となみ麦酒


ブルーパブ名: DINING&BAR MERRY'S CLUB
電話番号: 0763-58-5576
住所: 富山県砺波市表町10-2
定休日: 木曜休
営業時間: テイクアウト: 11:00~21:00
ディナー: 18:00~24:00
ビールの種類: AMERICAN PALE ALE (アメリカン ペールエール)
HAZY IPA (ヘイジー インディア ペールエール)
TULIP RED IPA (レッド インディア ペールエール)
N.F.B.A (ビターエール)
WEIZEN (ヴァイツェン)
BROWN ALE KANADE (ブラウンエール)
SUMMER SAISON (セゾン)
Kolsch (ケルシュ)
PORTER (ポーター)
醸造開始: 2022年11月25日
アクセス: JR城端線/砺波駅北口から徒歩3分
URL: https://www.merrys-club.com/
Facebook: となみ麦酒
instagram: 富山のクラフトビール醸造所/となみ麦酒

製造元: となみ麦酒合同会社
電話番号: 0763-58-5576
住所: 富山県砺波市表町10番2号

となみ麦酒(ばくしゅ)は、富山県砺波市へ2022年に誕生したマイクロブルワリーです。 となみ麦酒の故郷である砺波市(となみし)は、富山県の西部、砺波平野の中心に位置し、 「散居村」(さんきょそん)という独特の美しい景観が広がる地域で、 北アルプスの美しい山々や庄川の清流などを望む自然環境に恵まれたところです。 また、チューリップの生産地としても知られており、 毎年ゴールデンウィークには「となみチューリップフェア」が開催されています。 そうした砺波市で第一号となるクラフトビールが、となみ麦酒です。 砺波駅近くにある「DINING&BAR MERRY'S CLUB」(ダイニングバー メリーズクラブ)の一角に醸造所を構え、 赤を基調とする店内では、多国籍料理の豊富なメニューと出来立てのビールを味わうことができます。


DINING&BAR MERRY'S CLUB








DINING&BAR MERRY'S CLUBの店内


カウンターバー


テーブル席


奥の部屋


カウンターサイドには、5本のタップ

となみ麦酒では、原材料にイギリス産、ドイツ産、カナダ産の麦芽とアメリカ産のホップを使用し、 庄川の湧水から取水する砺波の水を仕込み水として使用して醸造しています。

TULIP RED IPA

Kolsch

PORTER


DINING&BAR MERRY'S CLUBのフードメニューは、 季節ならではの食材を豊富に使ったイタリアンやカジュアルフレンチ、創作料理など様々なジャンルから選べ、 出来立てのビールと合わせて味わえます。


チーズ盛り合わせ
※出典: DINING&BAR MERRY'S CLUBのホームページより


ソーセージ盛り合わせ
※出典: DINING&BAR MERRY'S CLUBのホームページより


メリーズピザ
※出典: DINING&BAR MERRY'S CLUBのホームページより


南砺ポークロースグリル
※出典: DINING&BAR MERRY'S CLUBのホームページより

となみ麦酒の製造元である「となみ麦酒合同会社」は、 砺波市内を拠点に飲食業やクラフトビール製造を手掛ける会社です。 となみ麦酒合同会社の代表 齊藤 斎(さいとうひとし)さんは、富山県南砺市の出身で、 ホテル業界に22年間従事し、独立した後、経営者となった今も現場に立つことを重視する経営者であり醸造家です。 齊藤さんは、南砺市で生まれ育ち、学校を卒業後は砺波市内の地元企業に就職し、 ホテルのメインバーやレストランで働いていました。

砺波は、チューリップの生産地として有名なところで、市街地にある砺波チューリップ公園では、 毎年満開を迎える4月下旬から5月上旬にかけて「となみチューリップフェア」が開催され、 300万本のチューリップが会場内を彩ります。 その砺波チューリップ公園に隣接してチューリップの情報発信拠点として1996年4月20日にオープンしたのが、 チューリップ四季彩館(しきさいかん)です。 館内には、チューリップパレスやパレットガーデン、球根シアター、チューリップホール、 ミュージアムショップなどの施設があり、見学のみならず、園芸講座やボランティア・緑化活動の拠点にもなっています。 そうしたチューリップ四季彩館には、 その当時、齊藤さんの勤め先であったホテルが運営する「カフェかくれ庵」を開業しており、 オリジナルのソフトクリームのほか、ランチメニューを販売していました。

