木曽路ビール


ブルーパブ名:  ホテル木曽路 バーリーハウス
電話番号: 0264-58-1126
住所: 長野県木曽郡南木曽町吾妻2278
定休日: 無休
営業時間: ランチバイキング: 11:00~12:00、 12:30~13:30
ディナーバイキング: 18:00~21:00 ※予約制
ビールの種類: ペールエール
ヴァイツェン [販売終了]
ピルスナー [販売終了]
ケルシュ [販売終了]
アルト [販売終了]
ポーター
木曽路プレミアムラガー
ナイアガラ ペールエール [限定醸造ビール]
レイクサイド アンバーエール [限定醸造ビール]
スモークドエール [限定醸造ビール]
デュッセルドルフアルトビア [限定醸造ビール]
レッドギャラクシー [限定醸造ビール]
インディアブラックセゾン [限定醸造ビール]
ダブルポーター [限定醸造ビール]
ヴォルケーノ [限定醸造ビール]
その他、季節限定ビール
営業開始: 1997年4月
アクセス: JR中央本線/南木曽駅からシャトルバスで約15分
URL: http://www.hotelkisoji.jp/

製造元: 木曽路ビール株式会社
電話番号: 0264-58-1126
住所: 長野県木曽郡南木曽町吾妻2278

木曽路ビールは、長野県南木曽町(なぎそまち)にある「ホテル木曽路」で1997年より醸造されて来たビールで、 ホテル併設の地ビールレストラン「バーリーハウス」をはじめ、ホテル内の各飲食施設で提供されていました。
ホテル木曽路がある南木曽町は、長野県の南西部に位置し、 町の面積の90%以上を森林が占める山深い自然豊かなところです。 近隣には、中山道の宿場町として江戸時代に栄えた妻籠宿(つまごじゅく)や、 さらに足を延ばせば馬籠宿(まごめじゅく)など、観光スポットにも恵まれています。
ホテル木曽路は、元々南木曽温泉の温泉宿から始まり、施設の規模拡大により一大リゾートへと発展してきました。 きれいな空気と緑に囲まれた豊かな自然の中に佇んで、 出来立ての木曽路ビールで「湯上りの一杯」を楽しめる格別な時を過ごせるところでした。


ホテル木曽路








ホテル木曽路のエントランス

地ビールレストラン「バーリーハウス」は、ホテルの敷地内の最も奥まった場所に建っています。 外観は全体的にグリーン系の配色で、周囲に溶け込んでいます。 店内は、天井の高い広々としたホールになっていて、ゆったりとした空間が広がっています。 大きな窓からは、庭を隔てて周囲の緑や、その先には木曽の山々を眺めることができます。


地ビールレストラン「バーリーハウス」


バーリーハウスのエントランス


1997年8月に訪問した頃のエントランス


地ビールレストラン「バーリーハウス」の店内








店内からガラス越しに醸造設備を眺められます


ビールのデリバリーカウンター


カウンターには6基のビールサーバー





フロア改装前には、入口からレストランへ通じる通路にデリバリーカウンターがありました





それ以前には、こんな立派なビールサーバーを使用していた頃もありました


木曽路ビールは、日本有数の名水域と言われる信州 南木曽岳の清冽な湧き水を仕込み水に使用して醸造する非熱処理で無ろ過の酵母が生きるビールです。 また、原材料にはイギリス産、ドイツ産の麦芽とアメリカ産、チェコ産のホップを使用し、 副原料を一切使わない麦芽100%のオールモルトビールです。

ペールエール

ポーター

木曽路プレミアムラガー

ナイアガラ ペールエール

レイクサイド アンバーエール

スモークドエール


発売当初からの缶


10周年記念特別麦酒


新パッケージの缶

また、木曽路ビールは受託醸造も一部行っていました。OEM供給先は、 「木曽天外」(なかよしびぃる)でした。



バーリーハウスの料理ですが、開業当時は通常のレストランのように料理メニューから注文する形式になっていて、 木曽地鶏のローストやオマール海老の炭火焼き、ローストビーフ、地元野菜の鍋といったメニューがありました。 その後、バイキング形式に変更されてからは、和・洋・中を中心とした料理が常時 35~40種類程度、提供されてきました。


バイキング形式へ変更になった頃のお料理の写真です
出典: http://www.hotelkisoji.jp/dish/restaurant02.html





サラダコーナー


ピザを提供するための石窯も登場!!


