Dr.KONG BREWING


ブルーパブ名: Dr.KONG BREWINGタップルーム
電話番号:
住所: 山口県宇部市大字車地138
定休日:
営業時間:
ビールの種類: The Answer[ジ・アンサー] (アメリカン ベルゴエール)
Jamite[ジャマイト] (ニューイングランド インディア ペールエール)
1080[テンエイティ] (アメリカン ポーター)
醸造開始: 2024年3月31日
アクセス: JR山陽本線/厚東駅からタクシーで10分
URL: https://dr-kongbrewing.com/
instagram: Dr.KONG BREWING
Online Shop: https://shop.domainetaka.com/category/beer

製造元: 株式会社永山本家酒造場
電話番号: 0836-62-0088
住所: 山口県宇部市大字車地138番地
URL: https://www.domainetaka.com/

Dr.KONG BREWING(ドクターコング ブリューイング)は、 山口県宇部市にある日本酒メーカー「永山本家酒造場」(ながやまほんけしゅぞうじょう)が手掛けるクラフトビールです。 永山本家酒造場のある宇部市(うべし)は、山口県西部に位置し、周防灘(瀬戸内海)に面する山口県屈指の工業都市です。 明治時代より石炭産業で栄え、その後セメント製造をはじめ重化学工業を基幹産業として成長を遂げてきたところです。 そうした宇部市内の豊かな緑に囲まれ厚東川が流れる里山に永山本家酒造場があります。 様々なアルコール飲料と地域の原料を取り扱うことが大きな目標といういう同社が、 新たに取り組む宇部市初となるマイクロブルワリーが、Dr.KONG BREWINGです。 酒蔵ならではの魅力あふれるビール造りを目指しています。 醸造所に併設するタップルームで出来立てのビールを飲めるほか、 同社オンラインショップや同社特約店で瓶ビールを購入することができます。


Dr.KONG BREWINGタップルーム
※出典: Dr.KONG BREWINGのinstagramより


※出典: Dr.KONG BREWINGのホームページより

永山本家酒造場では、 原材料にイギリス産、ドイツ産の麦芽とアメリカ産、オーストラリア産、ドイツ産、ニュージーランド産のホップを使用し、 日本酒の仕込みにも使用している天然水を、仕込み水として使用して醸造しています。 この天然水は、中国山脈に降り注いだ雨が浸透して、 秋吉台より流れるミネラルを豊富に含んだ伏流水を地下150mの井戸から汲み上げたものです。
また、副原料には、地元の農産物の中から未活用作物とされてきた柑橘類や、 日本酒造りでは使用できない規格外の酒米、そして日本酒製造過程で生み出される酒粕などを使用しており、 酒蔵ならではの特長を持ったビールを醸しています。

The Answer

Jamite

1080


Dr.KONG BREWINGを運営する株式会社永山本家酒造場は、 1888年(明治21年)創業の山口県宇部市にある日本酒メーカーで、日本酒「貴」の蔵元です。 その初代、創業者は永山 橘太郎さんと言いました。創業から7年が経過した1895年に、仕込蔵が完成します。 そして、1905年には貯蔵蔵が完成、1915年には瓶詰蔵が完成と続きます。 2007年10月1日には、永山本家酒造場を法人化し、株式会社永山本家酒造場に社名を変更。 2009年11月12日には、仕込み水を汲み上げる新しい井戸が完成します。 そして、2016年11月18日には、事務所のうち旧二俣瀬村役場庁舎だった部分が、 国の登録有形文化財(建造物)に登録されることになりました。 こうして、永山本家酒造場は現在に至ります。

永山本家酒造場がビール造りを始めるに至った経緯は、5代目の家督を継いだ代表取締役 永山 貴博さんの代になり、 昨今のアルコール離れや低アルコール化に直面し、 日本酒以外のアルコールを楽しむシーンの創造が必要ではないかと感じたことから、 1つの解決策としてクラフトビール事業への新規参入を決定し、スタートしました。 そして、クラフトビールがきっかけとなり、様々な形で日本酒に関心を持ってもらいたいと願っていました。

永山本家酒造場がブルワリー立ち上げに動き出したのは、2023年2月のこと。 同年4月には、築135年を超える酒蔵の休眠していたスペースのリノベーションを開始。 そして、同年7月4日に醸造設備を搬入。同年8月3日に醸造設備の引渡完了。 2023年11月14日に、酒類等製造免許(発泡酒)を取得。 同年12月7日に試験醸造としての初仕込みに望み、年が明けた2024年2月12日にはいよいよ本仕込みを開始、 3種類の定番ビールが完成すると、同年3月31日の蔵開きにおいてお披露目となり、 自家醸造ビールの販売開始に漕ぎ着けました。

Dr.KONG BREWINGのコンセプトは、「Steal Your Heart」。 飲む人の心を盗むような魅力あふれるブルワリーを目指したいという想いが込められています。 そして、原材料には、できるだけ地元のものを使用し、 その原料の個性をしっかりと表現したクラフトビールになるよう仕上げています。 こうしたビール造りを進めることで、クラフトビールを通して宇部市を広く知ってもらい、 訪れたくなるきっかけになるようなブルワリーでありたいと考えています。

Dr.KONG BREWINGの今後については、 「更に地元農家や生産者と繋がり、地元農産物をアピールしたクラフトビール造りを進めたい。 そして、クラフトビールを通して宇部市の六次産業を盛り上げ、関係人口を増やして行きたい。 この素晴らしい里山の風景を大切にし、魅力を伝えていく蔵でありたい。」とのことでした。


醸造設備
※出典: Dr.KONG BREWINGのinstagramより


糖化槽(マッシュタン)
※出典: Dr.KONG BREWINGのinstagramより


煮沸槽(ケトル)
※出典: Dr.KONG BREWINGのinstagramより


発酵&貯酒タンクが4基
※出典: Dr.KONG BREWINGのinstagramより


麦芽の粉砕機(ミル)
※出典: Dr.KONG BREWINGのinstagramより


ケグの洗浄機
※出典: Dr.KONG BREWINGのinstagramより



永山本家酒造場のこれまでの経緯は、以下の通りです。
1888年(明治21年)初代 永山橘太郎さんにより創業
2007年10月1日株式会社永山本家酒造場に社名を変更
2023年7月4日醸造設備を搬入
2023年11月14日酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2023年12月7日初仕込み
2024年2月12日本仕込み開始
2024年3月31日蔵開きにてお披露目、販売開始


ビアクルーズ管理人の一言:
2024年4月、山口県宇部市にある永山本家酒造場のオンラインショップで、3種類の「Dr.KONG BREWING」のビールを購入し、 自宅で飲みました。



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