周山街道ビール


ブルーパブ名:  羽田酒造 蔵元麦酒館 ビアハウス
電話番号: 075-852-0996
住所: 京都府京都市右京区京北周山町下台20
定休日: 火水曜休 (予約制営業)
営業時間: 11:30~19:30
ビールの種類: ケルシュ
アンバーエール
ヴァイツェン
醸造開始: 1997年11月
アクセス: JR東海道本線、山陰本線、奈良線、東海道新幹線、近畿日本鉄道 京都線、京都市営地下鉄 烏丸線/京都駅から周山駅行きJRバス高雄・京北線で終点「周山駅」バス停下車、徒歩5分
URL: http://www.hanedashuzo.co.jp/bear.htm

製造元: 羽田酒造有限会社
電話番号: 075-852-0080
住所: 京都府京都市右京区京北周山町下台20

周山街道ビール(しゅうざんかいどうびーる)は、 京都府京北町(現在は、京都市右京区)にて地ビール黎明期である1997年に誕生しました。 その周山街道ビールを醸造する羽田酒造(はねだしゅぞう)は、 1893年(明治26年)創業の老舗の造り酒屋で、京都北山の周山で育まれた清酒「初日の出」(はつひので)の蔵元です。
周山街道ビールの発売と合わせて羽田酒造の敷地内には、 直営のブルワリーレストラン「羽田酒造 蔵元麦酒館 ビアハウス」を開業しました。 羽田酒造 蔵元麦酒館 ビアハウスでは、地元食材を使用したおまかせコース料理を提供していて、 レストランの大きな窓から四季折々の美しい北山杉の山並みを眺めながら、 ゆったりと美味しいお料理と出来たてのビールを堪能することができました。 その後、羽田酒造 蔵元麦酒館 ビアハウスは、完全予約制の営業となり、 2015年に残念ながら閉店しました。


羽田酒造


羽田酒造 蔵元麦酒館


ビアハウスのエントランス


ビアハウスの店内





カウンター席には、今年の杉玉が飾られています


カウンターには、4本のタップ


周山街道ビールは、原材料や製法にこだわりをもっており、原材料にはドイツ産、イギリス産の麦芽を使用し、 清酒の仕込み水と同じ桂川上流の伏流水を仕込み水として使用して醸造しています。


ケルシュ、 アンバーエール

羽田酒造では、「京都散策麦酒」という銘柄でも販売していました。
また、羽田酒造は受託醸造も行っていました。OEM供給先としては、
トロッコビール 各駅停車」(嵯峨野観光鉄道/京都)、
「京の地ビール周山街道をゆく」(京都 伊勢丹/京都)、
「京の地ビール」(尾張屋/京都)、
「ベアーズビアー」(たん熊/京都)、
「鯖海道ビール」(若狭フィッシャーマンズワーフ/福井)、
「周山街道ビール×PublicHouse コラボビール」(PublicHouse/京都)などがありました。



羽田酒造は、京都府京都市右京区にて地ビール黎明期である1997年11月よりビールの製造を開始しました。
※1997年当時の所在地名は、京都府北桑田郡京北町大字周山小字下台20。
冒頭でも述べた通り、羽田酒造は元々日本酒の蔵元で、酒蔵が最も忙しくなるのが冬季。 一方、夏季は手が空くため夏にも酒造りをしようと考えて、ビール醸造を開始しました。
周山街道ビールは主に、京都市内の酒販店や飲食店で販売されていました。
しかし、羽田酒造は販売開始当初よりビールの醸造設備の導入にかかった費用の回収がなかなか上手く行かず、 13年間販売した後、ビールの製造を続けることが困難となり、2015年6月にビールの醸造を休止しました。 そして、同年7月10日に京都地裁へ民事再生法による民事再生手続きを申請し、 本来の日本酒メーカーとしての事業継続のため事業縮小を図ることとなり、 残念ながら、周山街道ビールの製造から撤退しました。

その頃に羽田酒造でビールの醸造を担当していた林 晋吾(はやししんご)さんは、 その後京都市内の一乗寺ブリュワリーへ移りました。 林さんは、2000年7月に日本酒の醸造を志して羽田酒造有限会社へ入社、 それから日本酒とビールの製造に携わっていました。

羽田酒造のご厚意により、工場を見学させてもらいましたので、ご紹介します。


【仕込室】  右から糖化槽(マッシュタン)、 ろ過槽(ロイター)、 煮沸槽(ケトル)、 ワールプール


【貯酒室】  貯酒タンク


瓶製品の充填機


ラベラー(ラベル貼付け機)



ビアクルーズ管理人の一言:
2003年3月、京都府京都市右京区にある羽田酒造の直営ブルーパブ「羽田酒造 蔵元麦酒館 ビアハウス」を訪れて、 自家醸造ビールで飲みました。
2014年11月、羽田酒造を訪れて、工場見学をしました。



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