ことことビール


ブルーパブ名: ことことビール
電話番号: 0774-39-7350
住所: 京都府木津川市山城町平尾三所塚58
定休日: 不定休
営業時間: 11:51~17:10
ビールの種類: プレジャー(ピルスナー)[初回限定]
トレジャー(ピルスナー)[初回限定]
京都女子大学セット IPA (インディア ペールエール)[限定醸造]
京都女子大学セット スタウト (スタウト)[限定醸造]
京都女子大学セット ヴァイツェン (ヴァイツェン)[限定醸造]
漆黒のスタウト (スタウト)
GO!GO!ヴァイツェン (ヴァイツェン)
黄金色になれ!ピルスナー (ピルスナー)
醸造開始: 2022年4月29日
アクセス: JR奈良線/棚倉駅から徒歩2分
URL: https://kotokotobeer.wixsite.com/ver0
Facebook: ことことビール
instagram: ことことビール
Online Shop: https://kotokotobeer.official.ec/

製造元: ことことビール株式会社
電話番号: 0774-39-7350
住所: 京都府木津川市山城町平尾三所塚58番地

ことことビールは、京都府木津川市へ2022年に誕生したマイクロブルワリーです。 ことことビールのある木津川市(きづがわし)は、京都府の最南端、奈良県との県境に位置し、 大阪、京都、奈良のベッドタウンとして発展してきた都市です。 市内を流れる木津川は、その昔、交通路として重要な役目を果たしていた時期があり、 特に奈良時代には平城京への資材の運搬に用いられていたとされています。 そんな木津川市の北部、田園地帯が広がる山城地区に、ことことビールの醸造所があります。 茶色い外観の2階建ての建物で、1階が駐車場や醸造所、店舗になっており、2階は事務所や倉庫として利用しています。


ことことビール





ことことビールのエントランス


ことことビールの店内





開業時のラインナップ見本
一番左側が1stバッチの「プレジャー」500ml瓶、封印のされた化粧箱入りです
次がトレジャー、そして中央が京都女子大学セットの3種類、右側の3種類が定番ビールです

ことことビールでは、原材料にカナダ産、ドイツ産の麦芽と、アメリカ産、チェコ産のホップを使用し、 木津川の深層地下水を仕込み水として使用して醸造しています。
定番は、漆黒のスタウト、GO!GO!ヴァイツェン、黄金色になれ!ピルスナーの3種類です。
記念すべき1stバッチの「プレジャー」は、ピルスナータイプのビールで、 500ml瓶が封印のされた化粧箱に入っているという特別企画商品です。


化粧箱入りのプレジャー

プレジャー

トレジャー


ことことビール株式会社の代表取締役 板東 智也(ばんどうともや)さんは、大阪府泉大津市の出身で、 前職の酒蔵から独立してブルワリーを起業した醸造家です。 板東さんは、2008年に大阪の会社から奈良の酒造メーカーに転職し、営業職として勤務していました。 その後、マイホームを購入し2017年に奈良から木津川市へ転居。 ところが、2019年のある日、勤務先の経営不振から人員整理の話が浮上し、 板東さんは今後のことについて考えることにしました。独立するにしても、 日本酒業界は既に飽和状態にあり新規参入はありえない状況です。そこでひらめいたのがビール業界でした。 クラフトビールはまだまだ新規参入の余地があり、ブルワリーの数も増加傾向にあるからです。 そこで、大阪サニタリーや一ノ瀬(ONE's BREWERYの母体)のセミナーを受講したり、 独立を目指していたことから経営セミナーにも通いました。 そして、同年11月からブルワリーの立ち上げに向けて本格的に準備を開始しました。

翌年(2020年)の5月に12年間勤めた酒蔵を退職して、2021年3月31日に「ことことビール株式会社」を設立。 代表の板東さんの他に、同じ酒蔵で杜氏をしていた南舎 智(みなみやさとし)さんも参加してくれており、 ビールの醸造を担当しています。また、醸造所の物件探しについては、 板東さんの住む木津川市周辺には競合するブルワリーが一軒もないことから木津川市内で探したところ、 郊外の駅近物件を見つけました。 そこは以前、鉄板焼やカラオケ、ダンスホールなどが入る「ジャンボサーティー」と呼ばれていた建物です。 近くの住民の娯楽の場として親しまれてきた場所でしたが、2020年に惜しまれつつ閉店したそうです。 余談ですが、カラオケ喫茶「ひばり」と、ダンスホール「ちょう」と言う店名だったそうで、 雲雀(ひばり)のように歌い、蝶(ちょう)のように舞い踊るということで名付けたようです。 その蝶のマークが、今も建物の道路沿いの壁面に「ことことビール」の看板と並んで残されています。

そうして、2021年9月から建物の改装工事を開始し、お好み焼き屋だったスペースを醸造所に、 カラオケ喫茶のスペースを店舗に、2階のダンスホールを事務所に、それぞれ衣替えしました。 元カラオケ喫茶だった店舗は、あまり内装に手を入れておらず、 一段高くなった舞台装置やテーブル、ソファーなど今もカラオケ喫茶だった頃の雰囲気が漂う空間です。 2022年2月2日に、酒類等製造免許(発泡酒)を取得。同年2月28日に醸造設備を搬入。 設備は一ノ瀬を通じて中国製プラントを導入しました。 そして、同年3月25日に初仕込みに臨み、1stバッチの「プレジャー」と、2ndバッチの「トレジャー」が完成すると、 同年4月29日に「ことことビール」の店舗をプレオープンすると共に2種類のビールをお披露目し、 同年5月1日には「ことことビール」のグランドオープンを迎える運びとなりました。

ことことビールの名の由来についてですが、木津川市は奈良県とも接していることから、京都・奈良の2つの古都で「ことこと」、 ビールを造る工程でタンク内で「コトコト」煮る様子、京都「KYOTO」の綴りをもじって「KOTOKOTO」、・・・などの理由から命名しました。

ことことビールの今後について板東さんにお尋ねすると、 「まずは、地域の人たちに、より多く飲んでもらえることを目指したい。 地域へ浸透してきたところで、他の地域への展開を考えたい。 前職で営業を担当していたことから、全国の酒販店との人脈もあるので上手く活用できそう。 また、店舗内でフード類も提供できるようにして、 駐車場のスペースへもテーブルを出して、外でも飲んでもらえるようにしたい。」と語っていました。

板東さんのご厚意で醸造設備を見せてもらいましたので、ご紹介します。


醸造設備  【1パッチ(1ロットの生産量)が300リットル】


仕込み設備


左から貯湯タンク(ホットリカー)、 糖化釜(マッシュタン)兼ロイター
右側が煮沸釜(ケトル)兼ワールプール


冷水タンク


300リットルの発酵&貯酒タンクが3基


プレハブ冷蔵庫


冷蔵庫の中には出荷を待つ瓶ビールが積みあがっていました


ボトル洗浄機


ボトル充填機


板東 智也さん



ことことビールのこれまでの経緯は、以下の通りです。
2021年3月31日「ことことビール株式会社」を設立
2022年2月2日酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2022年2月28日醸造設備を搬入
2022年3月25日初仕込み
2022年4月29日「ことことビール」をプレオープン
2種類のビールを販売開始
2022年5月1日「ことことビール」をグランドオープン



ビアクルーズ管理人の一言:
2022年5月、京都府木津川市にある「ことことビール」を訪れて、2種類のビールを購入して、自宅で飲みました。



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