Kyoto Beer Lab


ブルーパブ名: ブリューパブ Kyoto Beer Lab
電話番号: 075-352-6666
住所: 京都府京都市下京区十禅師町201-3 1F
定休日: 不定休
営業時間: 平 日: 15:00~23:00
土日祝: 13:00~23:00
ビールの種類:
煎茶エール (アメリカン ペールエール)
ほうじ茶スタウト (スタウト)
KBLペールエール (アメリカン ペールエール)
わさび塩ゴーゼ (ゴーゼ)
ラズベリーサワー (ラズベリー サワーエール)
トロピケール (ニューイングランド インディア ペールエール)
ホップダーム (ウェストコースト インディア ペールエール)
キングストンの一泊 (ココナッツ スタウト)
イングリッシュビターエール (イングリッシュ ビターエール)
マンゴーIPA (フルーツ インディア ペールエール)
RyePA ライ麦IPA (ライ麦 インディア ペールエール)
かぶせ茶ホワイトエール (ホワイトエール)
琥珀淑女 (ホッピー アンバーエール)
バリバリスタウト (ココナッツ コーヒー スタウト)
ゴールデンボーイズ (ゴールデンエール)
ニューワールドビターエール (ビターエール)
煎茶ピルスナー (ピルスナー)
カリプソカオス (シングルホップ インディア ペールエール)
若恋[わっこい] (ラズベリー サワーエール)
スイカIPA (フルーツ インディア ペールエール)[限定販売]
パーティオンマーク (ライ麦 インディア ペールエール)
不意打ちサワー (ドライホップ サワーエール)
たぬきAPA (アメリカン ペールエール)
四つ手の悪魔 (アメリカン ペールエール)
毬男[まりお] (ベルジャン ダブル インディア ペールエール)
吟米セッションIPA (ライス インディア ペールエール)
野犬 (ダブル インディア ペールエール)
ハウリングゴースト [限定醸造]
ソフトキス (インペリアル ドライホップ プロンド)
マカダミアブラウンエール (ブラウンエール)
たわわ (ライ麦 ペールエール)
バリバリポーター (ココナッツ コーヒー ポーター)
年越しIPA (ウェストコースト インディア ペールエール)
レイジーウィークエンドIPA (オーツクリーム インディア ペールエール)
放課後IPA (ホップバースト インディア ペールエール)
お祝いエール (スパイス ポーターエール)
K80 (ペールエール)
レイジーデイズ (オーツクリーム インディア ペールエール)
原点回帰IPA (オールドスコール インディア ペールエール)
タソガレコーヒーエール (コーヒーエール)
レイジーホリデイズ (オーツクリーム インディア ペールエール)
暴君 (レッド インディア ペールエール)
トロピケール (トロピカル ペールエール)
ブルーベリーチーズケーキサワーエール (ブルーベリー サワーエール)
ホップダーム (ウェストコースト インディア ペールエール)
レイジークレイジー (インディア ペールエール)
黒宝[こくほう] (オートミール スタウト)
醸造開始: 2018年4月27日
アクセス: 京阪電気鉄道 京阪本線/七条駅から徒歩4分
JR東海道本線、山陰本線、奈良線、東海道新幹線、近畿日本鉄道 京都線、京都市営地下鉄 烏丸線/京都駅からから徒歩12分
URL: http://kyotobeerlab.jp/
Facebook: Kyoto Beer Lab 京都ビアラボ
Online Shop: https://kyotobeerlab.stores.jp/

製造元: 京都茶ビール合同会社
電話番号: 075-352-6666
住所: 京都府京都市下京区木屋町通正面下る十禅師町201番地3

Kyoto Beer Lab(キョウト ビア ラボ)は、京都府京都市下京区へ2018年に誕生したブルーパブです。
京阪七条駅から近く、またJR京都駅からも徒歩圏内という好立地にして、 緑の木立が並ぶ高瀬川のほとりに佇むおしゃれなお店です。 京都の中心部にしては比較的静かな場所で、京都らしい風情のある町並みも観られます。
ブリューパブ Kyoto Beer Labでは、軽いおつまみと一緒に、 自家醸造ビールや国産のゲストビールを合わせて常時8種類のクラフトビールを提供しています。 また、オリジナルグラス、Tシャツ、パーカー、トートバッグなどのオリジナルグッズの販売も行っています。


