反射炉ビア


ブルーパブ名: 反射炉ビアレストランほむら
電話番号: 055-949-1208
住所: 静岡県伊豆の国市中272-1
定休日: 無休
営業時間: 11:00~15:00
ビールの種類:
太郎左衛門 (イングリッシュ ペールエール)
頼朝 (ブラウンポーター)
早雲 (アメリカン ペールエール)

~ 以下、限定醸造ビール ~
大吟醸政子 (日本酒酵母ビール)
スプリングエール (フルーツエール)
氏康 (インペリアル インディア ペールエール)
農兵スチーム (カリフォルニアコモン)
ビエール・ド・木樽草子 (ビエール ド ギャルド)
願成(がんじょう) IPL (インディア ペールラガー)
頬染めアンバー (アメリカン アンバーエール)
なごみブラウン (ブラウンポーター)
木樽のペティアン麦酒 (ワイン酵母ビール)
玉響(たまゆら)Brut 麦酒 (ブリュット インディア ペールラガー)
兵糧トリペル (ベルジャン トリペル)
瑞々Cy(ジューシー)パレット IPL (ニューイングランド インディア ペールラガー)
乙女ちっくサワー (サワーエール)
踊り子ヴァイツェン (ヴァイツェン)
沼津うるわし IPA (インディア ペールエール)
お茶屋さんのほうじ茶エール (ほうじ茶エール)
舞い踊り Juicy IPA (ベルジャン インディア ペールエール)
ど根性IPA (バレルエイジド インペリアル インディア ペールエール)
シングル毬花アザッカ (ペールエール)
伊豆のいちごシェイクIPA (ヘイジー インディア ペールエール)
ロゼ麦酒 (ワイン酵母ビール)
FERRET COFFE×反射炉ビヤ 「ピルスナー珈麦」 (コーヒーピルスナー)
FERRET COFFEE~Dear my sweet little darling~ (コーヒーピルスナー)
サンシャイン日和セゾン (ブリュット セゾン)
STRONG壱Simcoe IPA (インペリアル インディア ペールエール)
BEER JAM×反射炉ビヤ (バレルエイジド 日本酒酵母 セッション インディア ペールエール)
IBREW新橋駅前店×反射炉ビヤ (ヘイジー インディア ペールエール)
となりのアイリッシュレッド (アイリッシュ レッドアイリッシュレッド)
お茶屋さんの新茶エール (ペールエール)
百花 Honey Hazy (ヘイジー インディア ペールエール)
せせらぎモヒートAle (セゾン)
ヴァイツェン狂喜乱舞 (ヴァイツェン)
木樽の玉響BRUT (ワイン酵母ビール)
ねこシャンぱんち (ワイン酵母ビール)
神保氏張IPA (インディア ペールエール)
English おひサマー (イングリッシュサマーエール)
駿河湾の井田塩ゴーゼ (ゴーゼ)
みかん本舗のシェイクIPA (シェイク インディア ペールエール)
生搾りレモンビール (フルーツエール)
Prune Saison Nature (セゾン)
南伊豆トロピカルエール (ペールエール)
ひよっ子ヘイジー (ヘイジー セッション インディア ペールエール)
Sea Sky White (ベルジャンホワイト)
木樽のサンシャイン日和セゾン (バレルエイジド ブリュット セゾン)
オランジェ麦酒 (ワイン酵母ビール)
百花レモネードシェイクIPA (ヘイジー インディア ペールエール)
伊豆の杏子セゾン (セゾン)
Spice Cookie Ale (スパイスエール)
伊豆のメキシカンラガー (メキシカンラガー)
インディア茶居エール (スパイスエール)
ありのままブロンド (ブロンドエール)
クラシック田舎ラガー (ラガー)
甲州微行 (自然酵母ビール)
IZU BEER UNITED 『緑茶シェイクIPA』 (ヘイジー インディア ペールエール)
夜明けのギャルド (ビエール・ド・ギャルド)
うちっちIPL (インディア ペールラガー)
ファーム・葡萄・セゾン (セゾン)
伊豆のマンゴーシェイクIPA (ヘイジー インディア ペールエール)
粉雪ベルベル (ベルジャンホワイト)
猛将ヘイジーIPA (ヘイジー ダブル インディア ペールエール)
あかねの極みIPA (インペリアル レッド インディア ペールエール)
かろみケルシュ (ケルシュ)
南伊豆グアバシェイクW-IPA (ヘイジー ダブル インディア ペールエール)
チョコレートポーター (ポーター)
鬼ごろしIPA (日本酒イースト インディア ペールエール)
珈麦IPA (コーヒー インディア ペールエール)
魂のバーレイワイン (アメリカン バーレイワイン)
営業開始: 1997年4月27日
アクセス: 伊豆箱根鉄道 駿豆線/伊豆長岡駅からタクシーで5分
伊豆長岡駅から徒歩25分
URL: https://kuraya-narusawa.co.jp/brewing/
Facebook: 伊豆のクラフトビール 反射炉ビヤ
Online Shop: https://hansharo-beer.stores.jp/

