バタフライブルワリー


ブルーパブ名: バタフライブルワリー併設ショップにて販売
電話番号: 080-4867-0322
住所: 愛知県春日井市大手田酉町1丁目2-7
定休日: 日月休
営業時間: 11:00~20:00
ビールの種類: Wagon[和琴] (オリジナル インディア ペールエール)
Flute[フルート] (ホワイト ペールエール)
Trumpet[トランペット] (ヴァイツェン)
Clarinet[クラリネット] (セゾン)
Piano[ピアノ] (ヘイジー インディア ペールエール)
Saxophone[サクソフォン] (ペールエール)
Oboe[オーボエ] (ヴァイツェン)
Handpan[ハンドパン] (コーヒーエール)
Marimba[マリンバ] (インディア ペールエール)
Viola[ヴィオラ] (ヘイジー インディア ペールエール)
Guitar[ギター] (ストロング ペールエール)
Tuba[テューバ] (ウエストコースト インディア ペールエール)
WAKE ME (ウエストコースト インディア ペールエール)[限定醸造]
醸造開始: 2022年8月26日
アクセス: JR中央本線/勝川駅北口から名鉄バス50、51、52番で10分、「高山」バス停から徒歩5分
名古屋鉄道 小牧線/春日井駅からタクシーで6分、春日井駅から徒歩40分
URL: https://butterflybrewery.jp/
Facebook: Butterfly Brewery
instagram: バタフライブルワリー
Online Shop: https://butterflybrewery.stores.jp/about

製造元: バタフライブルワリー
電話番号: 080-4867-0322
住所: 愛知県春日井市大手田酉町一丁目2番地7

バタフライブルワリーは、愛知県春日井市へ2022年に誕生した春日井市初のマイクロブルワリーです。 バタフライブルワリーのある春日井市(かすがいし)は、愛知県の北西部、名古屋市の北側に位置する都市で、 サボテンが特産品として有名なところです。 そんな春日井市で「クラフトビールと音楽」をテーマに、楽器に見立てたビールを造っているのがバタフライブルワリーです。 ピアノのようなビールって?、和琴みたいなビールとは?、 ・・・そんな様々な楽器がつくり出す音色のような多彩なテイストを、音色に代わって、 クラフトビールならではのフルーティーさ、香り、コク、味のアンサンブルで引き出しています。 こうして造られたビールは、併設のショップで樽生を飲めるほか、瓶での販売、グラウラーでの量り売り、 またはオンラインショップからの注文でも、購入することができます。


バタフライブルワリー








2023年10月には、空きスペースでコンサートを開催できるよう醸造所に庇(ひさし)を増設


左手ドアがショップの入口


バタフライブルワリーの店内


バタフライブルワリーのフルラインナップ


グッズ販売もしています


店内からガラス越しに醸造所が眺められます


カウンター奥には6本のタップ

バタフライブルワリーでは、 原材料にドイツ産の麦芽とアメリカ産、ニュージーランド産のホップを使用し、 地元 春日井の水を仕込みに使用して醸造しています。 ビール名には、それぞれ楽器の名前がつけられています。

Wagon

Flute

Trumpet

Clarinet

Piano

Saxophone

Oboe

Handpan

Marimba

Viola

Guitar

Tuba


バタフライブルワリーの代表 入谷 公博(いりたにきみひろ)さんは、愛知県春日井市の出身で、 趣味がマラソンとトレイルランという快活な経営者です。 入谷さんは、春日井で生まれ育ち、愛知県内の大学を卒業後、2001年に大手物流会社へ入社。 その後、2006年には東京へ転勤となり、約10年余りを東京で過ごします。 その間に、2013年11月にはフルート奏者として音楽活動をしていた高嶋 光江さんと結婚。 そして、2016年に勤務先を退職し、故郷である春日井市へUターンしてきます。 また、妻の光江さんも拠点を東京から春日井へ移し、2020年3月からは自宅でフルートの音楽教室を始めました。

入谷さんがビール造り始めた経緯は、元々飲むのが好きだったことに起因しています。 そして、音楽家の光江さんとよく話していたのが、演奏を聴きながらビールが飲める場所を、 いつか二人でつくりたいということでした。その構想が本格化したのは、2020年春頃のことです。 「クラフトビールと音楽」をテーマにした飲食店の開業を決意します。 そんな準備を開始した矢先、突然、光江さんが病いに倒れ、同年11月に帰らぬ人となってしまいます。 このことにより構想の一部を見直さなければならなくなりました。また、自宅が最寄り駅から離れていることもあり、 いずれにしても専業飲食店は難しいと考え、計画を見直してビール造りに舵をきることにしました。

