岡崎ビール


ブルーパブ名: [パブなし]
ビールの種類: ジンジャーIPA (インディア ペールエール)
レッドエール (レッドエール)
岡崎八丁味噌ポーター (ポーター)
ヘーフェヴァイツェン (ヘーフェヴァイツェン)
岡崎八丁味噌ヴァイツェン (ヴァイツェン)
醸造開始: 2023年11月21日
URL: https://okazaki-beer.com/
Facebook: 岡崎 ビール
instagram: 岡崎 ビール
Online Shop: https://okazakibeer.base.shop/

製造元: 岡崎ビール株式会社  城北工場
電話番号:
住所: 愛知県岡崎市城北町14番地1
アクセス: 愛知環状鉄道線/北岡崎駅から徒歩14分

岡崎(おかざき)ビールは、愛知県岡崎市へ2023年に誕生したマイクロブルワリーです。 岡崎ビールのある岡崎市は、愛知県のほぼ中央に位置し、 古くは徳川家康の生誕地である岡崎城があったことから城下町として栄え、 また東海道五十三次の38番目の宿場町「岡崎宿」として多くの旅人が行き交う場所でした。 また、八丁味噌や花火の産地として古くから知られており、 毎年夏になると花火師の腕試しとされる花火大会が盛大に行われています。 そうした岡崎市内の伊賀川沿いに新築の醸造所を構えているのが岡崎ビールです。

岡崎ビールでは、3種類の定番ビールを販売しています。 原材料には、イギリス産、ドイツ産の麦芽とイギリス産、アメリカ産のホップを使用し、 地元 岡崎の水を仕込み水として使用して醸造しています。 副原料には、岡崎産の米『ミネアサヒ』をいずれのビールにも使用しています。

ジンジャーIPA

レッドエール

岡崎八丁味噌
ポーター

ヘーフェ
ヴァイツェン

岡崎八丁味噌
ヴァイツェン


岡崎ビールを製造する岡崎ビール株式会社の代表取締役 天野 竜太(あまの りょうた)さんは、 地元 岡崎市の出身で、ビール好きが高じてビール造りの道に入ったという醸造家です。 天野さんは、高校時代までを岡崎で過ごし、 その後は静岡県の大学へ進学。 元々絵を描くことが好きだったという天野さんは、 アニメーターを目指して大学卒業後、上京して東京都内のアニメーション制作会社に就職しました。 それから、3年ほどアニメーターとして勤務していましたが、自身の将来性に限界を感じて転職を決意。 自動車の内装設計の仕事に就き、故郷である愛知県にUターンしました。

天野さんがビール造りの道を歩みはじめた経緯は、元々ビールが好きで、よく愛飲していたことがはじまりでした。 国内のオクトーバーフェストやビアフェスなどのイベントに足を運ぶうちに、 次第にクラフトビールの多種多様なスタイルに興味を持ち始め、 2016年頃からは多種多様なビールを求めて、国内のブルワリーを訪ね歩いたり、 リフレッシュ休暇を使ってヨーロッパやアメリカの醸造所巡りをするようになりました。 そうした体験を重ねるうちに、いつしかビール造りに興味を持つようになり、 ネットで醸造所の情報を調べはじめたところ、岡崎市内でパブを運営しているHyappa Brewsを見付けました。 早速、Hyappa Brewsに連絡を取り、転職を決意。それまで9年間勤務してきた会社を退職し、 2018年4月よりHyappa Brewsで働きはじめ、ビール造りの道の第一歩を踏み出しました。

Hyappa Brewsの醸造所は、岡崎から車で50分ほど南へ下った蒲郡市の西浦という温泉地にありました。 天野さんは、岡崎と西浦を行き来しながら、Hyappa Brewsのオーナーでブルワーのクレイグさんの手伝いをしていました。 そうしたある日、クレイグさんがたまたま埼玉県所沢市にある所沢ビールのオーナーと話をする機会があり、 所沢ビールで製造スタッフを募集していることを聴き、そのことを天野さんにも紹介しました。 突然舞い降りてきた話に、天野さんは考えました。 その結果、よりビール造りに専念できる環境を求めて所沢ビールへの移籍を決意。 半年ほど勤務したHYAPPA BREWSを同年9月に退職、翌10月には埼玉県に移り、所沢ビールで働きはじめました。

その後、所沢ビールには4年弱ほど在籍しました。 日常の醸造作業を続ける中で自分の好きなビールを造ってみたいという思いが少しずつ沸き上がり、 独立を検討し始めていたこともあり、生まれ故郷である岡崎での起業を決意。 仕事の傍らブルワリーの立ち上げに向けた準備を進めて行き、2022年6月に所沢ビールを退職。 翌7月には所沢から岡崎へ移り、同年8月26日に岡崎ビール株式会社を設立。 同年11月には、伊賀川沿いの土地で醸造所の建設工事を開始。 同年12月14日には自家醸造に先駆けて、所沢ビールの協力を得て、 自身の手で醸造したオリジナルビールの販売を開始しました。2023年9月1日に、酒類等製造免許(発泡酒)を取得。 同年10月4日に初仕込みを行ない自家醸造のビールが完成すると、同年11月21日より販売を開始しました。

天野さんに岡崎ビールの今後についてお尋ねすると、 「地元 岡崎の八丁味噌、米などの名産品を原材料に使用して、ビールの種類を増やして行きたい。 また、地元メーカーとのコラボ商品にも取り組んで行きたい。」と語ってくれました。

天野さんのご厚意で醸造設備を見せてもらいましたので、ご紹介しましょう。


岡崎ビール 城北工場


醸造設備  【1バッチ(1ロットの生産量)が500リットル】


手前の2つのタンクが仕込み設備で、奥のタンクが貯湯タンク(ホットリカー)


仕込み設備
左側が糖化槽(マッシュタン)兼、ろ過槽(ロイター)
右側が煮沸槽(ケトル)兼、ワールプール


貯湯タンク(ホットリカー)


手前の2つのタンクが発酵タンク、奥のタンクが熟成タンク


500リットルの発酵タンクが2基


500リットルの熟成タンク(BBT)


冷水タンク(グリコールタンク)


プレハブ冷蔵庫


麦芽の粉砕機(ミル)


天野 竜太さん


岡崎ビールのこれまでの経緯は、以下の通りです。
2022年8月26日岡崎ビール株式会社を設立
2023年9月1日酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2023年10月4日初仕込み
2023年11月21日自家醸造ビールを販売開始


ビアクルーズ管理人の一言:
2023年12月、愛知県岡崎市にある「岡崎ビール」を訪れて3種類のビールを購入して、自宅で飲みました。



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