製造元: 株式会社蔵屋鳴沢
電話番号: 055-949-1208
住所: 静岡県伊豆の国市中272-1
URL: http://www.kuraya-narusawa.co.jp/

反射炉ビア(はんしゃろびあ)は、 地ビール黎明期である1997年より静岡県伊豆の国市(開業当時は、韮山町)にある蔵屋鳴沢(くらやなるさわ)が製造するビールです。
反射炉ビアが誕生した伊豆の国市(いずのくにし)韮山地区は、静岡県の東部、伊豆半島北部に位置し、 源頼朝の妻 北条政子の生まれ故郷として知られており、 北条政子産湯の井戸や韮山反射炉(にらやまはんしゃろ)などの史跡があることでも知られています。 ※以前は韮山町(にらやまちょう)でしたが、2005年4月に伊豆長岡町、大仁町と合併し伊豆の国市となりました。
その韮山反射炉ですが、反射炉とは18世紀から19世紀にかけて使われていた鉄を溶かすための融解炉のことで、 韮山の反射炉は鉄砲や大砲を製造するための鋳鉄の溶解に使う目的で造られました。 そもそも反射炉がこの地に建造された背景は、幕末の頃のこと、 1840年(天保11年)のアヘン戦争を契機に国防強化の機運が高まり、 海防政策の一つとして大砲製造のための反射炉建設を進言していた韮山代官 江川 太郎左衛門 英龍(ひでたつ)は、1853年(嘉永6年)の黒船来航を受け、幕府へ反射炉の建議書を提出。 幕府から許可が降りると、翌1854年(安政元年)より建設を始めるのですが、その翌年に江川英龍は死去し、 後を継いだ息子の江川 英敏が築造を進め、1857年(安政4年)に完成しました。 そして、現代でもその遺構は残されており、現存する希少な史跡のひとつとして国の史跡にも指定されています。
そうした韮山反射炉を眺められる場所でビール造りを行なっているのが蔵屋鳴沢です。 反射炉ビアは、直営の「反射炉ビアレストランほむら」や「HANSHARO BEER STAND」で飲めるほか、 隣接する土産物店「反射炉物産館坦庵(たんなん)」やオンラインショップにて瓶ビールを購入することができます。


韮山反射炉


中央の建物が反射炉物産館坦庵、右手の蔵が地ビール工場、左手奥が反射炉ビアレストランほむら


反射炉物産館担庵


地ビール工場


反射炉ビアレストランほむら


反射炉ビアレストランほむらの店内


※蔵屋鳴沢のホームページより

蔵屋鳴沢では、原材料にイギリス産の麦芽とイギリス産、アメリカ産、ニュージーランド産のホップを使用し、 敷地内から湧き出る良質な湧き水を仕込み水として使用して醸造しています。
ビール名には地元に縁(ゆかり)のある頼朝、政子、太郎左衛門などが付けられています。 また、大吟醸政子は日本酒大吟醸用の酵母を使った非常に珍しいビールです。


太郎左衛門、 スプリングエール(季節限定)

太郎左衛門

頼朝

早雲

IZU BEER UNITED
緑茶シェイクIPA

うちっちIPL

伊豆のマンゴー
シェイクIPA


太郎左衛門、 大吟醸政子、 頼朝、 スプリングエール(季節限定)

また、蔵屋鳴沢は受託醸造も行っています。OEM供給先としては、
ビアバディ」(東京)があります。

 
■■■ HANSHARO BEER STAND
2019年5月24日に、伊豆長岡駅前へ「HANSHARO BEER STAND」(ハンシャロ ビアスタンド)をオープンしました。 駅から歩いてすぐのスタンディングスタイルのバーで、気軽に反射炉ビアを楽しめます。


HANSHARO BEER STAND
※HANSHARO BEER STANDのFacebookより

HANSHARO BEER STAND  (TEL: 080-2656-9747/水曜休/17:00~23:00/
所在地: 静岡県伊豆の国市南條730-16/
アクセス: 伊豆箱根鉄道 駿豆線/伊豆長岡駅から徒歩30秒/
Facebook: Hansharo Beer Stand )



反射炉ビアを製造する株式会社蔵屋鳴沢は、製茶業、ビール製造、物産店・飲食店の経営などを手掛ける会社で、 大正時代に韮山反射炉の入口前で茶屋を開いて、観光客にお茶や土産物を販売したところからスタートしました。 それ以前は、元々江戸時代に創業した造り酒屋だった頃もあり、明治から大正初期に掛けて日本酒造りをしていました。 伊豆は名水の地としても知られており、韮山にも良質な美味しい湧き水があり、 その水を何かに活かそうということで酒造りを始めたようです。 その当時は韮山反射炉のすぐそばで汲み上げた水を利用して酒造りを行なっており、 今もビールの仕込み水として使用しています。

