コノユビトマレ


ブルーパブ名: コノユビトマレ
電話番号: 0564-73-6525
住所: 愛知県額田郡幸田町大字芦谷大西9-1
定休日: 日月休
営業時間: 17:00~23:30
ビールの種類: ヴァイツェン (ヴァイツェン)
IPA (インディア ペールエール)
WIPA (ダブル インディア ペールエール)
ポーター (ポーター)
醸造開始: 2024年12月3日
アクセス: JR東海道本線/幸田駅から徒歩1分
Facebook: コノユビトマレ
instagram: Brewery restaurant コノユビトマレ

製造元: 株式会社コノユビトマレ
電話番号: 0564-73-6525
住所: 愛知県額田郡幸田町大字芦谷字大西9番地1

コノユビトマレは、愛知県幸田町へ2024年に誕生したレストラン併設のマイクロブルワリーです。 コノユビトマレのある幸田町(こうたちょう)は、愛知県の南部、 西三河地方に位置する自然が残る静かなまちで、 主な産業は自動車関連を中心とした製造業と農業で支えられています。 町内には東海道本線が南北に縦断し、国道23号線のバイパスや、 4車線化された国道248号線など交通の便も比較的良いところです。 そうした幸田町の幸田駅近くにレストランと醸造所を構えるのが、コノユビトマレです。 店内は広々としたフロアに、吹き抜け部分は天井も高く、明るくて開放的な空間になっています。 店内左手に醸造室があり、ガラス越しに醸造設備を眺めることができます。 一方、店内右手にはLEXUSのスポーツカーが展示してあり、その横にはレーシングシミュレーターも設置され、 店内に配置されたディスプレイでスポーツ観戦ができたりと、単なるブルワリーレストランの枠を超え、 アミューズメントを意識した施設となっています。 料理はイタリアンが中心で、どれもビールとの相性の良いものばかりで、 出来立てのビールとのペアリングが楽しめます。


コノユビトマレ


建物左手が醸造所


夜はこんな感じ


コノユビトマレのエントランス


コノユビトマレの店内


店内に入って左手が醸造室


店内に入って右手にはソファー席があり、
その奥にはカバーが掛かったスポーツカーが展示されています





店内奥がカウンター席


カウンターには8本のタップ




コノユビトマレでは、原材料にドイツ産、イギリス産の麦芽とアメリカ産、ドイツ産、カナダ産のホップを使用し、 幸田の水を仕込み水として使用して醸造しています。

ヴァイツェン

コノユビトマレのフードメニューは、ビールと相性の良い多彩なメニューが取り揃えられています。 Mixナッツやフライドポテト、チェダーポテト、ゼッポリーニ、自家製ピクルスなどのおつまみメニューから、 バァファローチキンウィングや海老とマッシュルームのアヒージョ、自家製ミートラザニアなど一品料理、 その他、各種ビザ、各種パスタ、各種サラダといった食事メニューまで、 好きなものと出来立てのビールを組み合わせて味わうことができます。


国産牛100%の自家製ミートラザニア


キッシュのデリサラダ


チェダーポテト

先程に紹介したソファー席の奥にあるカバーの掛かったスポーツカーですが、 中身はLEXUS LFAという世界で500台限定で販売されたレアなスポーツカーです。



社長が所有している車両とのことで、ベールを脱ぐと、

LFA
※出典: 金星blogより

また、その隣にはレーシングシミュレーターも設置されています。 これも社長の発案らしく、SF14モノコックシミュレーター/ZR-SF14-Formulaという本格的なもので、 プロドライバーにも使用されるハイパフォーマンスモデルとのこと。筋金入りですね。





ブルワリー併設のレストラン「コノユビトマレ」は、 JR東海道本線の快速停車駅である幸田駅からすぐの場所にあります。 店名である「コノユビトマレ」の由来は、親会社の中で新規事業に人が集まる様子を表現したことと、 新たな事業に取り組んで行くに当り、関係者が手を携えて行くことが重要であるという意味も込めて命名しました。 そうしたコノユビトマレの母体は、自動車関連部品の製造を本業とする金星工業株式会社という製造業の会社です。 金星工業は、1950年(昭和25年)に愛知県安城市で創業。 株式会社デンソーの協力会社として主にラジエータやカーエアコンを構成する金属プレス加工品、 金属パイプ加工品、樹脂成形品を製造する専門メーカーです。2014年には工場のあった幸田町へ本社も移転。 その金星工業が近年、これまで培ってきた技術やノウハウを生かして自動車以外の医療、環境、 飲食業など新規事業に乗り出してきており、その一環として「コノユビトマレ」が誕生しました。

