Tall Boys Brewing |
ブルーパブ名: | Tall Boys Brewing | |
電話番号: | 052-887-3491 | |
住所: | 愛知県名古屋市南区松池町2丁目28-1 | |
定休日: | 月曜休 | |
営業時間: | 火~木: 18:00~22:00 金土日: 15:00~23:00 |
|
ビールの種類: | Midnight Ride West (ウエストコースト インディア ペールエール) Black Honey Amber Ale (アンバーエール) Two Hop Pale Ale (アメリカン ペールエール) Toasted Breakfast Porter (ポーター) Three Banger Triple IPA (トリペル インディア ペールエール) Steel Underground IPL (インディア ペールラガー) King of the Castle Bavarian Weizen (ヴァイツェン) |
|
醸造開始: | 2023年1月8日 | |
アクセス: | JR東海道本線/笠寺駅東口から徒歩5分 | |
URL: | http://tallboysbrewing.jp/ | |
Facebook: | Tall Boys Brewing | |
instagram: | Tall Boys Brewing | |
Online Shop: | https://www.tallboysbrewing.jp/s/order | |
製造元: | Cascadia株式会社 | |
電話番号: | 052-887-3491 | |
住所: | 愛知県名古屋市南区松池町2丁目28番地1 |
Tall Boys Brewing(トール ボーイ ブルーイング)は、 愛知県名古屋市南区へ2022年に誕生したマイクロブルワリーです。 名古屋からJR東海道本線で13分ほど行った笠寺駅近くの住宅街にあるタップルームを併設するブルワリーです。 店内は、テーブル席とカウンター席があり、常時8種類の樽生を楽しむことができます。
Tall Boys Brewingでは、原材料にドイツ産、イギリス産の麦芽と、 アメリカ産、オーストラリア産、ドイツ産、ニュージーランド産のホップを使用し、 地元 名古屋の水を仕込み水として使用して醸造しています。
Midnight Ride West |
Black Honey Amber Ale |
Two Hop Pale Ale |
Three Banger Triple IPA |
Tall Boys Brewingのフードメニューのメインは、ホットサンドです。 ホットサンドの種類は、オーソドックスなチェダーチーズのサンドから、グリルハム&チーズ、 ガーリックブリー&チェダー、ゴルゴンゾーラやパルメザンを使ったムーンライトグリル、 そしてスモークビーフやサワークラフトを使用したミッドタウンルーベンなどからチョイスでき、 ソースもケチャップ、マスタード、バーベキュー、マヨネーズなど4種類から選べます。 その他、ミックスナッツ、ビールナッツ、チーズボードなどのおつまみメニューも用意しています。
Tall Boys Brewingのヘッドブルワー Collin Blodgett(コリン プラジェット)さんは、
アメリカ合衆国ワシントン州の東部、Spokane(スポーカン)の出身で、
幼い頃からビール造りに親しんできた筋金入りの醸造家です。
コリンさんの育った家庭では、父親がホームブルワーをしていたことから、
コリンさんも12歳頃からビール造りの手伝いをするようになりました。
高校卒業後は、大学へ進学し生化学を専攻。
アメリカの大学を卒業後は、日本の大学で学ぶため2008年8月に来日、東京での生活が始まります。
東京の大学では国際情勢を専攻、大学卒業後は名古屋の会社に就職しました。
しかし、サラリーマン生活はどことなく肌に合わず、
故郷にいた頃のようにビール造りがしたいと考えるようになります。
2018年、そんなコリンさんは、友人からビール造りに興味を持つという会社経営者を紹介されます。
それが、BAYSHORE(ベイショア)株式会社の代表取締役であるシャノン ロブ ダグラスさんです。
ベイショアは、レストラン経営から食料品や酒の輸入、飲食店コンサルティング、
不動産業など幅広く手掛ける名古屋を本拠地とする2014年6月創業(設立同年8月)の会社で、
ステーキハウス「Midtown BBQ」
(ミッドタウン バーベキュー)を東京・名古屋・横浜に3店舗展開するほか、
本格的なスリランカ料理のケータリングサービスを提供する「Ceylon Catering」(セイロン ケータリング)を、
名古屋・横浜に展開しています。
