ONE's BREWERY


ブルーパブ名:  ONE's BREWERY Pub Kitahama
電話番号: 06-4708-5388
住所: 大阪府大阪市中央区北浜1-1-28 ビルマビル8F
定休日: 無休
営業時間: 11:30~23:00
ビールの種類: KLS-01 けるしゅ (ケルシュ)
KLB-01 ぶりゅっとけるしゅ (ブリュットケルシュ)
KLT-01 けると
WZN-01 ゔぁいつぇん (ヴァイツェン)
KLS-03 けるしゅ (ケルシュ)
KLS-04 けるしゅ (ケルシュ)
KLT-02 けると
KLB-02 ぶりゅっとけるしゅ (ブリュットケルシュ)
KLZ-01 れもんけるしゅ
KLS-05 けるしゅ (ケルシュ)
AKL-01 あめりかんけるしゅ (アメリカン ケルシュ)
SWZ-01 けるしゅゔぁるつ (ケルシュ ヴァイツェン)
醸造開始: 2019年2月15日
アクセス: 京阪線、大阪市営地下鉄 堺筋線/北浜駅26番出口から徒歩30秒、
Osaka Metro 御堂筋線/淀屋橋駅から徒歩8分、
Osaka Metro 谷町線/天満橋駅から徒歩9分
URL: http://onesbrewery.com/
Facebook: ONE's BREWERY

製造元: 株式会社ONE's本社  ONE's BREWERY
電話番号: 050-1169-0772
住所: 大阪府大阪市西区千代崎1丁目9番1号

製造元: 株式会社ONE's  ONE's BREWERY Pub Kitahama
電話番号: 06-4708-5388
住所: 大阪府大阪市中央区北浜1丁目1番28号 ビルマビル北浜8階

ONE's BREWERY(ワンズブルワリー)は、大阪府大阪市へ2019年に誕生したマイクロブルワリーです。
ONE's BREWERYでは、ビール造りの基本的な考え方としてドリンカビリティ(飲みやすさ)の高さを追求しています。 その答えが、『ケルシュ』なのです。 ケルシュとは、ドイツ/ケルン地方で発祥したエール系(上面発酵)ビールで、 淡色系のやや辛口でさっぱりとした飲み口が特長であり、 ピルスナーに慣れ切った多くの日本人にも、飲み易いスタイルのビールです。 ONE's BREWERY直営店のメニュー冒頭に書かれているほか、 Facebookにもハッシュタグで何度も登場する「#けるしゅください」のフレーズが印象的な、 とにかくビアリストがケルシュだらけの面白いブルワリーです。
そんなONE's BREWERYのケルシュが飲める直営ブルーパブが、 「ONE's BREWERY Pub Kitahama」(ワンズブルワリーパブきたはま)です。 しかし残念ながら、ONE's BREWERY Pub Kitahamaは店舗移転のため、2019年12月29日を以って閉店となりました。 新店舗オープンまでの間は、取り扱いのあるビアバーやビアパブなどで樽生ビールをお楽しみ下さい。


ONE's BREWERY Pub Kitahamaがある「ビルマビル北浜」
【左写真】土佐堀通からみた景観、 【右写真】中之島からみた景観


ONE's BREWERY Pub Kitahamaの店内





ブルワリールーム





ブルワリールーム内には、250リットルの発酵&貯酒タンクが4基


カウンター席


カウンターの奥には10本のタップ




ONE's BREWERYでは、原材料にドイツ産、アメリカ産の麦芽とアメリカ産、ドイツ産、チェコ産のホップを使用し、 地元 大阪の水を仕込み水として使用して醸造しています。
「#けるしゅください」というキャッチフレーズからもお分かりの通り、ONE's BREWERYでは、 ドイツのケルン地方発祥の「ケルシュ」というビアスタイルのビールにこだわりをもっており、 様々なバリエーションのケルシュを造っています。