新規事業としてクラフトビール事業を積極的に進めたのが、 金星工業株式会社の代表取締役社長であり株式会社コノユビトマレの社長も兼務する松本 文久さんでした。 金星工業では、2003年に米国へ合弁による現地法人「HOOSIER METALFORM,INC」を設立しました。 その前後から松本さんは出張で度々アメリカを訪れるようになります。 米国滞在中には仕事終わりにブルーパブを訪れることもあって、そこで飲んだクラフトビールにいたく感銘を受け、 日本でも美味しいクラフトビールを飲めるようにしたいという気持ちが沸き上がりました。 新規事業にトライして行こうと考えていた真っただ中にあったこともあり、 また幸田町の活性化にもつながると考えた松本さんは、ブルワリーの設立を決定しました。

実際に現場で責任者を務める店長ならびに醸造長を兼務する部長 岩瀬 由英(いわせよしひで)さんは、 愛知県安城市の出身で、 新し物好きな性格から新規事業にチャレンジする機会を得て畑違いな飲食業に飛び込むことになったという醸造家です。 岩瀬さんは、安城市で生まれ育ち、短大卒業後に金星工業に入社。 ビール造りを始めることになった経緯は、松本さんがクラフトビール事業を立ち上げるに当り志願者を募ったところ、 もともとビールが好きで、 新しいことに挑戦するのが好きだった岩瀬さんが自ら手を挙げたことがきっかけで担当することが決まりました。

岩瀬さんは手始めにビール造りを学ぶため、 大阪府大阪市西区にある「ONE's BREWERY」でお馴染み株式会社一ノ瀬に2023年4月から通い始めました。 また、同年8月には金星工業が子会社として株式会社コノユビトマレを設立。 飲食業をはじめ様々な新規事業を手掛けることを目的として設立され、その事業の第一弾がビール醸造でした。 岩瀬さんがブルワリーの開業に向けて動き始めると、社長からは次々と指示が出され、 当初より醸造規模が拡大し、またビール醸造だけでなくレストランを併設することが決まり、準備に奔走する毎日でした。 2024年7月には店舗の建屋が完成し、中国製の醸造プラントを搬入。 こうして、同年9月24日に「コノユビトマレ」をグランドオープンしました。 その後、2024年10月1日に、酒類等製造免許(発泡酒)を取得。 同年10月30日に初仕込みに臨み、1stバッチとなるヴァイツェン」が完成すると、 レストラン内で同年12月3日より販売を開始しました。

今後のコノユビトマレについて岩瀬さんにお尋ねすると、 「とにかくラインナップを増やして行きたい。 また、ふるさと納税でも使ってもらえるよう働き掛けているところ。」と語っていました。

岩瀬さんのご厚意により醸造設備を見せてもらいましたのでご紹介します。


醸造設備  【1バッチ(1ロットの生産量)が500リットル】


仕込み設備
左側のタンクが貯湯タンク(ホットリカータンク)
中央のタンクがMax 800リットルの糖化槽(マッシュタン)兼、ろ過槽(ロイター)
右側のタンクがMax 900リットルの煮沸槽(ケトル)兼、ワールプール


Max 700リットルの発酵&貯酒タンクが6基


ビンの充填機(ボトラー)


プレハブ冷蔵庫


麦芽の粉砕機(ミル)


ケグの洗浄機





岩瀬 由英さん


コノユビトマレのこれまでの経緯は、以下の通りです。
1950年安城板金製作所を創業
1954年1月金星工業株式会社を設立
2014年本社を安城市から幸田町へ移転
2023年8月株式会社コノユビトマレを設立
2024年9月24日「コノユビトマレ」をグランドオープン
2024年10月1日酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2024年10月30日初仕込み
2024年12月3日自家醸造ビールを販売開始

ビアクルーズ管理人の一言:
2024年12月、愛知県幸田町にある「コノユビトマレ」を訪れて、1stバッチのヴァイツェンを飲みました。



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