みゃーブリュー


ブルーパブ名: みゃーブリュー
電話番号: 052-737-6987
住所: 愛知県名古屋市千種区神田町33-5 大西ビル1階
定休日: 月曜休
営業時間: 平 日: 18:00~23:00
土日祝: 12:00~23:00
ビールの種類:
でらセゾン (セゾン)
どえりゃ~コリアンダー (ベルジャンホワイト)
にぎゃーIPA (インディア ペールエール)
すっぴゃーカボス4.5 (フルーツエール)
ココ☆クロ (ココナッツ スタウト)
イマイケIPA (インディア ペールエール)
GOse WOMEN (ゴーゼ)
天龍峡graf (グラフ)
Time for a Trip (インディア ペールエール)
ジャンピー (ブロンドエール)
6周年セゾン (セゾン)
Birth~ Thank you for being born ~ (ウエストコースト インディア ペールエール)
醸造開始: 2023年11月25日
アクセス: 名古屋市営地下鉄 東山線、桜通線/今池駅から徒歩9分
Facebook: みゃーブリュー
instagram: みゃーブリュー

製造元: みゃーブリュー株式会社
電話番号: 052-737-6987
住所: 愛知県名古屋市千種区神田町33番5号 大西ビル1F西

みゃーブリューは、愛知県名古屋市千種区へ2023年に誕生したマイクロブルワリーです。 生まれも育ちも名古屋という生粋の名古屋女子が立ち上げたブルワリーで、 名古屋弁の「みゃー」と、醸造を意味する「ブリュー」をつなげてネーミングしました。 最寄り駅は地下鉄の今池駅で、北向きに数分歩いた大通り(名古屋環状線)に面して建っているビルの1階です。 店内は、カウンター席とテーブル席からなり、店の奥には醸造所があります。


みゃーブリューのある「大西ビル」


みゃーブリュー


みゃーブリューの店内


テーブル席





カウンター席


カウンターの奥には、11本のタップ

みゃーブリューでは、 原材料にドイツ産、イギリス産の麦芽とアメリカ産、ニュージーランド産、オーストラリア産のホップを使用し、 地元 名古屋の水を仕込み水として使用して醸造しています。

天龍峡graf

Time for a Trip


みゃーブリューのフードメニューは、ミックスナッツ、赤海老のえびせん、枝豆などのファストメニューから、 ポテトフライ、オニオンリング、水餃子、チェダーチーズがけトルティーヤチップス、カマンベールチーズ、 ソーセージ3種盛り、マルゲリータピザなどの一品料理まで、ビールとの相性の良いメニューを揃えています。 また、味噌串カツ、手羽先の唐揚げ、どて煮、どて煮丼などの名古屋めしメニューも提供されており、 遠方からお越し方には必見メニューになると思います。


チェダーチーズがけトルティーヤチップス サルサソース添え

■■■ BeerBarマーブル
BeerBarマーブルは、みゃーブリューの姉妹店であり、原点とも言えるビアバーで、 愛知県名古屋市天白区へ2018年4月10日にオープンしました。 最寄り駅は地下鉄の塩釜口駅で、大通り(高針東海線)に面して建つビルの1階にあります。


BeerBarマーブル  (TEL: 052-559-7408/火曜休/
平日:18:30~25:00、土日祝:15:00~25:00/
所在地: 愛知県名古屋市天白区植田南2-923 シティヴィラ植田101号/
アクセス: 名古屋市営地下鉄 鶴舞線/塩釜口駅3番出口から徒歩8分/
instagram: Beer Bar マーブル )


みゃーブリューの醸造責任者を務める松本 沙千(まつもとさち)さんは、愛知県名古屋市の出身で、 以前訪れた海外での体験から、「いつか自分でビールがつくれたらいいな」という夢を抱くようになり、 その思いをみごとに成就させてブルワリーを立ち上げてしまったという醸造家です。 松本さんは、名古屋市内で生まれ育ち、学校を卒業後は看護師になりました。 その後、海外での生活を経て、飲み友達とビアバーを開業したところから現在に至ります。

松本さんがビール造りを始めようと思ったのは、海外で見つけたビールキットとの出逢いがきっかけでした。 松本さんはワーキングホリデー制度を利用して、2016年からカナダ、オーストラリア、ニュージーランドを周ってきました。 そうした中、オーストラリアを訪れた際に、スーパーマーケットでホームブリューイングのキットを発見。 「え、ビールって家でつくれるの?!」と驚くと共に興味を持ちました。それからはビールの作り方をひたすら調べたり、 自宅でホームブリューイングしている人に会いに行ったりしました。 そして、オーストラリアやニュージーランドの醸造所を探して、訪ねて歩くうちにクラフトビールに夢中になっていき、 しだいに「私もクラフトビールを造ってみたい」という夢を抱いくようになりました。

松本さんには以前から呑み友達がいました。 それが、現在「BeerBarマーブル」や「みゃーブリュー」の店長を務める藤原 真理子(ふじわらまりこ)さんです。 藤原さんも愛知県名古屋市の出身で、勤務先は違うものの松本さんと同じ看護師をしていました。 藤原さんは、仲間と飲みながらワイワイ楽しむのが好きで、「いつか飲食店をやってみたい」と思っていました。 2018年1月に松本さんが海外から帰国し、藤原さんにクラフトビールへの思いを伝えると、 「いつかさち(松本さん)がつくるピールを出せるお店を二人で共同経営しよう」ということになりました。