エントランスの会計カウンター


エントランスのディスプレイ


木曽路ビールのショーケース


木曽路ビールの販売コーナー


ホテル木曽路様のご厚意により醸造所を拝見させて戴きましたので、ご紹介します。


木曽路ビールの醸造設備は、アメリカ製のプラントを使用しています。
以前は、仕込みタンクを正面からしっかりと眺めることが出来たのですが。
左側のタンクが糖化槽(マッシュタン)兼、煮沸釜(ケトル)
右側のタンクがろ過槽(ロイター)㊤兼、ワールプール㊦
そしてさらに右側にはホットリカーがあるのですが、写真には写っておりません


左の写真は、ろ過槽(ロイター)㊤兼、ワールプール㊦
右の写真は、糖化槽(マッシュタン)兼、煮沸釜(ケトル)を上から眺めたものです


仕込み用設備のメーカープレートです
マークには、「LIQUID ASSETS」とあります


2,000リットルの発酵タンク、全8基のうちの6基です





左の写真の手前側の左右のタンクが、2,000リットルの発酵タンク、全8基のうちの残り2基です


2,000リットルの貯酒タンク(熟成タンク)が全9基
左側の列に3基、 右側の列に5基、 正面に1基








左側がビンの充填機、 右側がカンの充填機


ビンの打栓機


ケグの洗浄機


麦芽の粉砕機(ミル)


原料の麦芽


木曽路ビールのヘッドブルワーを務める武藤 良輔(むとうりょうすけ)さんは、 岐阜県羽島市の出身で、これまでも他のブルワリーで醸造経験を積んで来られた方です。 武藤さんは、これまでビール造りの研修というものをを受ける機会がなく、独学で学びながらビールの醸造に携わって来ました。
武藤さんが初めて醸造の道に入ったのは、群馬県草津町にあった草津高原ビールで勤務した時でした。 草津高原ビールは、観光地の土産物店を兼ねた食堂が提供するいわゆる「お土産ビール」で、 そこでは1年間ほどビール造りをしました。
そして、2011年からは岐阜県中津川市にある博石館で醸造を担当するようになりました。 博石館では、前任者である丹羽 智さん(現在は、アウトサイダー・ブルーイングの代表)と出逢います。 丹羽さんは、博石館ビールの立ち上げから携わって来た方でしたが、 武藤さんが博石館へ来た時には既に「いわて蔵ビール」でお馴染み「世嬉の一酒造」へ移っていました。 それでも武藤さんが博石館へ着任すると、 中津川市まで駆けつけてくれて最初のうちは醸造に関するアドバイスをしてくれていました。 そうして、武藤さんはしばらく博石館ビールの醸造を続けていましたが、 2012年8月末に博石館がビールから撤退することとなり、それに伴なって博石館を退職。
そして、2013年8月にホテル木曽路へ入社しました。 それからは、前任者の加地 真人さん(現在は、Y.MARKET BREWING)と木曽路ビールの醸造に携わり、 加地さんが退職した2013年10月末までの3ヶ月を一緒に過ごしました。 その間は、ほとんど木曽路ビールの引継ぎ作業でした。 その後、武藤さんは、木曽路ビールの大規模な醸造設備を相手に、ほとんど一人で醸造を担当して来ました。 時折繁忙期には、助っ人として作業を手伝ってくれる人が入ることもあったようです。


ヘッドブルワーの武藤 良輔さん


残念ながら、2017年12月で木曽路ビールは醸造を終了し、2018年3月末まで在庫の販売を継続していました。
そして、2018年4月1日よりホテル木曽路は、改装工事のため、しばらく休館となり、 地ビールレストラン「バーリーハウス」や醸造所は撤去され、 新たなレストランがリニューアルオープンする予定になっています。


ビアクルーズ管理人の一言:
1997年8月、 長野県南木曽町にある「ホテル木曽路」の地ビールレストラン「バーリーハウス」を訪れて、 木曽路ビールを初めて飲みました。その当時は、 ペールエール、ヴァイツェン、ピルスナー、ケルシュ、アルト、ポーターの6種類のビールを提供していました。



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