ベイショア社長のロブさんの後ろ盾により、コリンさんはブルワリーの立ち上げに向けて動き始めます。
2019年春、ビール造りを学ぶため、
カリフォルニア州フェアフィールドにあるHeretic Brewing(ヘレティック ブリューイング)へ研修を受けに行きます。
それから日本に帰国し、いざブルワリーの設立に向けて準備を開始しようとした矢先に、
新型コロナウィルスによる感染拡大が猛威を振るい、ブルワリーの設立は一旦踏み留まることになりました。
その代わりに、暫くはファントムブルワリーとして活動することを決め、
静岡県沼津市にある沼津クラフトの醸造設備を借りて、ビール造りを進めることにしました。
そうして、2020年11月にファントムブルワリーとしての第1弾となる「Two Hop Pale Ale」の販売を開始します。
それからは月に一回程度、沼津へ通いながら、瓶ビールの製造を続けていました。
また時折、和歌山県有田川町にあるNOMCRAFT Brewingにも訪れて、
コラボレーションビールを造る機会もありました。
2020年12月1日には、Cascadia(カスケイディア)株式会社を設立。
そして、醸造所となる物件探しを始めると、以前は鉄鋼関係の工場だったという物件と出会い、2021年7月に契約。
建物のリノベーション工事が始まると、建屋内の壁をはがしたり、床の油汚れを取ったり、
壁に断熱材を貼ったりといった作業はコリンさん自らがDIYで進め、
専門的な部分を業者に手伝ってもらいながら完成させました。
こうして2022年1月31日には、自家醸造に先駆けて醸造所併設のタップルーム「Tall Boys Brewing」をプレオープン。
同年2月3日に、タップルーム「Tall Boys Brewing」のグランドオープンを迎えることができました。
また、ファントムブルワリーとしての瓶ビールの製造は、同年2月を最後に終了。
同年8月20日には醸造所へ醸造設備を搬入。
そして、今後は自家醸造に一本化するため、同年9月を以ってファントムブルワリーの活動は終了しました。
2022年12月14日に、酒類等製造免許(ビール)を取得し、
同日から初仕込みに臨み、年が明けて1stバッチとなる「Midnight Ride West」が完成すると、
2023年1月8日にタップルームにて販売を開始しました。
Tall Boys Brewingの名の由来ですが、創業に関わったメンバー3人が皆、背が高かったこと。
そして、カナダやアメリカでは、500ml缶のことを「Tall Can」と呼ばれていて、
そんなTall Canを提供して行きたいという思いも込めて命名しました。
今後のTall Boys Brewingについてコリンさんにお尋ねすると、「2024年からは缶ビールの製造を始める予定。
また、現在より大規模な醸造所となる物件を探しているところ。
もし、今より大きい醸造所が完成した暁には、大量生産するビールを新工場で製造し、
限定醸造やOEM受託品などを現工場で造っていく、2工場体制に持って行きたい。」と語ってくれました。
コリンさんのご厚意により醸造設備を見せてもらいましたので、ご紹介しましょう。
醸造設備 【1バッチ(1ロットの生産量)が570リットル】
仕込み設備
右側が糖化槽(マッシュタン)兼、ろ過槽(ロイター)
左側が煮沸槽(ケトル)兼、ワールプール
仕込み設備の左隣が貯湯タンク(ホットリカー)
発酵&貯酒タンクが5基
中央の3基が1,300リットルで、両端の2基が600リットル
Shandong Tiantai Beer Equipment Co., Ltd社のプラント、中国製
一番左側から、600リットルの発酵&貯酒タンク、2基の内の1基 ( 実用容量は570リットル )
1,300リットルの発酵&貯酒タンクが3基 ( 実用容量は1,140リットル )
600リットルの発酵&貯酒タンク、2基の内のもう1基 ( 実用容量は570リットル )
プレハブ冷蔵庫
冷蔵庫の中には出荷を待つケグが積み上げられていました
麦芽の粉砕機(ミル)
コリン プラジェットさん
Tall Boys Brewingのこれまでの経緯は、以下の通りです。 | |
2020年12月1日 | Cascadia株式会社を設立 |
2022年1月31日 | タップルーム「Tall Boys Brewing」をプレオープン |
2022年2月3日 | タップルーム「Tall Boys Brewing」をグランドオープン |
2022年12月14日 | 酒類等製造免許(ビール)を取得 |
2022年12月14日 | 初仕込み |
2023年1月8日 | 自家醸造ビールを販売開始 |
ビアクルーズ管理人の一言:
2023年2月、愛知県名古屋市南にある「Tall Boys Brewing」を訪れて、自家醸造ビールを飲みました。