その後、齊藤さんの勤務していたホテルの親会社にあたる商社によって、ホテルやレストラン、カフェからの撤退が決まり、 齊藤さんは会社を退職することとなりました。 そして、ホテルが運営していた「カフェかくれ庵」も撤退が決まっていたことから、 齊藤さんが運営を引き継ぐことにしました。 それからは「カフェかくれ庵」の経営を生業としていましたが、以前のホテル勤務の頃に比べ夜が暇だったことから、 バーを開業したいと考えました。丁度その頃、駅近くの天満屋旅館の跡地が空いていたことから、 すぐに契約を済ませると開業準備を進め、2014年6月25日に「DINING&BAR MERRY'S CLUB」をオープンしました。

齊藤さんが、ビール造りを志すようになったのは、2017年頃のことで、 自店舗で提供するビールを自分でつくれないかと思ったのがきっかけでした。 それからいろいろ構想を練っていたところ、2020年に入ると新型コロナウイルス感染拡大の影響で、 店舗をこれまでのように営業することができなくなったことから、思い切って休業することにして、 ブルワリーの立ち上げ準備に注力することにしました。そして、2021年6月に「となみ麦酒合同会社」を設立。 そうして2022年には醸造所も出来上がってきており、2022年9月13日には酒類等製造免許(発泡酒)を取得。 同年9月下旬に、初仕込みに臨み、1stバッチである「AMERICAN PALE ALE」が10月25日に完成すると、 同年11月25日に、「DINING&BAR MERRY'S CLUB」をリニューアルオープンすると共に、自家醸造ビールのお披露目となりました。

齊藤さんへ今後のとなみ麦酒についてお尋ねすると、 「砺波には、過去にクラフトビールのブルワリーがなかった。だから、一番最初のブルワリーになれた。 砺波はチューリップで有名なところなので、チューリップをメインに据えてラインナップを考えて、 『TULIP RED IPA』をつくった。 それと、ビール造りに関しては基本的に、正統派ビールにこだわって行きたいと思っている。 と言うのも以前、バーテンダー時代に酒を学んでいて、先輩社員から『初めのうちは、スタンダードが大切』と習った。 スタンダードを理解できていなければ、同じ酒を注文された時に、同じように同じものをつくることができない。 スタンダードが身についてこそ、アレンジしたものを提供できる。 ・・・こうしたことを学んでいたので、ビールも正統派にこだわりたい。 (今後の展望については、)まずは地元の方々に店舗に足を運んでもらって飲んで欲しい。 その次にECサイトを使って、全国のお客様に広めて行きたい。 ただ、醸造規模は、今のままで行くつもり。規模を拡大すれば人も増やさなければならないが、 今のところは余計に人を雇うより、まずは自分自身でオペレーションして、 造れる範囲でやって行きたいと思う。」と語っていました。

齊藤さんのご厚意で醸造設備を見せてもらいましたので、ご紹介します。


仕込み設備  【1バッチ(1ロットの生産量)が300リットル】
400リットルの糖化釜(マッシュタン)


右側のタンクが400リットルの煮沸釜(ケトル)兼、ワールプール
左側のタンクが400リットルのロイター


450リットルの発酵タンクが2基


プレハブ冷蔵庫


麦芽の粉砕機(ミル)


齊藤 斎さん



となみ麦酒のこれまでの経緯は、以下の通りです。
2014年6月25日「DINING&BAR「MERRY'S CLUB」をオープン
2021年6月となみ麦酒合同会社を設立
2022年9月13日酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2022年11月25日「DINING&BAR MERRY'S CLUB」をリニューアルオープン
自家醸造ビールを販売開始

ビアクルーズ管理人の一言:
2024年6月、富山県砺波市にある「となみ麦酒」を訪れて、3種類のビールを購入して、自宅で飲みました。



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