WOODMILL BREWERY KYOTO


ブルーパブ名: [パブなし]
ビールの種類: ペールエール
和らぎIPA (インディア ペールエール)
はっさくホワイト (ベルジャンホワイト)
ゴールデンエール
コーヒーエール
ベルジャンIPA (インディア ペールエール)
醸造開始: 2018年4月18日
URL: http://woodmill-brewery.kyoto
Facebook: ウッドミルブルワリー・京都
Online Shop: https://woodmillbrewery.shop-pro.jp/

製造元: ウッドミルブルワリー・京都
電話番号: 075-406-1463
住所: 京都府京都市上京区上立売通小川東入上る挽木町528番地

WOODMILL BREWERY KYOTO(ウッドミル ブルワリー・京都)は、 京都府京都市上京区へ2018年に誕生したマイクロブルワリーです。 京都市内では通算8つ目(過去の廃業も含め)のブルワリーとなり、 現在のところ直営のブルーパブはなく、卸販売のみのビールメーカーとして営業しています。
立地としては、京都市営地下鉄 烏丸線の鞍馬口駅と今出川駅の中間あたりに位置し、 近隣には京都御所や同志社大学、裏千家の茶室として知られる「今日庵」などがある街の一角にあります。 観光ついでに寄ってみたくなるところなのですが、現在は見学や現地販売は行っておりません。
WOODMILL BREWERY KYOTOの商品は、京都市内の飲食店や酒販店を中心に販売を開始し、 販路も拡大しており関西以外の地域でも手に入るようになって来ました。 出荷状況の詳細は、毎朝更新されるFacebookで確認することができます。

WOODMILL BREWERY KYOTOでは、 原材料にドイツ産、イギリス産の麦芽とドイツ産、アメリカ産のホップを使用し、 琵琶湖から取水される地元 京都の水を仕込み水として使用して醸造しています。
はっさくホワイトには、宇治産の八朔を使用しています。


ペールエール、 和らぎIPA


はっさくホワイト、 ゴールデンエール


ウッドミルブルワリー・京都の代表兼、醸造責任者の辻本 大和(つじもとひろかず)さんは、京都府京都市の出身で、 代々友禅染をしている工房の家に生まれました。
ビール造りを始めるに至った経緯は、元々ビールが好きだったことから、趣味が高じてビール職人になる道を選択しました。 そうして、2014年~2017年にかけて大阪府高槻市にある「大阪國乃長ビール」でお馴染みの壽酒造で、 ビールの製造担当として勤務しながらビール造りを学んでいきました。ちなみに、 後に「ブリューパブ テタールヴァレ」や「ブリューパブ センターポイント」を立ち上げたブリューパブスタンダードの社長 松尾 弘寿さんも同じ壽酒造で同時期に働いていたとのこと。

それから、辻本さんは自分のブルワリー設立の準備に取り掛かるため、2017年10月に壽酒造を退職します。
ブルワリーを開設するための物件探しでは、京都市育ちで京都の街に思い入れの深かった辻本さんは、 京都市内にこだわって醸造所となる物件を探し回った結果、 元は同志社大学の倉庫として使われていた建物を契約することができました。

そうして、2017年12月4日より醸造所設置に向けて建物の改装工事が始まりました。 2018年2月20日には、酒類等製造免許(発泡酒)を取得。 同年2月21日には、遥々カナダのバンクーバーから船便で運ばれて来た醸造設備を醸造所へ搬入しました。 醸造設備は、米国ワシントン州シアトルのMcKinnon International Inc.(マッキノンインターナショナル)を通じて、 カナダにあるSPECIFIC(スペシフィック)社の醸造プラントを導入しました。
同年3月8日には建物の新装工事が完了し醸造所が完成して、同年3月21日に近隣住人への醸造所内覧会を開催しました。 そして、同年3月23日に初仕込みを終えると、 同年4月18日には、遂に出荷先の各飲食店にて第1弾「ペールエール」の販売が始まりました。

WOODMILL BREWERY KYOTOの名前の由来は、 醸造所のある地名が「挽木町」なので、 「挽」が「Mill」(ミル)で、「木」が「Wood」(ウッド)なので、それらをつなげて「WOODMILL」としました。 地元、町内を大切にしたいという思いから、この名称にしました。 当初、ネーミングを考えるに当たって、「京都・・・」という名称はあちこちで使われていたし、 「御所」もピンとこなかったということで、いろいろ悩んだそうです。

WOODMILL BREWERY KYOTOの今後について辻本さんへお尋ねすると、
「地元在りきのモノづくりをして行きたい。あまり規模の拡大は、考えていない。 地元の飲み手の方々の声を聴きながら小回りを利かせた醸造に努めていきたい。
ビールは、「食中酒」がコンセプトなので、食事とのペアリング在りきでビールを造っていくつもり。 ビールのみの個性を求めることは考えていない。」と語ってくれました。

それでは、WOODMILL BREWERY KYOTOの工場をご覧戴きましょう。


WOODMILL BREWERY KYOTOの建物


WOODMILL BREWERY KYOTOのエントランス


WOODMILL BREWERY KYOTOの工場内


工場内の事務所


プレハブ冷蔵庫、 奥の扉の先が醸造室になっています


醸造室


仕込み設備
右手のタンクが冷水タンク、 その奥が糖化槽(マッシュタン)兼、ロイター兼、ホットリカー、
その奥が煮沸槽(ケトル)兼、ワールプール


左手前が煮沸槽(ケトル)兼、ワールプール、 その奥が糖化槽(マッシュタン)兼、ロイター兼、ホットリカー


500リットルの発酵&貯酒タンク × 4基


左側がビンの充填機、 右側がビンの打栓機


ケグの洗浄機


麦芽の粉砕機(ミル)、 左下写真はカバーを着せた状態


オーナー兼ブルワーの辻本 大和さん


ビアクルーズ管理人の一言:
2018年6月、京都府京都市上京区にある「WOODMILL BREWERY KYOTO」を訪れました。
2018年9月、ジェイアール名古屋タカシマヤの酒売場でWOODMILL BREWERY KYOTOのビールを購入して、 自宅で飲みました。



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