Totopia Brewery


ブルーパブ名: Totopia Brewery Taproom
電話番号: 0561-76-1744
住所: 愛知県長久手市杁ケ根795-1
定休日: 平日休  (土日曜のみ営業)
営業時間: 11:00~17:00
ビールの種類: Apeirophobia (ヘイジー インディア ペールエール)
Technophobia (ヘイジー インディア ペールエール)
Belonephobia (ダブルドライホッピング ダブル ヘイジー インディア ペールエール)
Acerophobia (サワー インディア ペールエール)
Chronophobia (サワー インディア ペールエール)
Tropophobia (ダブルドライホッピング ヘイジー インディア ペールエール)
Neophobia (ダブルドライホッピング ヘイジー インディア ペールエール)
Pneumaticphobia (ダブルドライホッピング ヘイジー インディア ペールエール)
Coulrophobia (ドライホッピング サワー インディア ペールエール)
Geniophobia (ダブルドライホッピング ジューシー インディア ペールエール)
Nyctophobia (ダブルドライホッピング トリペル ヘイジー インディア ペールエール)
Heliophobia (ダブルドライホッピング ヘイジー インディア ペールエール)
Musicophobia (ダブルドライホッピング トリペル ヘイジー インディア ペールエール)
Silentphobia (ダブルドライホッピング ダブル ヘイジー インディア ペールエール)
Kenophobia (ダブルドライホッピング ヘイジー インディア ペールエール)
醸造開始: 2022年9月29日
アクセス: 愛知高速交通 東部丘陵線(通称、リニモ)/公園西駅から徒歩10分
URL: https://totopiabrewery.bestbeerjapan.com/
instagram: Totopia Brewery
Online Shop: https://totopia.official.ec/

製造元: 合同会社ATOWA
電話番号: 0561-76-1744
住所: 愛知県長久手市杁ケ根795番地1

Totopia Brewery(トトピア ブルワリー)は、愛知県長久手市へ2023年に誕生したマイクロブルワリーです。 Totopia Breweryのある長久手市(ながくてし)は、愛知県の北西部に位置し、 名古屋市のベッドタウンとして発展してきたところで、「住み易いまち」として全国でも上位にあることで知られる都市です。 2005年に「愛・地球博」(愛知万博)が開催され、その跡地は愛・地球博記念公園として開放されており、 2022年には「ジブリパーク」の開業で賑わいました。 そんな長久手市の愛・地球博記念公園の近くへ戸建ての醸造所を構えているのがTotopia Breweryです。 店内は、1階にタップルームと醸造所があり、2階は事務所になっており、 店内全体が純白の内装にチューブ状のイルミネーションの装飾が印象的なお店です。 Totopia Breweryでは、ホップの効いたIPAを中心に、毎回異なるテイストのビールを提供しています。


Totopia Brewery


Totopia Breweryのエントランス


Totopia Breweryの店内








カウンターには10本のタップ

Totopia Breweryでは、原材料にカナダ産、ドイツ産の麦芽とアメリカ産、ニュージーランド産のホップを使用し、 地元 長久手の水を仕込み水として使用して醸造しています。 特にTotopia Breweryでは、アメリカンテイストを重んじつつ、 New England IPA、 Fruited Sour Ale、 Barrel Aged Beerの3つを軸に醸造中。

Geniophobia

Nyctophobia

Heliophobia


Totopia Breweryの運営元である合同会社ATOWA(アトワ)は、飲食業、酒類販売、 クラフトビール製造を手掛ける愛知県名古屋市の会社です。 合同会社ATOWAの創業者であり代表の森田 純矢(もりたじゅんや)さんは、愛知県豊川市の出身で、 これまでバーを中心に飲食店での経験を積んできた経営者です。 森田さんの掲げる経営理念は、「日々の喜びと、豊かな暮らしの為に」です。

森田さんは、豊川市で学生時代を過ごし、高校卒業後は上京して東京や横浜で接客業に就いていました。 4年程勤務した英国パブを2013年9月末に退職し、 独立して自分の店を持つため愛知県に戻ることにしました。 ビアパブを開業するには立地的に豊川市よりは、大消費地である名古屋市の繁華街の方が有利と考え、起業の準備を開始。 こうして、2014年7月6日にクラフトビールと自家製ハンバーガーのお店「BRICK LANE」(ブリックレーン)をプレオープン。 同年7月13日には、「BRICK LANE」のグランドオープンを迎える運びとなりました。

2015年には、名古屋周辺のビアパブを紹介する「NAGOYA CRAFT BEER MAP」の発行を開始。 後に「暮らしとビール」という冊子になりました。また、アメリカでクラフトビール業界の市場調査を開始したのもこの年。 市場を肌で感じるためということで、この時から毎年アメリカへ現地視察に訪れるようになりました。 そして、森田さんが選定した100社近いアメリカのブルワリーと取引交渉を続け、 2017年にカリフォルニア州ランチョクカモンガにある「Kings Brewing」と、 ペンシルベニア州イーストンにある「Separatist Beer Project」の2社と直接取引の提携を結び、ビールの直接輸入を開始。