まず、自宅敷地内に、ショップを併設するブルワリーを建設。 ビール造りは、東京のVECTOR BREWINGで学び、 醸造設備導入に至るまでVECTOR BREWINGの醸造コンサルティングプランを活用しました。 そうして入谷さんは妻の他界から1年、悲しみを乗り越え、幼い2人の娘と共に、夫婦二人で描いた夢に向かって、 遂に2021年11月3日 バタフライブルワリー併設ショップのオープンに漕ぎ付けることができました。 自家醸造に先駆けて、オープンより委託醸造によるビールの販売も開始しました。 ちなみに、「バタフライブルワリー」の名の由来は、春日井市の市域の形が蝶と似ていることから命名しました。

バタフライブルワリーの醸造担当 玉城 仁志(たまきひとし)さんは、沖縄県那覇市の出身で、 醸造の道に転身するため沖縄から愛知へ移住してきた醸造家です。 玉城さんは、入谷さんと同じ大学の同期生で、大学卒業後は沖縄へ帰郷し、会社勤めをしていました。 バタフライブルワリーの開業に際して、入谷さんからのオファーを受けて転職を決意、 勤務先を2022年4月末に退職し、沖縄から春日井へ赴任してきました。 ビール造りは、岐阜県瑞浪市のCamado Breweryで研修を受けました。
こうして役者も揃い、いよいよ自家醸造に向けて歯車は回り始めます。 2022年7月25日に、酒類等製造免許(発泡酒)を取得。同年8月2日には初仕込みに臨み、 1stバッチとなる「和琴」(わごん)が完成すると、 同年8月26日にバタフライブルワリー併設ショップでの販売を開始しました。

入谷さんに今後のバタフライブルワリーについてお伺いすると、 「飲食スペースを設けて、定期的にコンサートを開催したいと思う。 ブルワリーにも、まだ場所に空きがあるので、タンクを増設したい。 (バタフライブルワリーの)ターゲットは、春日井市民、女性、音楽家。 特に、女性にも飲み易いビールを提供しようと、IPAも苦味控え目にしている。 そして、楽器(ビールの種類)をもっと増やして行きたいし、 量り売りもどんどん増やして行きたいと思う。」と答えてくれました。 また、玉城さんに今後のビール造りについてお尋ねすると、 「(春日井の特産品である)サボテンを副原料に使ったビールを造ってみたい。サボテンを使うのは、かなり難しそう。 どんな味になるのか、どんな香りなのか、想像し難いでしょ!?」と語っていました。

入谷さんのご厚意により、醸造所を見せてもらいましたのでご紹介します。


醸造設備  【1パッチ(1ロットの生産量)が400リットル】


仕込み設備(国産)  最大容量約600リットルのタンクを、400~500リットルの仕込みで利用
左手が糖化釜(マッシュタン)兼ろ過(ロイター)
中央が煮沸釜(ケトル)兼ワールプール、 右手が貯湯タンク(ホットリカー)


400リットルの発酵&貯酒タンクが2基(米国 Ss brewtech社製)


2023年7月には、発酵&貯酒タンク3基(中国 Shandong Tiantai Beer Equipment社製)を追加
左側と中央が800リットルの発酵&貯酒タンク、 右側が400リットルの発酵&貯酒タンク


ボトルの充填機


プレハブ冷蔵庫


冷蔵庫の中では瓶詰されたビールが出荷を待っています


麦芽の粉砕機(ミル)


代表の入谷 公博さん


醸造担当の玉城 仁志さん


バタフライブルワリーのこれまでの経緯は、以下の通りです。
2021年11月3日「バタフライブルワリー」をオープン
委託醸造によるOEMのビールを販売開始
2022年7月25日酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2022年8月2日初仕込み
2022年8月26日「和琴」を販売開始
2023年7月中旬醸造設備を増強(発酵&貯酒タンク3基を追加)


ビアクルーズ管理人の一言:
2022年9月、愛知県春日井市にある「バタフライブルワリー」を訪れました。 そこで2種類のビールを購入して、自宅で飲みました。
2023年2月、「バタフライブルワリー」を訪れて、5種類のビールを購入して、自宅で飲みました。 入谷さんには、お心遣いを戴き感謝しています。
2024年2月、「バタフライブルワリー」を訪れて、新たに追加販売された3種類のビールを購入して、自宅で飲みました。



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