岐阜麦酒醸造


ブルーパブ名:  [パブなし]
ビールの種類: セゾン (セゾン)
アメリカンペールエール (アメリカン ペールエール)
RED WIPA (ダブル インディア ペールエール)
ベルジャンホワイト (ベルジャンホワイト)
WIPA (ダブル インディア ペールエール)
アメリカンウィートエール (ウィートエール)
アメリカンペールエール モルティ (アメリカン ペールエール)
冬のペールエール (アメリカン ペールエール)
醸造開始: 2021年3月28日
アクセス: 名古屋鉄道 名古屋本線/名鉄岐阜駅からタクシーで11分
JR東海道本線、高山本線/岐阜駅からタクシーで12分
URL: https://gifubeer.com/
Facebook: 岐阜麦酒醸造

製造元: 岐阜麦酒醸造合同会社
電話番号:
住所: 岐阜県岐阜市正木1178番地1 第一川北プラザ101

岐阜麦酒醸造(ぎふびーるじょうぞう)は、 岐阜県岐阜市へ2021年に誕生したマイクロブルワリーです。
『岐阜をもっと楽しく!』を合言葉に、清流長良川と岐阜の恵みを使ったビール造りを進めており、 地域とのつながりを大切にしているブルワリーです。

岐阜麦酒醸造では、原材料にドイツ産、カナダ産、イギリス産の麦芽と、 チェコ産、スロバキア産、ドイツ産、イギリス産、アメリカ産のホップを使用し、 長良川の良質な伏流水を仕込み水として使いながら醸造しています。

冬のペールエール

 

岐阜麦酒醸造合同会社の代表 平塚 悟(ひらつかさとる)さんは、岐阜県垂井町の出身で、 会社員との二足の草鞋を履く醸造家です。 平塚さんは、高校卒業まで垂井町で育ち、大学進学を機に北海道へ転居しました。 大学卒業後は、札幌の製薬会社へ就職し札幌や釧路で営業担当として3年ほど勤務しました。 また平塚さんは、その頃から「いつか、何かお店をやりたい」という漠然とした思いを持つようになっていました。 製薬会社を退職した後は、東京にあるフランスの紅茶専門店へ転職し、そこから東京での生活が始まります。

学生時代には「岐阜は何もない」と思っていた平塚さんでしたが、都会に住んでみて改めて岐阜の良さに気づかされることがいくつもあり、 岐阜へもう一度戻ってみようかと考えるようになります。 こうして東京で半年ほど働いた後に、勤務先を退職し岐阜へ戻ることにしました。 岐阜へ戻ると東京に本社を置く製薬会社に入社し、 営業担当として愛知県瀬戸市を受け持つことになりました。

平塚さんがビール造りを始めた動機は、地域とのつながりを作りたいという思いからでした。 会社員としてこのまま生活を続けていると、どうしても地域との結び付きがあまりなく、 ましてや仕事の関係で転勤を繰り返していると地域とのつながりを作り辛くなるのが現実。 「このまま過ごして行って定年を迎えてしまい、地域のことがさっぱり分からないってのは寂しいでしょ!?。 若い頃は『岐阜なんて・・・』と思っていたけど、 改めて戻って来ると岐阜の良さがよく分かりますし。」と心境を語っていました。

そこで、町とつながりを持てることを何か始めようと思いました。 そうした時に、「ビールという酒には様々な種類があって、多彩な広がりがある」 そんなところに魅かれて、ビール造りを始めようと決心しました。 平塚さんが勤務する製薬会社では、以前から社員の副業を認めていたこともあり、 2019年9月に会社へ正式に副業申請を提出し、本格的にビール会社の起業に向けて動き出しました。 そして、同年12月には島根県江津市にある石見麦酒を訪ねて、醸造の様子を見学させてもらいました。 ビール造りもそこで学ぶことにして、2020年3月末から2週間ほど醸造研修を受けに行きました。

2020年6月1日には醸造所開設のため、元々パン屋だったという約50㎡ほど物件を契約。 同年6月9日には、「岐阜麦酒醸造合同会社」を設立。 同年7月6日より内装工事を開始し、同年8月25日に石見式の発酵設備を搬入。 同年7月29日から3日間ほど再度石見麦酒にて醸造研修。 2021年3月5日に酒類等製造免許(発泡酒)を取得。 こうして翌6日には初仕込みに臨むことができ、最初に仕込んだセゾン、アメリカンペールエール、RED WIPA、 ベルジャンホワイトの4種類が完成すると、同年3月28日に長良川うかいミュージアムにて、 長良川おんぱくイベント「はじめての醸造 造り手と楽しむクラフトビール飲み比べ!」を開催し、 岐阜麦酒醸造のビールお披露目となりました。

岐阜麦酒醸造の今後について平塚さんにお尋ねすると、 「地元・岐阜の人々とも、もっと交流を深めて行きたい。 また、新醸造所へ移転すれば、併設するタップルームも始まる。 そうしたら、グロウラーでの量り売りも始めて行きたい。 グロウラー文化を岐阜の街にも広めて行きたい。」と語っていました。
2021年11月14日~2022年1月5日の間、 新醸造所への移転に向けてクラウドファンディングで資金調達を図っています。

平塚さんのご厚意により醸造設備を見せてもらいましたので、ご紹介致します。


岐阜麦酒醸造のある「第一川北プラザ」ビル


岐阜麦酒醸造


醸造設備  【1バッチ(1ロットの生産量)が120リットル】


仕込み設備には200リットルの寸胴(ずんどう)鍋を使用
左側が200リットルの貯湯タンク(ホットリカー、米国Ss brewtech社製)
中央が200リットルの糖化釜(マッシュタン、米国BrewBuilt社製)
右側が200リットルの煮沸釜(ケトル、米国Ss brewtech社製)


Max 150リットルの発酵タンクが4基 (通常 120リットル/1回で使用)
※島根県江津市の石見麦酒で考案されたビニール袋を活用した発酵タンクです


冷蔵庫
発酵タンクで発酵を終えたらケグ詰めにして、この冷蔵庫内で熟成させます


麦芽の粉砕機(ミル)


平塚 悟さん


岐阜麦酒醸造のこれまでのあゆみは、以下の通りです。
2020年6月9日岐阜麦酒醸造合同会社を設立
2021年3月5日酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2021年3月6日初仕込み
2021年3月28日自家醸造ビールを販売開始


ビアクルーズ管理人の一言:
2021年11月、岐阜県岐阜市にある「岐阜麦酒醸造」を訪れて、醸造所を見せて戴きました。



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