SWALLOWS NEST BREWING |
ブルーパブ名: | [パブなし] | |
ビールの種類: | ゆずのファームハウスエール (セゾン) 黒米ブラウンポーター |
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醸造開始: | 2018年1月21日 | |
製造元: | 合同会社五名醸造 TSUBAME BREWERY | |
メール: | sub.gomyo@gmail.com | |
住所: | 香川県東かがわ市五名199番地6 | |
URL: | https://www.gomyobrewing.com/ | |
Facebook: | 合同会社五名醸造 |
SWALLOWS NEST BREWING(スワローネスト ブリューイング)を運営する五名醸造(ごみょうじょうぞう)は、
香川県東かがわ市へ2017年に誕生したマイクロブルワリーです。
五名醸造には、「TSUBAME BREWERY」(ツバメブリュワリー)というもうひとつのブランドも掲げています。
五名醸造がある東かがわ市の五名地区は、香川県の東部に位置し、徳島県との県境に接する山間部にあります。
谷ごとに点在する棚田ではお米が作られ、その他にも高冷地を活かした農作物の栽培が行われていて、
こうした農産物や猪肉などが特産品となっています。
五名醸造の建物は、国道377号線沿いにあり、近くには五名ダムがあるくらいで、
他には目立つ施設らしいものがほとんどないような場所に佇んでいます。
SWALLOWS NEST BREWINGでは、原材料にイギリス産、ドイツ産、そして国産(徳島県産)の麦芽とアメリカ産、
イギリス産、ドイツ産のホップを使用し、地元 五名の地下水を仕込み水として使用して醸造しています。
いずれは、東かがわ産小麦や自家製ホップの使用も計画しています。
五名醸造の代表兼ブルワーの林田 弘行(はやしだひろゆき)さんは、兵庫県西宮市の出身で、
元々醤油づくりを志して香川県へ移住して来たという醸造家です。
20代の頃、カヤックをやっていた林田さんは、カヤックで川下りをするため1992年にカナダへ行った際に、
カナダで初めてクラフトビールと出逢いました。
それから時は流れ、林田さんは醤油造りの道へ入るため、
2013年に東かがわ市内の引田というところにある創業から250年以上もの歴史を誇る老舗醤油蔵へやって来ます。
ここの醤油造りの特徴は、むしろを使ってつくる「むしろ麹法」という伝統の製法を守り続けているところです。
林田さんは、ここで醤油造りを始めるのですが、やがてその醤油蔵ではピザも取扱うようになり、
醤油ピザとクラフトビールをセットで提供していくということで、
クラフトビールの理解を深めるため岡山県岡山市にある吉備土手下麦酒醸造所を訪れました。
2015年には醤油造りから離れ、ビール造りへと活動をシフトして行きます。
自ら醸造所を作るには、電気工事や醸造に関連する管理設備が必要になることから、
まずは職業能力開発促進センターへ通い電気工事士の免許を取得します。
それから、2016年には東京のアドバンストブルーイングの相澤塾でビール造りを学びました。
2017年5月15日には、合同会社五名醸造を設立し、
同月に以前は手打ちうどん店だった建物を醸造所とするため借り受ける契約をしました。
それから醸造設備を導入し、同年12月5日には酒類等製造免許(発泡酒)取得。
いよいよ醸造開始に向けて自ら醸造設備を組み上げていき、
なんとか同年12月31日に試作ビールの第1号を仕込みました。
年が明けて試作ビールが完成したことから、
2018年1月20日に地元の若夫婦が新築した家の棟上げ式の場を借りて、
試作第1号ビールの試飲会とすることができました。
「SWALLOWS NEST BREWING」や「TSUBAME BREWERY」というネーミングの由来は、
以前林田さんが岐阜県に住んでいたことがあり、その頃に知人とツリーハウスを作ったところ、
土壁で出来たそのツリーハウスがまるで鳥の巣、ツバメの巣のような感じだったそうです。
そして、この五名地区に移り住んで、
またあの頃の雰囲気を思い出してビールでも飲みたいなぁ~という気持ちから命名しました。
林田さんへ今後についてお聴きすると、
「ゆずや夏みかん、八朔などの地元の農作物を使った特徴ある美味しいビールを提供して行きたい。
樽と瓶詰めで提供していくが、仕込み量が少ないため、高松のクラフトビール取扱い飲食店を中心に、
販売していく予定。」とのことでした。
林田さんのご厚意で醸造設備を見せてもらいましたので、ご紹介します。
ビアクルーズ管理人の一言:
2018年5月、香川県東かがわ市にある五名醸造を訪れました。
そこで、SWALLOWS NEST BREWINGのビールを入手して、自宅で飲みました。