KLB-02 ぶりゅっとけるしゅ

KLS-05 けるしゅ

AKL-01 あめりかんけるしゅ

SWZ-01 けるしゅゔぁるつ


ONE's BREWERY Pub Kitahamaのフードメニューは、 ランチメニュー、グランドメニュー、そしてディナーコースなどのメニューから構成されています。
ランチメニューには、ローストビーフ丼、パスタ、カレーなど7種類のメイン料理にスープが付きます。
グランドメニューはオールタイムで楽しめるメニューで、 本日の前菜盛り合わせ 5種、鮮魚のカルパッチョ、ピクルス、生ハム、ポテトサラダなどの前菜メニューから、 ローストビーフ、マッシュポテトのグラタン、鶏ももの唐揚げ、フィッシュ&チップス、各種サラダなど一品料理、 そしてステーキ、スペアリブ、シチューなどのメインディッシュなどが揃っています。
ディナーコースは、3種類のコースから選べます。


本日の前菜盛り合わせ 5種


鮮魚のカルパッチョ


ONE's BREWERYを運営する株式会社ONE's(ワンズ)は、 クラフトビール(税法上は発泡酒)の製造・販売および飲食店(ブルーパブ)の運営を手掛けている会社で、 その母体はバルブ製品の製造卸を本業とする株式会社一ノ瀬(いちのせ)と言います。 親会社である株式会社一ノ瀬は、1944年5月創業(1949年8月設立)の大阪市西区千代崎に本社を置く企業で、 特殊弁の設計・製作・販売ならびにバルブと流体制御機器販売を業容にしている会社です。

一ノ瀬では、中国の海順机械(HAISHUN MACHINERY)社製の醸造プラントの販売を始めるため、 醸造設備の販売やブルワリー開業支援を手掛けるクラフトビール事業部を設置。 沖縄県北谷町にある「チャタンビール」でお馴染みチャタン ハーバー ブルワリーへの発酵タンク導入を皮切りに、 醸造設備の販売を開始しました。
その醸造設備の活用事例として広く世間に知ってもらうための広告塔の役割を担う目的で株式会社ONE'sを設立し、 ブルワリーでのクラフトビール製造、およびそのクラフトビールを楽しめるブルーパブの営業をスタートしました。

ONE's BREWERYは、一ノ瀬の本社ビルの一角に、メインとなる本社のブルワリーを構えています。 また、大阪市中央区の北浜にある直営ブルーパブ「ONE's BREWERY Pub Kitahama」の店舗の一角にも、 発酵&熟成工程のみを行なえる店舗内のブルワリーがあります。 本社のブルワリーで仕込んだ若ビールを50リットルのケグに詰めて店舗内のブルワリーへ運び込み、 発酵~熟成を行なった後、店舗内にて販売します。

ONE's BREWERYのこれまでの経緯は、以下の通りです。
2018年6月3日に、自家醸造に先駆けて、直営ブルーパブ「One's BREWERY Pub Kitahama」をオープン。
当初は、当店オリジナルビールを提供するため、 大阪府大阪市港区にある「地底旅行」でお馴染みのニックタナカへ醸造委託をしていました。
2018年11月26日に、本社ブルワリーおよび北浜の店舗の2ヶ所で、酒類等製造免許(発泡酒)を取得。
2019年1月2日に、本社ブルワリーにて初仕込み。
2019年2月15日に、One's BREWERY Pub Kitahamaで、自家醸造ビールの販売を開始。
2019年9月からは、店舗内の販売に加え、ケグでの外販を開始。
2019年12月29日に、店舗移転のため、「One's BREWERY Pub Kitahama」を閉店。
One's BREWERY Pub Kitahamaは、北浜駅から近くて利便性が高く、 窓からの眺望も良いという非常に好立地な場所にありながら、 オフィス街のビルの8階という目立ち難さとエレベーターが1基しかないなど、客の入りが今一歩だったようで、 次はもう少し集客の見込める店舗への移転となるようです。

ONE's BREWERYのヘッドブルワーを務める鈴木 遼太(すずきりょうた)さんは、秋田県横手市の出身で、 以前から新潟県でビール造りに携わっていた方です。 鈴木さんは、宮城県の大学を卒業後、 2015年6月に新潟県阿賀野市にある「スワンレイクビール」でお馴染み株式会社天朝閣 瓢湖屋敷の杜ブルワリーへ入社。 それから2年半の間、スワンレイクビール醸造所で勤務しながらビール造りを一から学びました。 2018年1月に同社を退職、そして株式会社一ノ瀬へ入社、 クラフトビール事業部へ着任しブルワリーの立ち上げ準備に携わりました。

