104BREWERY


ブルーパブ名: 104BREWERY
電話番号: 070-4346-1843
住所: 岐阜県土岐市妻木町字塚本2057-1
定休日: 月~木休
営業時間: 15:00~24:00
ビールの種類: American Pale Ale (アメリカン ペールエール)
HAZY Pale Ale (ヘイジー ペールエール)
Altbier (アルト)
Belgian White (ベルジャン ホワイトエール)
Porter (ポーター)
醸造開始: 2024年10月26日
アクセス: JR中央本線/土岐市駅からタクシーで13分
Facebook: 土岐市クラフトビール工房 104 Brewery
instagram: 林大地

製造元: 株式会社ケィテック
電話番号: 070-4346-1843
住所: 岐阜県土岐市妻木町字塚本2057番地1
URL: https://www.k-tech.ne.jp/

104BREWERY(イチマルヨン ブルワリー)は、岐阜県土岐市へ2024年に誕生したマイクロブルワリーです。 104BREWERYのある土岐市(ときし)は、岐阜県の南東部に位置し、周囲を山々に囲まれた自然豊かなところです。 日本有数の陶磁器の産地として知られており、約1300年の歴史を持つ美濃焼が広く有名なほか、 織部焼の発祥の地としても知られています。 また、近年は土岐プレミアム・アウトレットの開業により、週末には大勢の買い物客で賑わうようになりました。 そうした土岐市で初となるブルワリーが、104BREWERYです。 店内は、カウンター席とテーブル席があり、 ガラス越しに醸造設備を眺めながら出来立てのビールを味わうことができます。 のどかな環境の中で都会の雑踏を忘れ、クラフトビールと一緒にゆっくりした時間を過ごすのも良いものです。


104BREWERY


左の扉がエントランス


104BREWERYの店内


店内からはガラス越しに醸造設備を眺められます








カウンター席


カウンターには6本のタップ




104BREWERYでは、 原材料にドイツ産、イギリス産の麦芽と、アメリカ産、ニュージーランド産のホップを使用し、 地元 土岐市の水を仕込み水として使用して醸造しています。

American Pale Ale

HAZY Pale Ale

Altbier

Belgian White

Porter

104BREWERYの母体となる株式会社ケィテックは、 愛知県名古屋市緑区に本社を置く機械系の設計・開発を専門とする設計事務所です。 1970年に機械設計事務所として創業以来、自動車関連部品の設計・開発や、生産設備/専用機の設計・開発、 次世代通信システムの設計・開発、福祉機器の開発、 CADスクールやプログラミングスクールの開催などを手掛けてきており、 新規事業として始めたのがクラフトビール事業への異業種参入です。

その新規事業の牽引約として104BREWERYの責任者を務めるのが、林 大地(はやしだいち)さんです。 林さんは、岐阜県土岐市の出身で、クラフトビールの美味しさに目覚め、 クラフトビールへの思いが高じてビール造りを始めたという醸造家です。 林さんは、土岐で生まれ育ち、大学卒業後は会社勤めをしていましたが、 その後転職して株式会社ケィテックに2007年1月1日に入社しました。

林さんがクラフトビールに興味を持ったのは、 さるクラフトビールとの出逢いがきっかけでした。 それまでもクラフトビールを飲む機会は何度もありましたが、特段感動もなく何気なく飲んでいました。 ある時、林さんの知人から知り合いが愛知県でブルワリーをやっているという話を聴かされ、 その後瓶に入ったビールを友人がもって来てくれました。 そして、そのビールを口にした瞬間これまで飲んだビールとは明らかに異なり、その美味しさに感動を覚えたと言います。 そのビールがきっかけとなり、クラフトビールの美味しさにはまって行きました。

一方、会社での林さんは、これまで自動車の部品設計業務に従事してきましたが、 後輩も育ってきたことから、林さん自身としては新たな仕事に挑戦してみたいと思っていました。 そうした中、何か新規事業をスタートさせたいと考えていた社長の金子 倫司さんから、 新規事業のネタとして「何がしたい」と聞かれた林さんは、クラフトビールへの想いから、 迷わず「ビール造りをやってみたい」と答えました。 すると金子さんの心に響いたのか、醸造所の設立が現実のものとなり、準備に取り掛かることになりました。

2024年2月17日には、醸造所やタップルームが入る建物の建設が始まり、建屋が完成すると醸造設備を搬入しました。 醸造設備は、中国の設備メーカー「METO BEER EQUIPMENT CO., LTD.」社のプラント(中国製)を導入。 2024年9月17日に、酒類等製造免許(発泡酒)を取得。そして翌日には初仕込みに臨み、5種類の定番ビールが完成すると、 同年10月26日~27日に土岐市内で開催された「織部ヒルズ陶器市」に初出店し、ビールのお披露目に漕ぎ着けました。 そして、同年11月2日には醸造所併設のタップルームのグランドオープンを迎えました。

104BREWERY(イチマルヨン ブルワリー)のブルワリー名の由来は、「土岐市」から、 「ときし」を「十 四」と表現することで「10 4」となり、縮めて「104」と変化させて命名しました。

林さんに今後の104BREWERYについてお尋ねすると、 「104BREWERYのコンセプトは、実は「オール電化」ということでソーラーシステムを使ったオール電化で賄っている。 通常、醸造にはボイラーが使われることがほとんど。 ただ、現状、動力系(三相200ボルト使用)のみはソーラーで賄えていないため、今後はそこをソーラー化したいと考えている。 ビール造りに関しては、土岐市にまつわるビールを造って行きたい。土岐市の名産品を材料に使用したり。 また、岐阜県食品科学研究所において、 岐阜県内各地から採取された野生酵母についてビール醸造に適用できるかの研究を行なっており、 既に評価も行われている。そうした活動とも調整を図って、上手く取り入れて行きたい。」と語っていました。

林さんのご厚意で醸造設備を見せてもらいましたので、ご紹介します。


醸造設備  【1バッチ(1ロットの生産量)が300リットル】


仕込み設備
左から糖化槽(マッシュタン)、煮沸槽(ケトル)、貯湯タンク(ホットリカー)


左側が300リットルの糖化槽(マッシュタン)兼、ろ過槽(ロイター)
右側が300リットルの煮沸槽(ケトル)兼、ワールプール


貯湯タンク(ホットリカー)


300リットルの発酵&貯酒タンクが5基


ビンの充填機(ボトラー)


プレハブ冷蔵庫


冷蔵庫の中には、出荷を待つケグやボトルの箱が積まれていました


ケグの洗浄機


麦芽の粉砕機(ミル)


林 大地さん


104BREWERYのこれまでの経緯は、以下の通りです。
1970年8月機械設計事務所を創業
1977年12月法人化のため有限会社柴田エンジニアリングを設立
1988年12月株式会社ケィテックに社名変更
2024年9月17日酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2024年9月18日初仕込み
2024年10月26日織部ヒルズ陶器市にてお披露目
2024年11月2日「104BREWERY」をグランドオープン

ビアクルーズ管理人の一言:
2024年11月、岐阜県土岐市にある「104BREWERY」を訪れて、5種類の定番ビールを購入し、自宅で飲みました。



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