近くにある居酒屋「かしわ亭 増尾台店」を訪れて、自家醸造の「柏エール」を飲みました。



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