Kyoto Beer Labのある建物


Kyoto Beer Labの前を流れる高瀬川


Kyoto Beer Lab





Kyoto Beer Labの店内


壁際や窓際のカウンター席


店の入口脇の壁一面が黒板になっており、その日のラインナップが書かれています





店内正面のカウンター席


カウンターからは、正面のガラス越しに醸造設備が眺められます


カウンターの奥には、8本のタップ

Kyoto Beer Labでは、 原材料にイギリス産、ドイツ産、アメリカ産の麦芽とアメリカ産、チェコ産、ドイツ産のホップを使用し、 地元 京都の水を仕込み水として使用して醸造しています。 ラインナップとして特徴的なのは、お茶を使ったビールや、 酸味の強いサワー系ビールにチカラを入れているところです。
特にお茶のビールについては、京都府和束町特産の茶葉を副原料に使用した「煎茶エール」、「ほうじ茶スタウト」、 「かぶせ茶ホワイトエール」などがあります。
※ Kyoto Beer Labは、元々和束町のお茶を活用する目的でビール造りを始めた経緯もあり、 言わば「和束町のお茶のアンテナショップ」と言ったところです。

煎茶エール

ホップダーム

ゴールデンボーイズ

若恋


Kyoto Beer Labのフードメニューは、 フライドポテト、チーズ盛り合わせ、ナッツ&スナック、野菜スティックなどのおつまみメニューや、 スモークチーズ、枝豆、ベーコン、ソーセージ、フライドポテト、 ガーリックトーストなどを組み合わせた盛り合わせメニュー、 牛すじの土手煮、大豆ミートの赤ワイン煮込みといった煮込み料理などが揃っており、 出来立ての自家製ビールと合わせて楽しめます。


チーズ盛り合わせ


ナッツ&スナック


ブリューパブ Kyoto Beer Labは、高瀬川(たかせがわ)沿いの3階建ての建物の1階に店舗があります。 店の前を流れる高瀬川は、1610年(慶長15年)に京都大仏殿の造営にあたり、 百本大石の運搬に用いるため京都中心部と伏見の間に造られた人工水路です。 水運に用いる「高瀬舟」にちなんで高瀬川という名が付きました。 その後、京都の水上交通路として重要な運河となり、1920年(大正9年)頃まで曳舟が往来する姿が見られました。 こうした水路の発達により高瀬川沿いには木材問屋があったことから、 木屋町(きやまち)という町の名が生まれたと言われています。

Kyoto Beer Labを運営する京都茶ビール合同会社の代表 村岸 秀和(むらぎしひでかず)さんは、滋賀県彦根市の出身で、 京都府和束町(わづかちょう)のお茶を活用したビール造りを通して、 和束町のお茶を盛り上げて行こうと活躍されている方です。
その活動は、2014年、和束のお茶入りビール「和束茶ビール」の開発からスタートしました。 宇治茶のなかでも非常に高品質な茶葉の産地として有名なのが相楽郡(そうらくぐん)和束町。 しかし、茶農家の高齢化が進み、和束町では担い手不足に悩まされていました。 そこで、茶農家を盛り立てて後継者育成に結びつけて行こうということで、 地元の茶農家や京都市内の芸術家などのボランティアメンバーが集まり村岸さんが代表を務める団体「茶縁本舗」が、 和束の茶葉を使ったビール造りを始めることにしました。 そうして完成したのが、委託醸造で副原料に和束の煎茶を使用したペールエール スタイルの「和束茶ビール」でした。


和束茶ビール
※出典: https://www.facebook.com/wazukateabeer/

2014年3月に京都市役所のそばの「ゼスト御池」で開催された「地ビールフェスタ2014」に出店し、 和束茶ビールをお披露目しました。
そして、2015年10月5日には、「京都茶ビール合同会社」を設立。 それ以降も委託醸造で「和束茶ビール」の製造・販売を続けていた村岸さんは、 委託醸造ではなく自らビール造りができないかと考えて、2016年に視察のためアメリカのポートランドを訪れました。 するとマイクロブルワリーの多さに驚き、地元の客で賑わうブルーパブの一体感に感動。 そして、ポートランドは京都と似ているところが多いと感じたことから、 京都にもクラフトビールが根付くのではないかと考えました。 そんな折、2016年9月にビール造りの経験のあるオーストラリア人と出逢います。

