大和醸造


ブルーパブ名: YAMATO Craft Beer Table
電話番号: 0742-24-0801
住所: 奈良県奈良市東向中町6
定休日: 月曜休 (祝日の場合は翌日)
営業時間: 日~木: 12:00~21:00
金土・祝前日: 12:00~22:00
ビールの種類: はじまりの音 ペールエール (ペールエール)
はじまりの音 セゾン (セゾン)
はじまりの音 スタウト (スタウト)
はじまりの音 IPA (インディア ペールエール)
レッドエール (レッドエール)[限定醸造]
ホッピーラガー (ラガー)[限定醸造]
x RED (アメリカン ペールエール)[限定醸造]
醸造開始: 2020年3月1日
アクセス: 近畿日本鉄道 奈良線/近鉄奈良駅東改札口2番出口から徒歩1分
URL: https://yamato-brewery.com/
Facebook: Yamato Craft Beer Table
Online Shop: https://www.shop.yamato-brewery.com/

製造元: 株式会社近鉄リテーリング
電話番号: 0742-24-0801
住所: 奈良県奈良市東向中町6番地 奈良県経済倶楽部会館1階
URL: https://kintetsu-retailing.co.jp/

大和醸造(やまとじょうぞう)は、奈良県奈良市へ2020年に誕生したマイクロブルワリーで、 奈良の玄関口である近鉄奈良駅から歩いてすぐのレストラン「YAMATO Craft Beer Table」(ヤマトクラフトビアテーブル)で製造・販売しています。
YAMATO Craft Beer Tableの店内は、奥が深い細長いフロアに、テーブル席とカウンター席が並び、 店内奥からはガラス越しに醸造設備を眺めることができます。 カウンターの上には、全国各地のクラフトビールのボトルが飾ってあり、ビアパブとしての雰囲気を高めています。 YAMATO Craft Beer Tableでは、 肉料理や本格窯焼きピザと、大和醸造のビールはじめ全国の厳選されたクラフトビールを楽しむことができます。


YAMATO Craft Beer Table


店舗横の通路からは、ガラス越しに醸造設備を眺められます


YAMATO Craft Beer Tableの店内





店内奥からもガラス越しに醸造設備を眺められます





カウンターの奥には、16本のタップ

大和醸造では、 原材料にアメリカ産、ドイツ産、イギリス産の麦芽とアメリカ産、イギリス産、ドイツ産のホップを使用し、 地元 奈良の水を仕込み水として使用して醸造しています。 大和醸造の定番は、「はじまりの音(ね)」シリーズのペールエール、セゾン、スタウト、IPAの4種類です。 ラベルカラーは、奈良らしい「倭色」(やまといろ)が使われており、 それぞれペールエールが「鶸色」(ひわいろ)、セゾンが「灰桜色」(はいざくらいろ)、スタウトが「白群」(びゃくぐん)、 IPAが「紅色」(べにいろ)です。

ペールエール

セゾン

スタウト

IPA

ペールエール

セゾン

スタウト

IPA


YAMATO Craft Beer Tableのフードメニューは、 牛すじのトマト煮こみ、生ハム、ガーリックシュリンプ、アボカドとサーモンのディップなどのアペタイザーから、 スペアリブ、ローストビーフ、国産黒毛和牛 ランプステーキなどの肉料理、各種ピザといったメニューから選ぶことができ、 美味しいクラフトビールとのペアリングを楽しむことができます。


