丹波篠山（たんばささやま）ジグザグブルワリーは、兵庫県丹波篠山市へ2012年に誕生したマイクロブルワリーです。
丹波篠山ジグザグブルワリーのある丹波篠山市（たんばささやまし）の福住（ふくすみ）地区は、 兵庫県の中東部に位置し、市街地から東の方向へ10Kmほど入った自然豊かなところです。 江戸時代には京の都と篠山城下町を結ぶ旧街道の宿場町があったところで、 昔の面影を残す古民家風の建物がちらほらと点在する静かで落ち着いた町です。 そんな福住の国道372号線沿いに、丹波篠山ジグザグブルワリーはあります。 元々新聞販売所だった建物の一部を改装して醸造所とブルーパブをオープンし、営業しています。

丹波篠山ジグザグブルワリーでは、200リットルのタンクで醸造しており、 小ロット生産で小回りが効くため多品種生産による利点を活かして、 季節限定ビールやご当地ならではの副原料を使ったビール、オーダーメイドのビールなど細やかな対応をしています。 こうしてできるビールは、無ろ過で非熱処理の酵母が生きるビールです。 特に黒豆のビールは、副原料に地元産の丹波篠山産黒豆をリクラッシュして使用しており、 モルトのコクとスパイシーポップの苦味に黒豆の風味が絶妙にマッチしたビールに仕上がっています。

丹波篠山ジグザグブルワリーの代表　山取 直樹さんは、 地元 篠山市（現在は、丹波篠山市）福住の出身で、一時は関西の都心部で会社勤めをしていた時期もありましたが、 その後地元へＵターンし新聞販売所経営の傍らマイクロブルワリーを開業した醸造家です。 山取さんは、以前から酒類が好きで、 規制緩和のあった1994年以前からマイクロブルワリーに非常に興味を持っており、 米国のマイクロブルワリーを歩き周ったこともありました。

福住へ戻ってからは、生計を立てるため神戸新聞の篠山東新聞販売所を経営する傍らで、 マイクロブルワリー開業の計画を立てて、長い時間を掛けて準備を重ねてた末、 2012年に満を持してマイクロブルワリーの起業に漕ぎ着けました。
醸造技術の習得は、岡山県の吉備土手下麦酒醸造所の支援を受けており、 ｢吉備土手下麦酒醸造所のお仲間醸造所｣の第四号醸造所となりました。
最近は、地域の人々に広く飲んでもらうため、｢移動露店販売する地麦酒屋さん｣を目指して、 ビアフェスやイベント、移動店舗などでの販売にも力を入れています。

ビアクルーズ管理人の一言：
2012年11月、兵庫県篠山市（2019年5月1日より、丹波篠山市）にある｢丹波篠山ジグザグブルワリー｣を訪れて、 ｢イングリッシュ クラシック ペールエール｣を飲みました。