それが共同経営者でありブルワーの Tom Ainsworth(トム・エインズワース)さんでした。 トムさんは、オーストラリアのシドニーの出身で、日本語が達者な音楽好きの醸造家です。
トムさんは、オーストラリアに居た頃より醸造経験があり、シドニーで醸造免許も取得していました。 2014年に来日してからは、はじめの2年間、滋賀県で英語を教えていました。 仕事の傍らバンド活動もしていて、パンク、デスメタルなど4つのバンドを掛け持ちしているというパワフル振り。 そのバンド活動のお陰でブリューパブ Kyoto Beer Labの店長を務める横山 大樹(よこやまひろき)さんを通じて、 村岸さんと知り合うことになります。
その後、トムさんは一旦オーストラリアへ帰国して、彼の実家で4ヶ月間ほど茶ビール造りに取り組んでいました。 2017年4月初旬に日本へ戻って来ると、村岸さんと共にKyoto Beer Labの立ち上げに向けて準備を開始しました。

2017年8月に高瀬川沿いの物件(現在の店舗)を決めて、それから店舗の改修工事を開始、 内装や醸造機材など自分たちで出来るところは手づくりしました。 また、京都醸造のクリスさんやBe Easy Brewing(青森県弘前市)のギャレスさん、 長浜浪漫ビール(滋賀県長浜市)の大谷さん、石見麦酒(島根県江津市)の山口さんなどから、 店舗造りや醸造設備、原材料の仕入れ方など様々なことに関するアドバイスを受けることもできました。 トムさん曰く「これらのアドバイスがなければ、ここまで上手く、事が運ばなかった」と、 今も感謝している様子が伝わってきました。

2018年1月27日には醸造設備のタンク類を搬入し、同年3月23日に酒類等製造免許(発泡酒)を取得。 それから仕込みを開始しました。
同年3月30日には自家醸造ビールの発売に先駆けて、ブリューパブ Kyoto Beer Labのオープニングパーティを開催、 翌日の3月31日にブリューパブ Kyoto Beer Labをグランドオープンしました。 そして、同年4月27日には遂に、ファーストバッチお披露会にて「煎茶エール」、「ほうじ茶スタウト」、 「KBLペールエール」、「わさび塩ゴーゼ」の4種類の自家醸造ビールの販売を開始しました。

「Kyoto Beer Lab」(京都ビアラボ)という名の由来は、 村岸さんもトムさんも、新しいモノを造ったり、新らたなことに挑戦することが性に合っていることから、 従来からあるビールだけでなく実験的に新たなビール造りに挑戦したり、そこから新たな発見をしたり、 そんな研究活動のようなブルーパブにして行きたいという想いを込めて「Lab」という言葉を使って命名しました。

トムさんのご厚意で、醸造設備を見せてもらいましたので、ご紹介します。


醸造設備
1バッチ(1ロットの生産量)は、100~200リットル。


仕込み設備
左側が糖化釜(マッシュタン)兼ロイター、 右側が煮沸釜(ケトル)兼ワールプール
マッシュタンを取り囲む金属の枠組みは、タンクを容易に寝かすための仕組みです。
糖化が終わった後に麦芽の残り粕を掻き出す作業が、とても楽に!!


200リットルの発酵タンクが3基と、ダブルバッチ用の400リットルの発酵タンクが3基


背の低いタンクが200リットル(国産のタンク)、背の高いタンクが400リットル(中国製のタンク)です


プレハブ冷蔵庫


冷蔵庫内には、200リットルの貯酒タンクと、開栓を待つケグが保管されています


米国製のホームブリュー用ミルを購入して、外枠への組付けは手作りしたという麦芽の粉砕機


共同経営者でブルワーのトム・エインズワースさん



ビアクルーズ管理人の一言:
2019年5月、京都府京都市下京区にあるKyoto Beer Labを訪れて、自家醸造ビールを飲みました。



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