千葉稲毛ビール


ブルーパブ名: いなびや
電話番号: 043-301-2336
住所: 千葉県千葉市稲毛区稲毛東3丁目6-13 大金園1F
定休日: 不定休
営業時間: 平 日: 16:00~22:30
土日曜: 15:00~22:30
ビールの種類: The 1st Ale (イングリッシュ マイルドエール)
宮野木ジャンクション (アメリカン ペールエール)
せんげん通り (イーストエール)
ING (ペールエール)
稲毛 (イングリッシュ ブラウンエール)
サティ (イングリッシュ マイルドエール)
くろクァーサー (黒ビール)
ビーバーズ (アメリカン ペールエール)
こじま丸 (ウィートエール)
醸造開始: 2023年6月19日
アクセス: JR総武中央線/稲毛駅、京成電鉄 千葉線/京成稲毛駅から徒歩5分
instagram: いなびや Chiba Inage Beer

製造元: 千葉稲毛ビール合同会社
電話番号: 043-301-2336
住所: 千葉県千葉市稲毛区稲毛東3丁目6番13号 大金園1-A号室

千葉稲毛(ちばいなげ)ビールは、千葉県千葉市稲毛区へ2023年に誕生したマイクロブルワリーです。 JR総武線の快速停車駅である稲毛駅西口から歩いて数分のところに、 千葉稲毛ビールの醸造所と併設のタップルーム「いなびや」があります。 飾らずに「ちょっと一杯」という感じで入れる明るいお店です。 特に外販を行っておらず、千葉稲毛ビールはここでしか飲めないということなので、 是非一度いなびやを訪れてみては、いかがでしょうか。


千葉稲毛ビールのある「大金園」


千葉稲毛ビール





千葉稲毛ビールの店内


入口脇の小上がり




千葉稲毛ビールでは、 原材料にドイツ産、イギリス産の麦芽とアメリカ産、イギリス産のホップを使用し、 敷地内にある井戸水を仕込み水として使用して醸造しています。

せんげん通り

稲毛

ビーバーズ

千葉稲毛ビールのフードメニューは、 ミックスナッツや枝豆などのファストメニュー、 カマンベールチーズ、牛すじ煮込み、粗挽きウィンナー、豚もつ煮、焼きイカなどのおつまみメニューから選ぶことができ、 出来立てのビールと合わせて味わえます。

千葉稲毛ビールを運営する千葉稲毛ビール合同会社の代表 岡村 拓寛(おかむらたくひろ)さんは、 神奈川県横浜市の出身で、 2018年からこれまで千葉県内で幾度か醸造所の立ち上げに携わってきた経験を持つ醸造家です。 岡村さんは、親が転勤族だったことから幼少期は様々な土地を転々とし、 国内だけでなくアメリカにも住んでいたことがありました。アメリカの大学を卒業後、千葉へ移住。 いくつかの職を経て、2015年に鋸南町へ移ります。 そこで、地域貢献に興味を持ち始めたことから、鋸南町雇用創造協議会の求人に応募したことがきっかけで、 2017年3月に「きょなん株式会社」に入社。

そこでは、鋸南麦酒(きょなんばくしゅ)の立ち上げに参画することになりました。 ビール造りの経験がなかった岡村さんは、同年8月末からの2週間ほど島根県にある石見麦酒へ醸造研修に行ってきました。 そして、「道の駅 きょなん」の敷地内にある鋸南町観光物産センターの一角を改修して醸造所とショップが設置され、 醸造設備も導入されました。 2018年3月23日には酒類等製造免許(発泡酒)を取得し、同年4月28日に鋸南麦酒の販売に漕ぎ着けました。

その後、鋸南麦酒にも後継者の目途がつき、2020年1月に退職します。 翌2月からは、有限会社ベアーズへ転職し、『TOKYOベイ麦酒』の立ち上げに携わることになりました。 ベアーズに移ることになった経緯は、鋸南麦酒を退職する挨拶周りの途中、 ベアーズを訪れた際に「うちへ来ないか」と誘われたことがきっかけで入社を決めました。 ベアーズは、2018年にリキュールの醸造免許を取得しており、 次は発泡酒の醸造も手掛けて行きたいと考えていたところでした。 そして、岡村さんはベアーズにおいても醸造所の準備を粛々と進めていき、 2021年1月2日に酒類等製造免許(発泡酒)を取得。 2022年1月11日には、ベアーズ『TOKYOベイ麦酒』の販売を開始するに至りました。

こうして、2ヶ所のブルワリーの立ち上げに携わってきた岡村さんは、以前より独立を模索していました。 そして、自身の醸造所を立ち上げたいという思いが固まると、2022年3月31日に有限会社ベアーズを退職。 翌4月には実家のある千葉市稲毛区に戻り、アルバイトをしながら醸造所立ち上げの準備を始めました。 同年8月30日に、千葉稲毛ビール合同会社を設立。同年7月に見つけておいた物件を同年11月に契約し、 改修工事に着手します。醸造室は業者へ依頼しましたが、タップルームとなる店舗については、 父親の手助けを借り自分たちでDIYにて仕上げて行きました。

醸造設備は、アメリカのSs Brewtech社の仕込み設備と、石見麦酒と同じ石見式の発酵タンクを導入。 2023年4月25日に、酒類等製造免許(発泡酒)を取得。 同年5月10日には初仕込みに臨み、1stバッチである「The 1st Ale」が完成すると、 同年6月19日に初お披露目に漕ぎ着けました。 そして、2023年7月4日には、醸造所併設のタップルーム「いなびや」をオープンしました。

岡村さんに今後の千葉稲毛ビールについてお尋ねすると、 「外販の予定はない。店舗のみの販売での経営を成立させていきたい。 ここのビールは、『当店でしか飲めない』という特別感を大切にしていく。 それと、様々なビールをつくりたい。これまでやってきて、(過去には様々な制約があった背景から) 余計な縛りに捕らわれずに造っていきたい。」と語っていました。

岡村さんのご厚意により、醸造設備を見せてもらいましたので、ご紹介します。


仕込み設備  米国Ss Brewtech社製【1バッチ(1ロットの生産量)が100リットル】
左側が糖化釜(マッシュタン)兼ロイター、右側の2基が煮沸釜(ケトル)兼ワールプール


100リットルの発酵タンク ×6基のうちの5基 (1号機から5号機)
醸造設備は、島根県江津市の石見麦酒で考案されたビニール袋を活用した発酵タンクです


100リットルの発酵タンク ×6基のうちの3基 (3号機から5号機)


100リットルの発酵タンク ×6基のうちの3基 (4号機から6号機)
発酵工程後はケグへビールを移し、冷蔵庫内で熟成させています


プレハブ冷蔵庫


岡村 拓寛さん



千葉稲毛ビールのこれまでの経緯は、以下の通りです。
2022年8月30日千葉稲毛ビール合同会社を設立
2023年4月25日酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2023年5月10日初仕込み
2023年6月19日自家醸造ビールを販売開始
2023年7月4日「いなびや」をオープン


ビアクルーズ管理人の一言:
2023年8月、千葉県千葉市稲毛区にある「千葉稲毛ビール」を訪れて、3種類のビールを飲みました。
岡村さんには、お心遣いを戴き感謝しています。



 HOME >> 関東 >> 千葉稲毛ビール