ピリカワッカ |
ブルーパブ名: | [パブなし] | |
ビールの種類: | ヴァイツェン (ヴァイツェン) ピルスナー (ピルスナー) スタウト (スタウト) エール [販売終了] |
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営業開始: | 1998年8月1日 | |
製造元: | 株式会社北海道興農社 | |
電話番号: | 0145-26-2800 (本社代表) | |
住所: | 北海道千歳市東郊1丁目7番1号 ビア・ワークス・ちとせ1階 | |
アクセス: | JR千歳線/千歳駅から徒歩15分、タクシーで5分 | |
URL: | http://www.hokkaido-konosha.co.jp/ |
ピリカワッカは、地ビールの黎明期である1998年より北海道の千歳市内で製造・販売しているビールです。
ピリカワッカの故郷である千歳市(ちとせし)は、北海道の中部(道央地方)に位置し、
北海道の空の玄関口である新千歳空港のお膝元として知られています。
その千歳市内の千歳川沿いにピリカワッカの醸造所があります。
「ピリカワッカ」とは、アイヌ語で「きれいな水」という意味で、千歳川の澄んだ清流をイメージしています。
ピリカワッカは、環境省「名水百選」にも選ばれた千歳市内のナイベツ川の清冽な湧き水を仕込み水として使用し、
副原料を一切使わずに醸造しています。
また、必要以上のろ過も行わず温度管理が徹底された酵母の生きた新鮮なビールです。
ヴァイツェン |
ピルスナー |
ピリカワッカの産みの親である「株式会社ビア・ワークス・ちとせ」は、
第一次地ビールブームを迎えていた1998年8月に北海道千歳市内へブルワリー&レストラン「ビア・ワークス・ちとせ」を開業すると共に、
自家醸造のちとせ地ビール ピリカワッカの販売を開始しました。
サッポロビールに技術支援を受けて造り始めたピリカワッカは、
定番ビールとしてエール、ヴァイツェン、ピルスナー、スタウトの4種類を常設とし、
その他に季節限定醸造のビールも提供していました。
その後、新千歳空港ターミナルビル3Fへイタリアンメインの洋風居酒屋「ピアチーノ」をオープンし、
そこでも4種類のピリカワッカを提供していました。
2005年には、「ちとせ地ビール ピリカワッカ」から「北海道ビール ピリカワッカ」へ商品名を変更。
2006年2月には、新千歳空港内で物販を営む「株式会社耕人舎」(こうじんしゃ)が醸造所の経営を引き継ぐこととなり、
北海道ビール ピリカワッカの製造元が「株式会社ビア・ワークス・ちとせ」から「株式会社耕人舎」に変更となりました。
また、2006年10月には、「ビア・ワークス・ちとせ」や「ピアチーノ」などの店舗が閉店し、
ビア・ワークス・ちとせ店舗内では醸造所での耕人舎によるビール製造のみを継続していました。
その後しばらくは、新千歳空港内で飲食店、物販の運営や、農産物、畜産物、
水産物の加工などを手掛ける「株式会社美味往来」(びみおうらい)が運営するレストラン「Schoncs Wasser」(シェーン ヴァッサー)
で北海道ビール ピリカワッカの提供がされており、事実上のブルーパブの役割を担っていました。
レストラン「Schoncs Wasser」は、新千歳空港ターミナルビル3Fにあったドイツ料理のレストランです。
その後、美味往来により「ビア・ワークス・ちとせ」が再建され、2009年9月5日にリニューアルオープンしました。
しかし残念ながら、2020年3月31日を以って「ビア・ワークス・ちとせ」はまたも閉店しました。
そして、2020年4月1日には、
新千歳空港内での物販や、農場運営などを手掛ける「株式会社北海道興農社」(ほっかいどうこうのうしゃ)が、
「株式会社耕人舎」から設備を引き継ぐ形で醸造所の経営を担うこととなり、
北海道ビール ピリカワッカの製造・販売を継続しました。
しかし残念ながら、北海道興農社は2022年1月を以って醸造を中止し、再開の目途はたっていないそうです。
■■■ ビア・ワークス・ちとせ
「ビア・ワークス・ちとせ」は、1998年8月1日に開業したビアレストランです。
北海道の空の玄関口である新千歳空港から近く、札幌からの交通の便もよいので、
観光スポットにもなっていて、ビール好きなら是非一度は行ってみたくなる場所のひとつでした。
その後、一旦閉店しましたが、2009年9月5日に経営が変わってリニューアルオープン。
以下はリニューアル後の店舗です。※残念ながら、2020年3月31日に閉店し現在は営業しておりません。
ビア・ワークス・ちとせ (TEL: 0123-26-0071/無休/11:30~22:00/
所在地: 北海道千歳市東郊1-7-1/
アクセス: JR千歳線/千歳駅から徒歩15分、タクシーで5分 )
■■■ ピアチーノ
「ピアチーノ」は、イタリアンを中心にした洋風居酒屋として新千歳空港ターミナルビル3Fへオープンしました。
ピアチーノ (TEL: 0123-46-5392/無休/8:00~21:00/
所在地: 北海道千歳市美々 新千歳空港ターミナルビル3F/
アクセス: JR千歳線/新千歳空港駅から直結 )
ピリカワッカのこれまでの経緯は、以下の通りです。 | |
1998年8月1日 | 「ビア・ワークス・ちとせ」をオープン、「ちとせ地ビール ピリカワッカ」を販売開始 |
<時期不明> | 新千歳空港内へ「ピアチーノ」をオープン |
2005年 | 「ちとせ地ビール ピリカワッカ」から「北海道ビール ピリカワッカ」へ名称変更 |
2006年2月 | 製造元が「株式会社ビア・ワークス・ちとせ」から「株式会社耕人舎」へ変更 |
2006年10月 | 「ビア・ワークス・ちとせ」、「ピアチーノ」閉店 |
2009年9月5日 | 「ビア・ワークス・ちとせ」がリニューアルオープン |
2020年3月31日 | 「ビア・ワークス・ちとせ」閉店 |
2020年4月1日 | 製造元が「株式会社耕人舎」から「株式会社北海道興農社」へ変更 |
2022年1月 | 北海道興農社がピリカワッカの醸造を一旦中止 |
2022年6月17日 | 北海道興農社の本社にて、酒類等製造免許(ビール)を取得 |
ビアクルーズ管理人の一言:
2004年5月、ピリカワッカを初めて飲んだのは、
新千歳空港ターミナルビル3Fにあったビアレストラン「Schoncs Wasser」(シェーンヴァッサー)でした。
2014年11月、北海道千歳市内にある「ビア・ワークス・ちとせ」を訪れて、ピリカワッカを飲みました。