Tri-potamia三州麦酒


ブルーパブ名: [パブなし]
ビールの種類: ペールエール (ペールエール)
醸造開始: 2024年10月27日
アクセス: JR東海道本線/安城駅北口から徒歩9分
URL: https://tri-potamia.com/
instagram: Ichiro Oguri

製造元: Tri-potamia三州麦酒
電話番号:
住所: 愛知県安城市大東町11番24号

Tri-potamia三州麦酒(トリポタミアさんしゅうばくしゅ)は、 愛知県安城市へ2024年に誕生したマイクロブルワリーです。 Tri-potamia三州麦酒のある安城市(あんじょうし)は、愛知県の中央部、西三河地方に位置し、 工業や農業が共に盛んな産業と自然、文化が融合するところです。 歴史的には農業が盛んな地域で「日本デンマーク」とも称されるほど農業や畜産の技術が発展してきた一方で 近年は自動車産業を中心とした工業が急成長してきました。 市内には、農業をテーマとしたテーマパーク「安城産業文化公園デンパーク」が市民の憩いの場となっているほか、 毎年夏に行われる「安城七夕まつり」は市を代表するイベントで、多くの観光客で賑わいます。 そうした安城市の市街地に醸造所を構えるのが、Tri-potamia三州麦酒です。 Tri-potamia三州麦酒では、安城ならではのビールを開発するため、 地域の声をもとに試行錯誤しながらビール造りを進めています。 また、同市内の畑を借りて、秋には大麦、そして春にはホップを植え、ビールの原材料作りにも挑戦しており、 いずれは原材料ともに安城産のビールを届けられることを目指しています。


Tri-potamia三州麦酒


Tri-potamia三州麦酒の玄関





勝手口側のスペースでオープンエアなテイスティングを開催

Tri-potamia三州麦酒では、原材料にアメリカ産の麦芽と、チェコ産のホップを使用し、 地元 安城の水を仕込み水として使用して醸造しています。

ペールエール


Tri-potamia三州麦酒は、愛知県内の三河地方や知多半島の歴史や文化、産業を背景に、 地域の恵みを活かしたクラフトビールの醸造を目指して創業したマイクロブルワリーです。 Tri-potamia三州麦酒のオーナー兼醸造責任者である小栗 一朗(おぐりいちろう)さんは、愛知県安城市の出身で、 以前からベルギービールに関心を持っており、ビール好きが高じてビール造りを始めたという醸造家です。
小栗さんは、安城市で生まれ育ち、大学を卒業してからは会社員を続けてきました。

そんな小栗さんがベルギービールに目覚めたのは、ある社会人講座がきっかけでした。 以前からビールが好きだったことから、 2007年頃より愛知大学の名古屋キャンパスで開催された教養セミナー「ベルギービールの魅力」に通い始めました。 名古屋市中区にある酒販店「BEER BOUTIQUE KIYA」(ビアブティック キヤ)を運営する株式会社木屋の代表取締役で、 一般社団法人 日本ベルギービール・プロフェッショナル協会の代表理事を務める三輪 一記さんが講師を担当されていた講座で、 1,000種類以上もあると言われるベルギービールについて、様々な角度からその素晴らしさを紹介するというものでした。 小栗さんは、数年に亘り講座に通い、同じ講義を何度か繰り返し受けたこともあり、 そうしているうちにベルギービールの奥深さや面白さに引き込まれて行き、 いつしか自身でもビールを造ってみたいと思うようになりました。

その後も、休日には各地のブルワリーを巡り、ビアフェスにも参加しながら情報収集を進めていました。 そうした中、島根県江津市にある石見麦酒が開発した石見式の設備を活用すれば、 比較的安価でブルワリーを構築できることを知り、早速石見麦酒に連絡してみました。 そうして、2023年4月より2週間ほどビール造りの研修のため江津市を訪れ、 その後は石見麦酒とコンサル契約を締結して様々なアドバイスを受けるようになりました。 同年7月には、それまで勤務していた会社を退職。 安城市内の使われなくなった一戸建ての民家を借りることができ、さらに醸造に向けて準備を進めて行きました。 そして、2024年6月24日に、酒類等製造免許(発泡酒)を取得。 同年9月中旬には初仕込みに臨み、ペールエールが完成すると、 同年10月27日に醸造所の建物の脇のスペースを使ってお披露目を行なうことができ、販売開始へと漕ぎ着けました。

「Tri-potamia」という名の由来についてですが、ビールの起源は古代メソポタミア地方にあるとされており、 「メソポタミア」という言葉はギリシア語で、「川(Potamia)の間(meso)」を意味しています。 そして、Tri-potamia三州麦酒が掲げる理念は、ビールを使って地元である三河地方を盛り上げること。 そこで、ビールの発祥地の名称と「三河」を組み合わせ、 「三(Tri)」と「川(Potamia)」から「Tri-potama」とし、西三河地方を古くは「三州」と呼んでいたことなどから、 Tri-potamia三州麦酒と命名しました。

小栗さんに今後のビール造りについてお尋ねすると、 「メインはベルギービールを造っていく予定。ただ、お客様から要望があれば、どんなスタイルのビールでも、 造って行きたいとは思っている。」と答えてくれました。


小栗 一朗さん


Tri-potamia三州麦酒のこれまでの経緯は、以下の通りです。
2024年6月24日酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2024年10月27日自家醸造ビールを販売開始

ビアクルーズ管理人の一言:
2024年11月、愛知県安城市にある「Tri-potamia三州麦酒」を訪れて、ペールエールを飲みました。



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