MARTINEZ BREWERY


ブルーパブ名: 食堂マルチネス
電話番号: 052-755-7550
住所: 愛知県名古屋市千種区本山町4-74-1 IB本山1F
定休日: 無休
営業時間: 11:30~15:00、 17:00~24:00
ビールの種類: セッションエール (セッションエール)
マルチネスIPA (インディア ペールエール)
ペールエール (ペールエール)
ニューイングランドIPA (ヘイジー インディア ペールエール)
ジューシーペールエール (ヘイジー ペールエール)
ヴァイツェン (ヴァイツェン)
醸造開始: 2023年7月11日
アクセス: 名古屋市営地下鉄 東山線、名城線/本山駅から徒歩1分
Facebook: マルチネス
instagram: マルチネス/本山ランチ/居酒屋/ハンバーガー

製造元: 株式会社DATZ  マルチネス醸造所
電話番号: 052-755-7550
住所: 愛知県名古屋市千種区本山町四丁目74番地1 IB本山1階
URL: http://datz.jp/

MARTINEZ BREWERY(マルチネス ブルワリー)は、愛知県名古屋市千種区へ2023年に誕生したマイクロブルワリーで、 食堂マルチネスの店舗内に併設されています。 食堂マルチネスは、昼の部はクラフトバーガー(ハンバーガー)とスパイスカレーの専門店に、 そして夜の部は気軽に立ち寄れる大衆酒場にと2つの顔を持つ、明るい雰囲気のお店です。 店内は、テーブル席とカウンター席から構成され、店内奥からガラス越しに醸造設備を眺めることができます。


MARTINEZ BREWERYのある「IB本山」ビル


食堂マルチネス


食堂マルチネスの店内


テーブル席





カウンター席


店内奥からはガラス越しに醸造設備を眺められます

MARTINEZ BREWERYでは、 原材料にドイツ産、イギリス産、アメリカ産の麦芽とアメリカ産、スロベニア産のホップを使用し、 地元 名古屋の水を仕込み水として使用して醸造しています。

セッションエール

マルチネスIPA

ヴァイツェン


食堂マルチネスのフードメニューは、 ポテトサラダ、冷奴、冷やしトマト、わさび枝豆、もやしキムチ、マカロニツナサラダなどのファストメニューから、 焼餃子、牛煮込み、フライドポテト、うずらやチーズ・ハムカツなどの串揚げ、イカゲソのしょうゆバター、 アジフライ、ちくわの磯部揚げ、マグロやタコの刺身といった一品料理に、 豚バラスタミナ焼きやホルモンスタミナ焼きなどガッツリメニューまでビールと相性のよいメニューが揃っており、 出来立てのビールと合わせて味わえます。
また、ランチタイムには、 クラフトバーガー(ハンバーガー)とスパイスカレーをメインとしたランチメニューから選べます。


マルチネスフェイバリットバーガー (ランチメニュー)


MARTINEZ BREWERYや食堂マルチネスを運営する株式会社DATZ(ダッツ)は、 名古屋市内に飲食店8店舗(2024年4月現在)を展開する飲食業とビール製造を手掛ける会社です。 ビールの製造を始めた動機は、株式会社DATZの代表取締役 高橋 努(たかはしつとむ)さんが、 以前缶入りのクラフトビールを飲んで「こんな美味いビールがあるのか!」と感銘を受けた出来事がきっかけでした。 それ以来、いつか自社で造るクラフトビールを自社の店舗で出したいという夢を持つようになったと言います。

そうした高橋社長の夢を託されたのが、醸造責任者の杉江 勇哉(すぎえゆうや)さんです。 杉江さんは、愛知県常滑市の出身で、大学時代まで常滑市で過ごし、 大学卒業後は大阪の外食産業の会社に就職し、関西に移りました。 それから、同社が経営する居酒屋で1年間働くも、家庭の事情で愛知県にUターンすることとなりました。 杉江さんは、大学時代に高橋社長が経営していたバー(株式会社DATZの1号店)でアルバイトをしていたことがあり、 その時の縁が元で再びDATZで働き始めました。 それから5年ほどが経ち、独立を考えた杉江さんは、2005年にDATZを退職しコーヒー店を開業。 自営業として始めたコーヒー店を7年間ほど経営しましたが、2012年には閉店。 その後は再びDATZに復帰することになりました。

一方、順調に店舗拡大を続けてきた高橋社長は、長年の夢であったブルワリー設立に着手しようと考えていました。 そこで、大学時代に化学を専攻していたという杉江さんに声が掛かり、ブルワリーの立ち上げに向けて動きはじめました。 2018年4月には、三重県内のブルワリーで同年5月までの1ヶ月間に亘り醸造研修を受けてきました。 2019年には醸造設備の検討も進んでメーカーも決まり、2020年に醸造設備の発注をしようとしていた矢先に、 新型コロナウイルス感染拡大の影響から店舗経営も厳しくなり、醸造の準備は一旦ストップしました。

それから1年が過ぎ、新型コロナの影響は続いているものの、ブルワリーの立ち上げ計画を再開。 ブルワリーのスペースを確保した新店舗の開業準備を進め、 ビールの自家醸造に先駆けて2022年1月2日に「食堂マルチネス」をオープンしました。 また、同年6月~7月にかけて醸造設備も搬入され、2023年4月27日には酒類等製造免許(発泡酒)を取得。 同年5月10日に初仕込みに臨み、1stバッチのセッションエールが完成すると、 同年7月11日に食堂マルチネスでお披露目となり、自家醸造ビールの販売を開始しました。

その後、醸造担当を増員することとなり、 杉江さんのアシスタントとして、金崎 伸紘(かなざきのぶひろ)さんが加わりました。 金崎さんは、愛知県三好町(現在は、みよし市)の出身で、 杉江さんの下で醸造の勉強を続けているという醸造家の卵です。

杉江さんに今後のMARTINEZ BREWERYについてお尋ねすると、 「今は小さくスタートして、設備も小さいことから、何度もバッチを回していろいろなビール造りを試してみたい。 そして、試した結果からデータを蓄積しながら、それぞれの液種のクオリティーを上げて行きたい。 それから、ある程度安定したところで、次なるは規模の拡大も検討して行こう思う。」と語っていました。

杉江さんのご厚意により醸造設備をみせてもらいましたのでご紹介します。


醸造設備  【1バッチ(1ロットの生産量)が300リットル】
中国のTIANTAI(テンタイ、正式社名:Shandong Tiantai Beer Equipment Co., Ltd.)のプラント


仕込み設備
右側が糖化槽(マッシュタン)兼、ろ過槽(ロイター)
左側が煮沸槽(ケトル)兼、ワールプール


貯湯タンク(ホットリカー)


300リットルの発酵&貯酒タンク×3基のうちの1基


300リットルの発酵&貯酒タンク×3基のうちの2基


杉江 勇哉さん


金崎 伸紘さん


DATZのこれまでの経緯は、以下の通りです。
1998年3月創業
2001年7月株式会社DATZを設立
2022年1月2日「食堂マルチネス」をオープン
2023年4月27日酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2023年5月10日初仕込み
2023年7月11日自家醸造ビールを販売開始


ビアクルーズ管理人の一言:
2024年4月、愛知県名古屋市千種区にある「食堂マルチネス」を訪れて、MARTINEZ BREWERYの自家醸造ビールを飲みました。



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