凸凹Brew Works


ブルーパブ名: [パブなし]  醸造所併設直売所にて販売
電話番号: 0586-82-8585
住所: 愛知県一宮市せんい1-5-8
定休日: 土日休
営業時間: 10:00~15:00
ビールの種類: ビールの種類: 朝からエール (ペールエール)
毎日のみたくなるヴァイツェン (ヴァイツェン)
シン・ピルスナー (ピルスナー)
醸造開始: 2025年12月18日
アクセス: 名古屋鉄道 名古屋本線/妙興寺駅からタクシーで6分
妙興寺駅から徒歩35分
instagram: 凸凹brew works

製造元: 凸凹Brew Works株式会社
電話番号: 0586-82-8585
住所: 愛知県一宮市せんい一丁目5番地8
関連URL: https://www.tretre.link/
関連URL: https://mercato-i.com/

凸凹Brew Works(でこぼこブリューワークス)は、愛知県一宮市へ2025年に誕生したマイクロブルワリーです。 凸凹Brew Worksのある一宮市(いちのみやし)は、愛知県の北西部、尾張地方に位置する都市で、 市の名称の由来でもある尾張国の一宮である「真清田神社」(ますみだじんじゃ)の門前町として発達してきたまちで、 毛織り物のまちとしても知られるところです。 そうした一宮市内の繊維産業の歴史が息づく「せんい団地」地区へ、 一宮市で通算5番目のブルワリーとして誕生したのが「凸凹Brew Works」です。 凸凹Brew Worksの母体はオノマトペという児童発達支援や放課後等デイサービスを運営する会社で、 障がいを持つ方々の支援の場の1つとしてスタートしました。 凸凹Brew Worksでは、瓶入りのビールを中心に製造しており、醸造所併設の直売所で販売しています。 また、近々に醸造所の近隣へタップルームをオープンするとのこと。

凸凹Brew Worksでは、原材料にドイツ産の麦芽とドイツ産のホップを使用し、 一宮の水を仕込み水として使用して醸造しています。

朝からエール

毎日のみたくなる
ヴァイツェン

シン・ピルスナー


凸凹Brew Worksを運営する凸凹Brew Works株式会社は、愛知県一宮市に本拠地を置く、 クラフトビール製造・販売を業容とする会社です。 その母体は、株式会社オノマトペと言い、地元で児童発達支援や放課後等デイサービスなどを運営する会社です。 株式会社オノマトペの代表で、 凸凹Brew Works株式会社の代表取締役兼醸造責任者を兼任する豊島 裕康(とよしまひろやす)さんは、 地元 一宮市の出身で、雑貨店の経営と障がい者支援事業の2つの事業を掛け持つ経営者であり醸造家です。

豊島さんは、一宮市で生まれ育ち、 大学卒業後は生活雑貨や日用品を販売する春日井市内の会社に就職し、 時計や雑貨などのバイヤーとして働いていました。 その後、同社を退職し、2004年に独立して雑貨店「mercato」(メルカート)を起業します。 mercatoは、オンラインショップのほか、一宮市のせんい団地内に実店舗を構えており、 地中海沿岸の陽気な雰囲気を醸し出す内装のセレクトショップとして、 レディースウェア、雑貨、コーヒーなど様々な商品を販売、2階にはキッズスペースも設けていました。 また、自社での独自商品の開発にも着手し、2016年にはプライベートブランドの雑貨品の企画販売も始めました。 ( ※店舗は、2022年7月末に閉店 )

一方で、豊島さんのプライベート面では、2010年に長男が誕生。 ところが後に重度の障がいを持って生まれてきたことが分かりました。そうしたことがきっかけとなり、 障がいを抱えた子供たちのために何か出来ることはないかと考え、2018年2月に株式会社オノマトペを設立し、 児童発達支援や放課後等デイサービスの運営を開始しました。 オノマトペでは、小学校入学前の幼児から小学1~6年生までの障がいのある子どもたちに対して、 放課後や学校の長期休暇中に学習支援や生活能力・社会性を高めるための活動支援を行っており、 その活動拠点も順次拡大し現在では6ヶ所を稼働しています。

このような活動に取り組んできた豊島さんが、クラフトビールの製造を始めるに至った背景について触れていきます。 クラフトビールの醸造所を立ち上げた動機は、障がいを抱えた人たちの働ける場の創出にありました。 昨今、障がい者の雇用は減少傾向にあり、仕事自体が減っている現実がありました。 また、働ける仕事があったとしても、賃金が非常に低く生活していくことができないのが実情です。 そうした中、2021年の秋頃のこと、 障がい者の雇用創出の試みとしてビール製造を始めたという西陣麦酒(京都府京都市上京区)のことを知りました。 そこで早速豊島さんは西陣麦酒を訪れて、醸造所を障がい者の働く場所として提供している現状について話を聞きました。 また、こうした障がい者の働ける場の創出を目的として醸造所を開業したブルワリーが全国にいくつかあることも知り、 豊島さんが自身のモデルとして選んだのが、能登半島にある日本海倶楽部(石川県能登町)でした。

