Brewery Tumugi


ブルーパブ名: Beer Bar Tumugi
電話番号: 080-5489-0201
住所: 沖縄県島尻郡久米島町仲泊1087-6
定休日: 日~木休 (これらの曜日でも6名以上の予約で営業可)
営業時間: 18:00~24:00
ビールの種類:
TROPICAL ALE (フルーツエール)
月桃セゾン (セゾン)[限定醸造]
黒糖ポーター (ポーター)
島胡椒セゾン (セゾン)[限定醸造]
ゴールデンゴールドエール (ゴールデンエール)[限定醸造]
夏の日のセゾン (セゾン)
ベルジャンゴールデンエール (ゴールデンエール)[限定醸造]
Mango Saison (セゾン)
サンセットエール (ケルシュ)[限定醸造]
綱曳きエール (ヘイジー インディア ペールエール)[限定醸造]
マーサンビール (ペールエール)[限定醸造]
キャンプエール (セッション インディア ペールエール)[限定醸造]
PALE ALE (ペールエール)
マラソンエール (ヘイジー インディア ペールエール)[限定醸造]
ワカチャラエール (セッション インディア ペールエール)[限定醸造]
WHALE TAIL (セッション インディア ペールエール)[限定醸造]
JAPANESE CINNAMON PALE ALE (ペールエール)[限定醸造]
TROPICAL ALE next (フルーツエール)
醸造開始: 2023年3月19日
アクセス: 那覇空港から飛行機で30分、久米島空港からタクシーで10分
URL: https://brewery-tumugi.square.site/
Facebook: Brewery Tumugi
instagram: brewery tumugi
Online Shop: https://brewery-tumugi.square.site/s/order

製造元: Brewery Tumugi
電話番号: 080-5489-0201
住所: 沖縄県島尻郡久米島町字仲泊1087番地6

Brewery Tumugi(ブルワリー ツムギ)は、沖縄県久米島町へ2023年に誕生したマイクロブルワリーです。 Brewery Tumugiの故郷である久米島(くめじま)は、沖縄県の最西端、 沖縄本島から西へ100kmほどのところに位置する周囲約50kmの離島で、美しい海に囲まれ、 琉球王朝時代から宝石のように美しい島として「球美の島」(くみのしま)と呼ばれていました。 そうした久米島で島の恵みを使ってビール造りを続けている島内初となるブルワリーが、Brewery Tumugiです。 併設のBeer Bar Tumugiでは、出来立ての樽生5種と、ビールと相性の良いフード類を合わせて楽しむことができます。


Brewery Tumugi
※出典: Brewery TumugiのFacebookより


夜はこんな感じ
※出典: Brewery TumugiのFacebookより


Beer Bar Tumugiの店内
※出典: Brewery Tumugiのホームページより

Brewery Tumugiでは、 原材料にドイツ産、イギリス産の麦芽とアメリカ産、ニュージーランド産、イギリス産、チェコ産のホップを使用し、 白瀬川に由来するきれいな水を仕込み水に使用して醸造しています。 また副原料には、久米島の恵みをふんだんに使用しています。

TROPICAL ALE
next

黒糖ポーター

夏の日のセゾン

Mango Saison

PALE ALE


Brewery Tumugiで、クラフトビールの醸造から店舗の運営、 イベントへの出店などを一手に切り盛りしているのが代表兼、醸造長の島袋 陽子(しまぶくろようこ)さんです。 島袋さんは、茨城県笠間市の出身で、学生時代に久米島の素晴らしさに魅了され移住、 その久米島で一念発起しビール造りを始めたバイタリティー溢れる醸造家です。

茨城で生まれ育った島袋さんは、高校卒業後、美大へ進学のため東京に移りました。
その島袋さんと久米島との出逢いは、大学時代の冬休みのこと。 リゾートホテルでアルバイトをするため初めて久米島を訪れました。 久米島は、沖縄県の最西端、沖縄本島から西へ100kmに位置し、人口は7000人程度で、 面積は59.53平方kmという県下でも本島、西表島、石垣島、宮古島に次いで5番目に大きい島です。 スキューバダイビングのスポットや、東北楽天ゴールデンイーグルスのキャンプ地として知られ、 島内にはリゾートホテルや民宿が点在します。

