Yggdrasil Brewing


ブルーパブ名: Yggdrasil Brewing
電話番号: 0463-73-8282
住所: 神奈川県平塚市夕陽ケ丘44-7 Chateau Aube 1F
定休日: 月火休
営業時間: 平 日: 17:00~23:00
土日曜: 15:00~22:00
ビールの種類: FIRST SEED (ホワイトエール)
FENRIR IPA (セッション インディア ペールエール)
醸造開始: 2019年9月14日
アクセス: JR東海道本線/平塚駅南口から徒歩10分
URL: https://yggdrasil-brewing.myshopify.com/
Facebook: Yggdrasil Brewing
Online Shop: https://yggdrasil-brewing.myshopify.com/collections/all

製造元: Yggdrasil Brewing合同会社
電話番号: 0463-73-8282
住所: 神奈川県平塚市夕陽ケ丘44番7号 シャトウオーブ1階

Yggdrasil Brewing(イグドラジル ブルーイング)は、神奈川県平塚市へ2018年に誕生したブルーパブです。
Yggdrasil Brewingは、比較的静かな湘南の住宅街にあり、 オーナーが大のヘビーメタル好きなことから店内にはいつもヘビメタがBGMとして流れています。 ビール造りを通してヘビメタを盛り上げて行きたいというユニークな志でオープンしたブルーパブです。 店内は、明るい雰囲気でテーブル席とカウンター席があり、 店内奥にはブルワリーがあってガラス越しに醸造設備を眺められます。 ここでは、自家醸造ビールやゲストビールを合わせて常時8種類の生樽ビールが楽しめます。


Yggdrasil Brewingがある「Chateau Aube」


Yggdrasil Brewing


夜はこんな感じ


Yggdrasil Brewingの店内


テーブル席


背面の壁には、店内で販売しているオリジナルのTシャツが飾られています


背面の壁の上にはヘビメタラベルのボトルや缶が並んでいます


カウンター席
写真左上のディスプレイでも、ヘビメタの画像が流れています





カウンターには8本のタップ





Yggdrasil Brewingでは、原材料にドイツ産、イギリス産、カナダ産の麦芽とフランス産のホップを使用し、 地元 平塚の水を仕込み水として使用して醸造しています。 ここのビールの特徴は、フランス産のホップにこだわっているところです。
FIRST SEEDは、"Strisselspalt"ホップとドイツの小麦を使ったウィートエールです。
FENRIR IPAは、アルザス地方の"Mistral"ホップをふんだんに使った軽くてフルーティーなIPAです。
また、シードルの醸造も手掛けています。

FIRST SEED

FENRIR IPA


Yggdrasil Brewingのフードメニューは、軽いおつまみメニューが中心で、 ミックスナッツ、プレッツェル、ドライソーセージ、カマンベール、生ハム、フレンチフライなどから選べます。


カマンベール



Yggdrasil Brewingの『Yggdrasil』(ユグドラシル)とは、古ノルド語で木の名を表していて、 北欧神話に登場する「世界樹」という架空の木のことです。 そのYggdrasil Brewingを創業したメンバーは、2名のフランス人です。

その1人がYggdrasil Brewingのオーナー兼ブルワーのDavido Gardamoto(ダビド・ガーダモト)さんです。 ダビドさんは、フランスのブルターニュ地方の出身で、ヘビーメタルとビールが大好きという経営者です。 子供の頃から聴いていたという筋金入りのヘビメタ好きで、 若い頃にはヘビメタバンドを組んでいたり、スタッフをしていたこともあり、 2010年頃からは職業としてヘビメタバンドのプロモーターをしており、それは今も続けているそうです。

そしてもう1人が、ブルワーのXavier Lorieux(ザビエル・ロリュ)さんです。 ザビエルさんもフランス出身で、ヘビメタ好きというところがダビドさんと共通点のようです。 現在、ビールの醸造は主にザビエルさんが担当しています。

ダビドさんがビール造りを始めようと思った経緯は、 こよなく愛するヘビメタをビールの力でバックアップして行きたいと考えたことからでした。 ダビドさん自身がヘビメタバンドのプロモーターを開始して最初の5年間程は本業として専念していましたが、 なかなか収入には繋がりませんでした。 また、時代は移り変わり音楽にもネット配信の波が訪れて、 CDの時代が終わりを告げはじめると状況はさらに厳しくなってきました。そんな時に、 「CD(昔はレコード)はたまに買うものだけど、ビールは毎日買って来るものだから、 ビールだったら仕事になるのでは!?」と思ったダビドさんは、 ビールをどんどん造ってどんどん売って、その収益をヘビメタバンドの支援に充てたり、 ヘビメタのフェスのスポンサーになろうと考えました。 そしてまた、ヘビメタとのコラボレーション・ビールも造ってみたいと思っていました。

それからダビドさんは、ドイツのハンブルグにあるブルワリーでビール造りを学び、 来日してからは様々なブルワリーを借りてビール造りをするファントム・ブルワリーを続けてきました。 その中でも最も多く通ったブルワリーは、神奈川県逗子市のヨロッコビールで、多くの時間をそこで過ごしました。
そうして、いよいよ自らのブルワリーを開業するために動き始めます。 湘南の雰囲気が気に入っていたことや、 馴染みのあるブルワリーが逗子や茅ヶ崎にあったことなどから湘南あたりで物件を探すことにしました。 そして、相模川から小田原の狭間にはブルワリーが一軒もないことや、 平塚駅の南口がブルターニュの感じに似ていたことなどから平塚を選びました。 以前はヘビメタバンドのプロモーターの仕事で世界各国を移動していたというダビドさんは、 「平塚はとても住みやすい街」と定住を決めた理由を語っていました。
そうして以前ピザ屋として使われていた店舗を契約して、2018年5月から改装工事を開始しました。 同年7月中旬には醸造設備を搬入。醸造設備は、カナダのメーカーのプラントで中国製でした。 店内の内装工事はほとんど自分たちの手づくりで行い、同年10月19日に「Yggdrasil Brewing」をオープンしました。 そして、2019年7月9日に酒類等製造免許(発泡酒)を取得。 こうして同年9月14日に、自家醸造ビールの販売開始に漕ぎ付けました。

現在は、Yggdrasil Brewingとして湘南ベルマーレのスポンサーにもなっているとのこと。
Yggdrasil Brewingでは、1バッチ(1ロットの生産量)が300リットルで、週1回の頻度で仕込んでおり、 年間40キロリットルの生産を目指しています。

ダビドさんのご厚意で醸造設備を見せてもらいましたのでご紹介します。


醸造設備


手前の2基のタンクが仕込み設備、 左手奥のタンクがホットリカー


仕込み設備
左側が煮沸釜(ケトル)兼ワールプール、 右側が糖化釜(マッシュタン)兼ロイター


発酵&貯酒タンク
タンクは前後2列に並んでおり、 左側が600リットルのタンクが4基、 右奥に300リットルのタンクが2基


4基の600リットルの発酵&貯酒タンク


写真左のタンクがホットリカー(貯湯)、 写真右のタンクが冷水タンク


ケグの充填機


ダビド・ガーダモトさん


ビアクルーズ管理人の一言:
2019年9月、神奈川県平塚市にある「Yggdrasil Brewing」を訪れて、自家醸造のビールを飲みました。



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