日本海倶楽部を訪れて話を聞くと共に、醸造所の設立に向けて活動していることを伝え、 支援を依頼することとになりました。そして、醸造技術の指導にあたっては、 日本海倶楽部で実際に醸造を担当していたチェコ出身のJiri Kotynek(コティネック ジリ)さん (通称"KOTAS"コチャス、現在は独立し富山県富山市でKOBO Breweryを運営)から教わることになり、 2023年の5月から6月に掛けてコチャスさんからビール造りを一から学びました。

そして、2024年10月には、凸凹Brew Works株式会社を設立。 醸造所は雑貨店「mercato」の店舗があった建物の1階部分に設けることにしました。また、醸造設備は、 中国のTONSEN(Shandong Tonsen Equipment Co. Ltd/山東トンセン機械設備有限公司)のプラントを採用。 翌年の2025年10月9日には、酒類等製造免許(ビール)を取得。 同年11月5日に初仕込みに臨み、1stバッチの「朝からエール」と、2ndバッチの「毎日のみたくなるヴァイツェン」が完成すると、 同年12月18日に一宮市内のクラフトビール専門店「ビアセラー イチノミヤ」にて初開栓を迎えることとなりました。 また、年が明けた2026年2月4日より、瓶ビールの販売も開始しました。

凸凹Brew Worksでアシスタントブルワーを務めるのが、牧野 愛花(まきのあいか)さんです。 牧野さんは、愛知県名古屋市瑞穂区の出身で、凸凹Brew Worksで醸造技術を学び、 現在は豊島さんと一緒にクラフトビールの製造に携わっています。

凸凹Brew Worksの命名の由来についてですが、 そもそも醸造所の設立目的は、障がい者の就労の場を設けること。そして、そこに集まる人たちは「みんなちがって、みんないい」。 そんな個性豊かな「凸凹なひとたち」が集まるビール醸造所であることから、「凸凹Brew Works」とネーミングしました。

豊島さんに今後の凸凹Brew Worksについてお尋ねすると、 「現在は醸造所しかないので、折角訪れて下さった方々にその場で飲んでもらえる場所がないため、 近々に醸造所の近くにタップルームを設ける方向で、現在準備を進めているところ。 凸凹Brew Worksのビールの展開先としては、いきなり全国展開するというよりは、 まずは地元である一宮市を中心に、地域に根差して販売して行きたいと思う。」と語ってくれました。

豊島さんのご厚意で醸造設備を見せてもらいましたので、ご紹介しましょう。


凸凹Brew Worksのある「mercato」の建物


凸凹Brew Worksのエントランス


仕込み設備  【1バッチ(1ロットの生産量)が1,000リットル】
右側のタンクが、糖化槽(マッシュタン)兼、煮沸槽(ケトル)
左側のタンクが、ろ過槽(ロイター)兼、ワールプール


貯湯タンク(ホットリカータンク)


1,000リットルの発酵タンクが3基


2,000リットルの発酵タンク×3基のうちの1基


2,000リットルの発酵タンク×3基のうちの1基(2台目)


2,000リットルの発酵タンク×3基のうちの1基(3台目)


瓶の充填機(ボトラー)


ケグの洗浄機


麦芽の粉砕機(ミル)


冷水タンク (屋外)


プレハブ冷蔵庫 (屋外)


豊島 裕康さん



凸凹Brew Worksや関連事業のこれまでの経緯は、以下の通りです。
2004年5月29日雑貨店「mercato」をオープン
2009年雑貨店「mercato」をせんい団地へ移転
2018年2月15日株式会社オノマトペを設立
2019年7月1日「児童発達支援トレトレbi」を開所
2022年7月31日「mercato」の実店舗を閉店
2023年4月1日「放課後等デイサービス トレトレサン イースト」を開所
2024年4月1日「就労継続支援B型 トレトレクラフト」を開所
2024年10月凸凹Brew Works株式会社を設立
2025年10月9日酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2025年11月5日初仕込み
2025年12月18日自家醸造ビールを販売開始

ビアクルーズ管理人の一言:
2026年2月、愛知県一宮市にある「凸凹Brew Works」を訪れて、3種類のビールを購入し、自宅で飲みました。



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