その後、1954年には製茶工場が完成し、裏山に広がる茶畑で収穫する茶葉からお茶の製造・販売を開始しました。 また、1964年10月には、直営店「炭火焼きバーベキュー鳴沢」をオープンし、飲食業も始めました。 そして、1994年の酒税法改正による規制緩和を受けてビール造りに乗り出すこととし、 1996年7月に株式会社蔵屋鳴沢を設立。 1997年より反射炉ビアの製造を開始する運びとなり、 炭火焼きバーベキュー施設も無煙ロースターの導入をはじめ店舗の改装を行ない、 同年4月27日には「地ビールレストラン 蔵屋鳴沢」としてリニューアルオープンすると共に、 反射炉ビアの販売を開始しました。

2015年には、韮山反射炉が「明治日本の産業革命遺産」としてユネスコの世界文化遺産に登録されることとなり、 それに合わせて蔵屋鳴沢では大掛かりな店舗改装を行ない、 同年7月に網焼きレストランを「反射炉ビヤレストランほむら」としてリニューアルオープンしたほか、 韮山反射炉横にあった「みやげ館」もビヤレストランとブルワリーの間に新店舗を増築し、 「反射炉物産館 担庵」としてリニューアルオープンしました。

反射炉ビアの名の由来は、 幕末に伊豆の名代官だった江川太郎左衛門英龍が、国防のため韮山の地に反射炉を築いたり、 日本初のパン製造を行ったりと、西洋文化を採り入れることに優れた人であったことから、 未来を見据えて新しいものを取り入れた太郎左衛門の見識に敬意を表し、 伝統と革新を両立しながらビールを造り続けていく意思を込めて、命名しました。

2019年5月24日には、反射炉ビヤをもっと気軽に楽しんでもらいたいという思いから、 伊豆長岡駅前へHANSHARO BEER STANDをオープンしました。 伊豆長岡駅の前に建つ貸店舗を自社にてDIYで改装し、同年5月20日~23日のプレオープンに漕ぎ付けました。

ここからは、反射炉ビアレストランほむらが、蔵屋鳴沢 反射炉ビア&網焼きレストランだった頃について、 ご紹介します。

■■■ 蔵屋鳴沢 反射炉ビア&網焼きレストラン
1997年4月27日に、地ビールレストラン 蔵屋鳴沢をオープンし、それと共に反射炉ビアの販売を開始しました。 その後、外装を改装し「蔵屋鳴沢 反射炉ビア&網焼きレストラン」となりました。 店内は、造り酒屋当時を思わせる落ち着いた和風造りの広々としたホールに高い天井が吹き抜けになった解放感のあるレストランで、 伊豆で獲れる新鮮な魚介類や肉、野菜などを網で焼きながら、出来たてのビールと合わせて堪能することができました。


地ビールレストラン蔵屋鳴沢(1997年当時)


蔵屋鳴沢 反射炉ビア&網焼きレストラン


網焼きレストラン(写真左手)と地ビール工場(写真右手)との間を抜けてレストランの入口へ


網焼きレストランのエントランス


網焼きレストランの店内





網焼きレストランの売店


蔵屋鳴沢 反射炉ビア&網焼きレストラン  (TEL: 055-949-1208/無休/
平 日: 11:00~15:00、 金曜日: 11:00~22:00、 土日祝: 10:00~22:00/
所在地: 静岡県伊豆の国市中272-1 )


反射炉ビアのビール工場は、網焼きレストランの隣に建っており、 ビールの仕込み工程が分かり易く説明されていて、その設備を通路からガラス越しに見学できるようになっていました。


ビール工場





写真中央が糖化槽(マッシュタン)、その左がろ過槽(ロイター)、さらに左が煮沸槽(ケトル)


右側のタンクがろ過槽(ロイター)、中央が煮沸槽(ケトル)、左側がワールプール


発酵タンク


蔵屋鳴沢のこれまでの経緯は、以下の通りです。
大正時代韮山反射炉前で茶屋を開業
1964年10月直営店「炭火焼きバーベキュー鳴沢」をオープン
1996年7月株式会社蔵屋鳴沢を設立
1997年4月27日直営店を「地ビールレストラン 蔵屋鳴沢」としてリニューアルオープン
反射炉ビアを販売開始
2015年7月直営店を「反射炉ビヤレストランほむら」としてリニューアルオープン
2019年5月24日HANSHARO BEER STANDをオープン


ビアクルーズ管理人の一言:
1997年12月、静岡県韮山町にある「蔵屋鳴沢」を訪れて、反射炉ビアを初めて飲みました。
2013年4月、静岡県伊豆の国市にある「蔵屋鳴沢 網焼きレストラン」を訪れて、反射炉ビアを飲みました。
2020年11月、「反射炉物産館坦庵」を訪れて、瓶ビールを購入して、自宅で飲みました。



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