それから、松本さんはブルワリー立ち上げに向けて、国内の何軒かのブルワリーを見学させてもらったり、 研修させてもらいました。ところが、いざ発泡酒の醸造免許の申請のため税務署を訪れてみると、 それまで経営経験がなかったことから3年程度は経験しないと申請を認めるのが難しいという回答が返ってきました。 そこで、いずれ開業するであろうブルワリーの布石として、まずは二人で飲食店をはじめることにしました。 こうして、「いつか飲食店をやりたい」という想いを胸に看護師を続けながら準備を進めてきた藤原さんは、 ついに念願の飲食店開業のため、それまでの勤務先を2018年3月31日に退職。 同年4月10日に名古屋市天白区内で「BeerBarマーブル」をオープンしました。

BeerBarマーブルをスタートしてみると、予想以上にクラフトビールに対する客の反応がよく、 特にクラフトビールを初めて飲んだという客を見ていると、もっとクラフトビールを広めたい、 もっとクラフトビールを身近に感じて欲しいと思うようになりました。 そのためにもブルーパブを早く開きたいという気持ちが高まり、 松本さんは松戸ビール(千葉県松戸市)、両国麦酒研究所(東京都墨田区)、 BACCAブルーイング(長野県松本市)、OKD KOMINKA BREWING(愛知県知多市)、 RIOT BEER(東京都世田谷区)などのブルワリーを周り、仕込みの様子をみせてもらいながら醸造の勉強を進めていきました。

BeerBarマーブルを開業した当初は、店の裏手にブルワリーを構えて醸造を行なう予定でしたが、 思っていたよりも醸造設備が場所をとることが分かり、もっと広いスペースのとれる物件を探すことにしました。 そうして見つかったのが今池の物件でした。 家賃との兼ね合いから栄地区や名駅地区からは少し離れているものの、酒飲みの街として知られる今池には、 キャラの濃い飲み屋も多く、雑多で活気に溢れた場所だったので、その物件に決めました。 そして、ブルワリー設立の資金づくりのためにも自家醸造に先駆けて飲食店舗のみ先にオープンする運びとし、 2021年6月1日オープンを目指して準備を進めました。 ところが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、名古屋市内にも緊急事態宣言が出されていたことから、 やや遅れて2021年6月23日に「みゃーブリュー」をプレオープン、 同年6月26日にグランドオープンを迎えることができました。

そうした緊急事態宣言で身動きの取れない間も松本さんは、書籍で醸造の勉強を続けていました。 そうして、さらなる醸造技術の習得のため、 同年8月から1ヶ月間は岐阜県瑞浪市にあるCamado Breweryで研修を受けてきました。 また、年が明けた2022年1月からは、一旦みゃーブリューを離れ東京に移り、 和泉ブルワリー(東京都狛江市)で働くことにしました。 それから1年半近くが過ぎた2023年4月17日に名古屋へ帰郷。 同年4月18日には、以前より発注しておいた中国製の醸造設備を搬入。 そして、2023年8月4日には目出度く酒類等製造免許(発泡酒)を取得。 同年10月19日には初仕込みに臨み、4種類のビールが完成すると、 同年11月25日にお披露目会を開催し自家醸造ビールの販売を開始しました。

また、同年9月5日から10月31日までの間で、さらなる資金調達のためのクラウドファンディングを実施しました。 2022年3月あたりから歴史的な円安に見舞われ、 中国からの醸造設備輸入にも当初の想定を遥かに超える費用がかかることになってしまい、 いろいろ切り詰めてやりくりはしてきたものの、懐事情は厳しかったようです。
また、今後の目標として、資源循環型ブルワリーを目指しています。 具体時には、仕込みで発生する麦芽粕を廃棄せずに、動物の飼料や畑の肥料として再利用し、 そこから育まれた農産物をクラフトビールの副原料にするような試みを検討しています。

松本さんに今後の「みゃーブリュー」についてお尋ねすると、 「近々は、いろんなイベントに出店して、知名度を上げて行きたい。 ビール造りについては、サワービールに力を入れていきたい。 東京では馴染みがあるサワービールですが、名古屋ではまだまだあまり知られていないのが残念。 そんな名古屋にサワービールを根付かせて行きたいと思う。それと、一方で飲み易いビールを作っていくつもり。 老若男女問わず地域の方々に愛されるまちのクラフトビールやさんを目指したい。」と、語っていました。

松本さんのご厚意により醸造設備をみせてもらいましたのでご紹介します。


醸造設備  【1バッチ(1ロットの生産量)が500リットル】
中国のTIANTAI(テンタイ、正式社名:Shandong Tiantai Beer Equipment Co., Ltd.)のプラント


仕込み設備
左側が500リットルの糖化槽(マッシュタン)兼、ろ過槽(ロイター)
右側が500リットルの煮沸槽(ケトル)兼、ワールプール


貯湯タンク(ホットリカー)


500リットルの発酵タンク×4基のうちの3基


500リットルの発酵タンク×4基のうちの1基


熟成タンク(BBT)


プレハブ冷蔵庫


原材料の麦芽と、麦芽の粉砕機(ミル)


ケグの洗浄機


みゃーブリューのこれまでの経緯は、以下の通りです。
2018年4月10日BeerBarマーブル
2021年4月20日みゃーブリュー株式会社を設立
2021年6月23日「みゃーブリュー」をプレオープン
2021年6月26日「みゃーブリュー」をグランドオープン
2023年4月18日醸造設備を搬入
2023年8月4日酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2023年11月25日自家醸造ビールを販売開始


ビアクルーズ管理人の一言:
2024年3月、愛知県名古屋市千種区にある「みゃーブリュー」を訪問して、自家醸造ビールを飲みました。



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