鈴木さんは、学生時代からベルギービールを気に入っていて、それから様々なクラフトビールを飲むにつれ、 だんだんクラフトビールに興味を持つようになって行きました。 そんな折、鈴木さんは、兄の誘いでヨーロッパへ家族旅行をすることになりました。 ベルギーやドイツを旅する中、ケルンの文化を知ることができ、 ケルン地方の代表的なビールである『ケルシュ』の虜になりました。 このことが、今のONE's BREWERYでのケルシュ造りにつながっています。

また、もうひとつ鈴木さんについて触れておくと、彼は大の水族館マニアです。 日本全国の水族館を周っていて、すでに水族館の全国制覇を達成したとか!? 年間パスポート(通年入場券)を販売している水族館の年パスは、ほとんど持っているとのこと。 そんな鈴木さんは、昨今人気のでてきたライトアップされた美しいクラゲの浮遊みたいな客寄せ展示にはあまり興味がなく、 どちらかと言うと学術的な説明のある真面目な展示が好きなのだとか。凝り性なんでしょうね!!

二人目のブルワー 岡山 嘉美(おかやまひろみ)さんは、島根県江津市(ごうづし)の出身で、 通称「なつ」さん(SNSのハンドルネーム)で通っている女性です。
もともとビールやワインなど醸造酒が好きだったということで、 クラフトビールを知ったのは、友人の飲食店でボトルビールを飲んだ時のこと。 それからは、茨木市で開催される「茨木麦音フェスト」や、 大阪城公園駅前広場で開催される「大阪城クラフトビアホリデイ」などのイベントにも参加して、 様々なビールメーカーの人たちとも知り合いになったとのこと。 こうして自らもビール造りを目指して、株式会社ONE'sへ入社しました。

そして、もう一人。醸造設備のセールスエンジニアでありブルワーも務めるという 志村 智弘(しむらともひろ)さんは、奈良県奈良市の出身で、 これまで長年クラフトビールの醸造に携わってきた方です。
志村さんは、以前広島県三次市にあった「三次ベッケンビール」で知られた三次麦酒(1997年12月開業)で醸造長を務めた後、 神奈川県厚木市の「サンクトガーレン」や広島県廿日市市の「宮島ビール」などでビール造りに携わって来ました。 そして、2018年に株式会社一ノ瀬へ入社。 現在は、醸造設備に詳しいことから、営業技術をメインに担当しています。

今後のONE's BREWERYのビール造りについて鈴木さんへお尋ねすると、 「今後とも、ケルシュというビールスタイルにこだわって、ケルシュを極めて行きたい」と答えてくれました。

ONE's BREWERYのご厚意で、本社ブルワリーの醸造設備を見せてもらいましたのでご紹介します。


ONE's BREWERYのある「株式会社一ノ瀬 本社ビル」





ONE's BREWERYの醸造設備
1バッチ(1ロットの生産量)は、500リットル


仕込み設備
左側が糖化槽(マッシュタン)兼ろ過槽(ロイター)、 右側が煮沸槽(ケトル)兼ワールプール


左奥から順番に、冷水タンク、500リットルの発酵タンクが2基、500リットルの貯酒タンク


反対側から撮影


2列に3台ずつ上段が500リットルの貯酒タンク(6基)、 下段が500リットルの発酵タンク(6基)


下段の発酵タンク(各500リットル)が左右で6基


上段の貯酒タンク(各500リットル)が左右で6基


プレハブ冷蔵庫
【右写真】冷蔵庫の中には出荷を待つケグが積まれています


ケグの洗浄機


瓶ピールの充填機


麦芽の粉砕機(ミル)


ヘッドブルワーの鈴木 遼太さん


ビアクルーズ管理人の一言:
2019年12月、大阪府大阪市西区にある株式会社一ノ瀬の本社ビル内にある「ONE's BREWERY」を訪問し醸造所を拝見、 その後大阪府大阪市中央区の北浜にある「ONE's BREWERY Pub Kitahama」へ移動して、 ONE's BREWERYの自家醸造ビールを飲みました。



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