久米島に滞在してみると、とても住みやすいところで、すぐに気に入りました。 特に「初めてきた場所なのに、なんだか懐かしい感じがした。 また、人との距離が近くて寂しくない」という点が気に入ったと言います。 そして東京へ戻ってからも久米島への思いは高まっていて、やがて移住することを決めると、 大学卒業後の2009年に東京を後にしました。 こうして島での暮らしが始まり、しばらくして久米島町職員として町役場に勤務することになりました。 そして島で結婚し、2人の子にも恵まれました。

島袋さんがビール造りを始めようと思った経緯ですが、島袋さんは元々ビールが大好きで、 クラフトビールの存在を知るとすぐに多種多様なビールの世界にすっかりはまってしまい、 時折国内外のクラフトビールを取り寄せたりしていました。 また、町役場に勤務していた頃、ふるさと納税の返礼品の担当をしていてことがあり、 久米島の特産品発掘のため農家や加工業者など生産者と関わっているうちに、いつしか「自分自身も島の恵みを活かして、 何か島の魅力をアピールできるものが作りたい」と漠然と考えるようになっていました。 そんな中、県内にある小規模ビール醸造所の存在を知り、2019年12月末に訪ねてみました。 その醸造所では、沖縄のハーブや果実を使った個性豊かなビールを造っていました。 そして「この規模だったら久米島でもできるかもしれない」と考え、 「私もこんなビールを作り、島の魅力を発信したい」という新たな夢が芽生えました。

ところがその後、新型コロナウイルス感染拡大というパンデミックに世の中が襲われ、 その影響は島袋さんにも降りかかって来ました。 島袋さんは、町役場でコロナワクチン接種の担当となり、 人員不足や情報不足の中で毎日残業が続く日々を過ごしていました。 心にのしかかるプレッシャーもあってだんだん心が塞いで行き、 何もかもが楽しいと思えず、闇の中を歩くような日々が続いていました。 そうした中、以前購入してあったクラフトビールを冷蔵庫の中に見つけ、 ビール瓶を手に取って栓を抜きグラスに注いで飲んでみると、 ホップの香り・モルトの甘味・コクをしみじみ感じ、心から「美味しい」という感情を久し振りに感じることができました。 そのビールの製造元の社長の著書を読んだことがあり、醸造への真摯な姿勢に深い感銘を受けたこともあって、 心を込めて造られたものは人の心を動かすことができると思いました。 そうして、「私も誰かを元気にできるようなビールを造りたい」という強い思いから起業を決意し、 2021年からブルワリー設立に向けて動き始めました。

そして、2021年10月12日~16日と、2022年3月22日~26日の間の2度に亘り、 石見麦酒(島根県江津市)へ醸造研修を受けに行きました。 また、2022年3月には11年間勤務してきた町役場を退職し、店舗の改装工事に着手。 以前はカフェや韓国料理店として使われていたという建物を、 自分たちでDIYをしながら形にして行き、同年4月20日に「Beer Bar Tumugi」をオープン。 沖縄県産を中心に仕入れたゲストビールと、フード類の提供を開始しました。同年12月19日には、醸造設備を搬入。 2023年1月27日に、酒類等製造免許(発泡酒)を取得。 また、資金調達のため、同年2月1日~2月28日に掛けてクラウドファンディングも実施しました。 同年2月16日には、いよいよ初仕込みに臨むことができ、1stバッチの「TROPICAL ALE」が完成すると、 同年3月19日にBeer Bar Tumugiにてお披露目となりました。

ブランド名のTumugiは、久米島の伝統工芸品である久米島紬(重要無形文化財)から取っており、 久米島紬のように、丁寧に、人と人の縁を紡ぐビールを作りたいという願いを込めてTumugiと命名しました。 また、ロゴも久米島紬をイメージしたものになっています。






仕込み設備  【1バッチ(1ロットの生産量)が200リットル】
※出典: Brewery TumugiのFacebookより


発酵タンク
※出典: Brewery TumugiのFacebookより


島袋 陽子さん
※出典: Brewery Tumugiのクラウドファンディングサイトより



Brewery Tumugiのこれまでの経緯は、以下の通りです。
2022年4月20日「Beer Bar Tumugi」をオープン
2023年1月27日酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2023年2月16日初仕込み
2023年3月19日自家醸造ビールを販売開始


ビアクルーズ管理人の一言:
2024年8月、沖縄県久米島町にある「Brewery Tumugi」より5種類のビールを取り寄せて、自宅で飲みました。 島袋さんには、お心遣いを戴きとても感謝しております。



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