そして、2017年9月1日には、法人化し合同会社ATOWAを設立。 社名の「ATOWA」は、「後は」をローマ字で置き換えた名で、「自分達の活動は止まることなく、 常に次を、その後を意識して挑戦し続ける」という信条を表したくて命名しました。 2018年3月10日には、2つ目の店舗となるクラフトビール専門の酒屋「used like new beer」 (ユーズドライク ニュービア)をオープンします。 ここでは、アメリカからの自社輸入したクラフトビールをはじめ様々なビールの販売を行なっています。

ここまでクラフトビールに関わる様々なチャレンジを続けてきた森田さんが、 次なるステップとして挑戦したのがブルワリーの開業です。 自分たちの持つ世界観の共有をさらに推し進めるための施策として選んだ道が、ビール造りでした。 そうして、ブルワリーのための物件探しを2019年3月から開始し、 瀬戸市内で候補となる物件を見つけることができ、ブルワリー開業に向けて準備を開始します。 ところが途中まで決まりかけていた物件が、思いの外2021年3月に白紙となってしまい物件探しは振り出しに戻ります。

100坪以上の土地を確保したいと考えていたこともあって、新たな候補地選びは容易ではなかったものの、 同年5月にたまたまネットで検索していたところ、よさそうな更地物件を見付けることができました。 地主は地元で酒販店を営む方で、このプロジェクトの話をすると快く貸してもらえることになり、即契約。 年が明けた2022年1月には地鎮祭を執り行い、同年3月上旬からブルワリー建屋の建設工事が始まりました。 また、建設費用の一部を捻出するため、同年5月1日~6月30日の間にクラウドファンディングにも挑戦。 そして同年5月27日には、醸造設備を搬入。2022年8月3日に、酒類等製造免許(ビール、発泡酒)を取得。 こうして同年8月16日に初仕込みに臨み、1stバッチである「Apeirophobia」が完成すると、 いよいよ同年9月29日より販売を開始しました。

その後、同年10月2日にBRICK LANEで自家製ビールのファーストリリースイベントを開催。 同年12月29日には、ブルワリーに併設のタップルーム「Totopia Brewery Taproom」をプレオープンし、 2023年1月14日に「Totopia Brewery Taproom」のグランドオープンを迎えることができました。
「Totopia」の名の由来ですが、「陶都」"Toto"と「ユートピア」"Utopia"を掛け合わせた造語です。 陶都は、陶磁器の産地だったところに多く見られる地名で、 愛知県でも瀬戸市を中心に長久手の辺までの地域を昔は「陶都」と呼んでいたそうです。

Totopia Breweryで醸造を担っているのが、ヘッドブルワーであるアメリカ人のユージーンさんと、 アシスタントの鳥井 龍介(とりいりゅうすけ)さんです。 ユージーンさんは、ビール醸造の技術を学ぶため、 2019年9月より米国ロサンゼルス近郊の「Kings Brewing」へ醸造研修に行きました。 丁度、コロナ禍に差し掛かり、思いのほか時間を要し、2年3ヶ月が過ぎた2021年11月に帰国。 米国へ旅立つ時には、まさかこんなに長くなるとは微塵も想定してなかったとのこと。
Totopia Breweryでは、チームワークを重んじており、主にビールの企画は森田さんご夫婦とユージーンさんで考案し、 ビール造りはユージーンさんの指導のもと、鳥井さんが作業を受け持つといったフォーメーションです。

Totopia Breweryの今後について森田さんにお尋ねすると、 「自分たちのビールの世界観を理解してもらうため、ラベル・名前・見た目などもこだわって行きたい。 クオリティーは当然ながら、ここでしか飲めないビールを造って行きたい。」と語ってくれました。

Totopia Breweryの醸造設備について少し紹介しますと、1バッチ(1ロットの生産量)が1,000リットルで、 以下のような設備構成になっています。
仕込み設備:  2基(糖化槽兼ロイターと、煮沸槽兼ワールプール)
発酵タンク:  10バレル×4基、 20バレル×1基、 3.5バレル×2基
貯酒タンク:  10バレル×1基、 20バレル×1基
貯湯タンク:  1基
冷水タンク:  1基
森田さんによれば、「アメリカの醸造所を見ていたことから、 ある程度レベルの高いビール造りをしたかったこともあって、設備にもこだわった。 ビールのクオリティーを確保するためには、10バレル以上のタンクが必要だと考えた結果、 こうした設備を備えることにした。」とのことでした。


醸造設備


森田 純矢さん


Totopia Breweryのこれまでの経緯は、以下の通りです。
2014年7月6日創業、「BRICK LANE」をプレオープン
2014年7月13日「BRICK LANE」をグランドオープン
2017年9月1日合同会社ATOWAを設立
2018年3月10日ボトルショップ「used like new beer」をオープン
2022年8月3日酒類等製造免許(ビール、発泡酒)を取得
2022年8月16日初仕込み
2022年9月29日1stバッチの「Apeirophobia」を販売開始
2022年12月29日「Totopia Brewery Taproom」をプレオープン
2023年1月14日「Totopia Brewery Taproom」をグランドオープン


ビアクルーズ管理人の一言:
2023年1月、愛知県長久手市にある「Totopia Brewery」を訪れて、3種類の缶ビールを購入し、自宅で飲みました。



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