茶美豚のスペアリブビール仕立て
※出典: YAMATO Craft Beer Tableのホームページより


国産黒毛和牛 ローストビーフ
※出典: YAMATO Craft Beer Tableのホームページより


ソーセージとハラペーニョ
※出典: YAMATO Craft Beer Tableのホームページより


生ハムと半熟卵さん
※出典: YAMATO Craft Beer Tableのホームページより

大和醸造を運営する株式会社近鉄リテーリングは、大阪府大阪市天王寺区に本社を置く近鉄グループの流通事業の中核企業で、 近鉄駅構内の店舗(駅ナカ)や沿線内外の様々な業態の物販・飲食事業を展開している会社です。 主な店舗としては、大手コンビニエンスストアチェーンや成城石井、モスバーガー、ドトールコーヒー、 ケンタッキーフライドチキンなどのフランチャイズ店舗の運営を行なっています。 その近鉄リテーリングが、新たに製造業への進出を目指した企画としてクラフトビール製造に参画し、 新たなお土産品の創出や、地域への貢献につなげて行きたいと考えてスタートした新規事業が大和醸造です。

大和醸造およびYAMATO Craft Beer Tableの事業の統括責任者であり自ら醸造にも携わるのが、 株式会社近鉄リテーリングのディレクター 藤原 慶史(ふじわらよしふみ)さんです。 藤原さんは、岡山県岡山市の出身で、大学卒業後、2005年4月に近鉄リテーリングへ入社。 社内の公募制度で自ら新規事業の仕事への参加希望を出したところ、2019年2月にビール事業への異動が決まりました。 そして、それまでスーツに革靴というビジネスマンスタイルだったのが、 一転作業着と長靴姿の力仕事に変わったのでした。 学生時代はラグビー選手だったという藤井さんにとって、持ち前の体力と精神力を職場で活かすこととなりました。

その後、ビール造りを学ぶため2019年4月から5月にかけて、大阪府大阪市西区にあるワンズブルワリーへ研修に行きました。 そして、同年10月1日に近鉄奈良駅近くに建つ奈良県経済倶楽部会館の1階へレストラン「YAMATO Craft Beer Table」をオープン。 2020年1月6日には、酒類等製造免許(ビール)を取得。 同年3月1日に、YAMATO Craft Beer Tableにて自家醸造の1stバッチである「はじまりの音 ペールエール」の販売を開始しました。

大和醸造には、藤原さんのほかにビールの醸造担当として、 伊木 孝司(いきこうじ)さん、津田 大輝(つだひろき)さんの2名の醸造家がいます。

藤原さんに大和醸造の今後についてお尋ねすると、 「地元に留まらず、自社のビールを全国展開して行きたい。ビール免許なので、まずは60KLを達成することが基本。 そして、さらに事業の拡大を図って行きたいと考えている。」と語っていました。

藤原さんのご厚意で、醸造設備を見せてもらいましたのでご紹介しましょう。


仕込み設備  【1バッチ(1ロットの生産量)は、500リットル】


左側が糖化槽(マッシュタン)兼ろ過槽(ロイター)、 右側が煮沸槽(ケトル)兼ワールプール


冷水タンク


奥の3基が500リットルの発酵タンク、 手前左側が500リットルの貯酒タンク×2基のうちの1基


手前の3基が500リットルの発酵タンク、
(分かり辛いですが)その奥が500リットルの貯酒タンク×2基のうちの1基


手前の2基が1,000リットルの発酵タンク、 奥の1基が1,000リットルの貯酒タンク
いずれもダブルバッチ用です


瓶の充填機


ケグ用冷蔵庫


ケグ用冷蔵庫内


瓶ビール用冷蔵庫


瓶ビール用冷蔵庫内には箱詰めされたボトル入りビールが積まれています


ケグの洗浄機


麦芽の粉砕機(ミル)


藤原 慶史さん


大和醸造のこれまでの経緯は、以下の通りです。
2002年3月1日株式会社近鉄リテーリングを設立
2019年10月1日レストラン「YAMATO Craft Beer Table」をオープン
2020年1月6日酒類等製造免許(ビール)を取得
2020年3月1日自家醸造ビールを販売開始
2021年3月1日酒類等製造免許(発泡酒)を取得


ビアクルーズ管理人の一言:
2020年9月、大和醸造のビールは、「道の駅 宇陀路大宇陀」の売店で購入して、自宅で飲みました。
2021年5月、奈良県奈良市にある「YAMATO Craft Beer Table」を訪れました。



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