揮八郎ビール


ブルーパブ名: 廣岡揮八郎の三田屋 各店舗
ビールの種類: ピルスナータイプ (ピルスナー)
ブラックタイプ (黒ビール)
スモークタイプ (スモークビール)[期間限定]
フェストタイプ (ウィンナー)[醸造中止]
ハーフ&ハーフ (ピルスナータイプとブラックタイプ混合)
醸造開始: 1995年4月26日
URL: https://www.kobesandaya.co.jp/

製造元: 株式会社三田屋
電話番号: 078-903-1333
住所: 兵庫県西宮市山口町下山口2丁目5-12

揮八郎ビール(きはちろうびーる)は、 地ビール黎明期である1995年より兵庫県西宮市で醸造している古参のビールです。 その揮八郎ビールは、兵庫県だけでなく関西圏における第一号地ビールであり、 外食産業界においても第一号のスタート切った地ビールです。※全国では4番目の地ビール。
揮八郎ビールを製造する三田屋(さんだや)は、兵庫県下にステーキハウスを展開するレストランチェーンで、 現在は「廣岡揮八郎の三田屋」として西宮北インター店、金仙寺湖畔DC、神戸ハーバーランド店、篠山インター店、 宝塚店、飯塚店などに店舗展開しています。

揮八郎ビールは、すべて下面発酵で造られる麦芽100%、非熱処理で無ろ過の酵母が生きるビールです。

ピルスナー

ハーフ&ハーフ

ピルスナー


揮八郎ビールを製造する株式会社三田屋は、1981年創業の飲食業(兵庫県を中心にステーキハウスを展開するレストランチェーン)、 地ビールの醸造、ハム製品の製造・卸・小売などを手掛ける会社です。 飲食業のピーク時には、14店舗を展開。 そのうち、ステーキハウスの業態であった「三田屋 北野坂店」、「三田屋 三宮店」、 「三田屋 須磨浦店」は阪神淡路大震災の壊滅的被害を受けて1995年に閉店。 「三田屋 明石店」、「三田屋 明石大久保店」も後日閉店。 また、その後も「三田屋 三木店」、「三田屋 佐用店」、 そして地ビール・バイキングビアレストランの業態だった「地ビール・バイキングビアレストラン三田屋 山口店」なども閉店し、 現在は「廣岡揮八郎の三田屋」として、西宮北インター店、金仙寺湖畔DC、神戸ハーバーランド店、篠山インター店、 宝塚店、飯塚店(FC店)の6店舗が営業中です。
揮八郎ビールの醸造所は、 中国自動車道の西宮北ICからほど近い三田屋本社事務所の2階にあります。

株式会社三田屋の創業者 廣岡 揮八郎(ひろおかきはちろう)さんは、兵庫県三田市の出身で、 男子ばかりの五人兄弟の末っ子として生まれました。 廣岡さんは、若い頃より同郷の偉人 川本 幸民(かわもとこうみん)への憧れがあったと言います。 ビールの歴史に興味のある方はよくご存知のことと思いますが、 川本 幸民は日本で初めてビールを醸造したと言われている蘭学者です。

廣岡さんは、自分が造ったビールを自社レストランで提供して行きたいという強い思いから、1990年頃より着々と準備を重ね、 1994年の規制緩和があるとすぐにウィーン(オーストリア)のSALM(サルム)社製の醸造設備を輸入し、 翌年1995年4月26日に「揮八郎ビール」の販売を開始しました。

三田屋では、下面発酵にこだわったビール造りを進めています。 それは正に廣岡さんのこだわりであり、大手ビールメーカーが世界中で生産しているラガービールに対抗するならば、 違いの分かり易いエールビールで「違い」をアピールするのではなく、 同じラガービールにおいて「違い」を見出してこそ、地ビールの存在価値を証明できると考えていたからです。

その後、醸造設備をカナダのクライバラー社の手動式に切り替え、 サルム社の設備はステーキハウス三田屋 篠山インター店にディスプレイとして展示しました。


醸造所
出典: https://www.kobesandaya.co.jp/product/beer.php


揮八郎ビールを飲みに訪れた三田屋 山口店をご紹介します。

■■■  地ビール・バイキングビアレストラン三田屋 山口店
「地ビール・バイキングビアレストラン三田屋 山口店」は、 中国自動車道の西宮北ICに近い国道176号線沿いにあったバイキング形式のビアレストランです。
ここは西宮と言っても緑豊かなのどかなところで、三田屋の本社事務所や揮八郎ビールの工場にも近い場所です。 店舗の外観はカントリー風な建物で、飾らず気軽に入れる雰囲気のレストランです。 豊富なバイキングメニューと各種ステーキのセットはボリューム満点で、 よく冷えた美味しいビールとの相性も良く大満足です。 バイキングでは、オードブルから一品料理、サラダ、デザートまで豊富なメニューから好きな料理を楽しめ、 メニューの中には「廣岡揮八郎ハム」という三田屋オリジナルのハムも並んでいます。 注文はステーキとバイキングの組み合わせになっていて、 ステーキの種類によっていくつかのコースメニューが選べる仕組みになっています。
残念ながら、三田屋 山口店は2013年2月に閉店しました。





地ビール・バイキングビアレストラン三田屋 山口店


地ビール・バイキングビアレストラン三田屋 山口店の店内





夜豚ロースとバイキング

地ビール・バイキングビアレストラン三田屋 山口店  (TEL: 078-903-0830/水木曜休/
12:00~15:00、 17:00~21:00/
所在地: 兵庫県西宮市山口町名来2-1-25/
アクセス: 神戸電鉄 三田線/田尾寺駅からタクシーで約8分 )


揮八郎ビールのこれまでの経緯は、以下の通りです。
1981年6月26日ステーキハウス三田屋を創業
1982年8月19日株式会社三田屋を設立
1984年8月1日三田屋 西宮北インター店をオープン
1988年金仙寺湖畔 三田屋をオープン
1992年神戸ハーバーランド三田屋をオープン
1995年酒類等製造免許(ビール)を取得
1995年4月26日揮八郎ビールを販売開始
1997年3月1日大阪ドーム9F三田屋をオープン
同店製の揮八郎ビールを販売開始
1998年3月26日酒類等製造永久免許(ビール)を取得
2000年3月16日大阪ドーム9F三田屋での酒類等製造永久免許(ビール)を取得
2000年三田屋 篠山インター店をオープン
2001年三田屋 宝塚店をオープン
2019年10月5日廣岡揮八郎の三田屋 神戸阪急店をオープン


ビアクルーズ管理人の一言:
2008年8月、兵庫県西宮市にある「地ビールビアレストラン三田屋 山口店」を訪れて、揮八郎ビールを初めて飲みました。



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