白雪ビール


ブルーパブ名: 白雪ブルワリービレッジ長寿蔵
電話番号: 072-773-1323
住所: 兵庫県伊丹市中央3-4-15
定休日: 第2火曜休 (祝日の場合は、翌日)
営業時間: 11:30~22:30
ビールの種類: ブロンド (ブロンドエール)
ダーク (ダークエール)
ブロンシュ (小麦を使った発泡酒)
香雪[こゆき] (発泡酒)
スノーブロンシュ (ベルジャン ホワイトエール)
幕末のビール復刻版 幸民麦酒 (ブロンドエール)
穂和香[ほわか] (ライトエール)
ガーネットルージュ (オリジナルビール)[限定醸造]
シトラス [夏季限定]
ショコラプレミアム [冬季限定]
営業開始: 1995年6月16日
アクセス: JR福知山線/伊丹駅西口から徒歩5分
阪急電鉄 伊丹線/伊丹駅から徒歩5分
Facebook: 白雪ブルワリーレストラン長寿蔵

製造元: 小西酒造株式会社  白雪ブルワリービレッジ長寿蔵
電話番号: 072-773-1111
住所: 兵庫県伊丹市中央3-4-15
URL: http://www.konishi.co.jp/
Facebook: 小西酒造株式会社
Online Shop: https://choujugura.com/

白雪ビール(しらゆきびーる)を醸造する小西酒造は、 1550年(天文19年)創業、清酒「白雪」で広く知られる大手酒造メーカーです。 同社は、地ビールブームを生む規制緩和の行なわれた1994年以前よりベルギービールの輸入・販売を手掛けていました。 そして、1995年にベルギービールに強く影響を受けた自社製のオリジナルビールの製造を開始し、 自社製のビールや日本酒、ベルギーからの輸入ビールなどと、 ベルギー風の料理を楽しめる直営店「白雪ブルワリービレッジ長寿蔵」(ちょうじゅぐら)をオープンします。 ここは、築240年を超える昔ながらの酒蔵をリノベーションしたブルワリーレストランで、 1階にブルワリーとレストランがあり、2階はブルワリーミュージアム(小西酒造の博物館)になっています。 店内は、酒蔵特有の太い柱や梁がそのまま残され、歴史を感じさせるつくりになっています。 1階のレストランは、広々としたホールになっており、 木造建築の木の温もりを感じる落ち着いた内装に、木製のテーブルや椅子が整然と並べられ、 その席数は約200席にもなります。


白雪ブルワリービレッジ長寿蔵


白雪ブルワリービレッジ長寿蔵のエントランス


エントランスを入ると仕込みタンクが迎えてくれます


白雪ブルワリービレッジ長寿蔵の店内














デリバリーカウンター


カウンターには4基のサーバーと、左側に3本のタップ

白雪ブルワリービレッジ長寿蔵では、原材料にベルギー産の麦芽とホップを使用し、 清酒「白雪」にも使用される伊丹の清冽な地下水を仕込み水として使用して醸造しています。

ブロンド

ブロンド

ブロンド

ダーク


スノーブロンシュ、 幸民麦酒

また、小西酒造は受託醸造も行っています。OEM供給先としては、
スノウ・プロンシュ」(アウグスビール(株)/東京)
有馬麦酒」((株)有馬片山幹雄商店/兵庫)があります。


白雪ブルワリービレッジ長寿蔵のフードメニューは、ビールと相性のよいオリジナル料理やベルギー風料理など 多彩なメニューが揃っており、ブルワリーで生まれる搾りたてのビールと合わせて楽しむことができます。


パリパリサラダ


ピザ/クワトロフロマージュ


白雪ビールを醸造する小西酒造は、1550年(天文19年)の創業となっていますが、 その始まりは当時 伊丹で薬屋を営んでいた小西新右衞門(初代)が濁酒(にごりざけ)を造り始めたことが始祖と言われています。 その後、1612年(慶長17年)頃になると本業を酒造りへと転換し、江戸での販売も開始。 そして、1635年(寛永12年)頃、小西宗宅(二代目)が江戸へ酒樽を運ぶ途中に、 雪をいただいた富士の気高さに感動し、清酒の名を「白雪」と命名したそうです。 ~ 小西酒造の社史・沿革より ~

小西酒造がクラフトビールを扱うようになったのは、1980年代後半のベルギービール輸入事業が始まりでした。 小西酒造の本社がある伊丹市とベルギーのハッセルト市は1985年(昭和60年)に姉妹都市提携を結んでおり、 それを契機に小西酒造は、1988年(昭和63年)11月よりベルギービールの輸入販売を開始しました。 その後、1994年4月に経済対策の一環として酒税法改正による規制緩和があり、 こうした背景より、日本酒造りの技術と合わせれば個性的なビール造りが出来ると考え、 規制緩和の翌年となる1995年よりビール事業に参入することになりました。 醸造設備はベルギーより導入し、 ブラウマイスターもベルギーより招聘して、本場ベルギーの製造法を修得して醸造を開始しました。

白雪ブルワリービレッジ長寿蔵の2階には、 こうした小西酒造の歴史を紹介するブルワリーミュージアム(小西酒造の博物館)があります。 ブルワリーミュージアムには、お酒や地ビールに関する展示室があり、 江戸時代から使われてきた酒造りの道具やお酒の出来るまでの工程を説明した展示物を見学できます。 また、お酒に関する豊富な図書が所蔵されています。


ブルワリーミュージアム






















ブルワリーレストランの建物の隣には、ブルワリーショップ「長寿蔵ショップ」があります。 ここでは、数多くのベルギービールや日本酒のほか、小西酒造の前掛けなどオリジナルグッズを販売しています。


ベルギービール


ベルギービールグラス


小西酒造の前掛け

清酒白雪の発祥の地、伊丹の酒蔵を訪れると、そこは人々が行き交う都市の真ん中にありながらにして、 昔ながらの佇まいを今に残し、落ち着いた風情を感じました。 460年もの歴史を持つ清酒を育んできたこの「蔵」が、ビールを提供するレストランへと進化を遂げた場所でした。


2019年には、JR福知山線を挟んだ反対側にある富士山蔵(ふじやまぐら)(現在の本社)へ、 ビールの生産主力工場を移転しました。 その後、長寿蔵の醸造設備は継続使用可能な状態にはなっていますが、現在は稼働しておりません。


ビアクルーズ管理人の一言:
2008年11月、兵庫県伊丹市にある「白雪ブルワリービレッジ長寿蔵」を訪れて、白雪ビールを飲みました。



 HOME >> 関西 >> 白雪ビール