品川縣麦酒 |
ブルーパブ名: | [パブなし] | |||
ビールの種類: | 品川縣麦酒 | |||
販売開始: | 2006年2月22日 | |||
URL: | https://www.shinagawaken.jp/ | |||
Facebook: | 品川縣ビール | |||
企画元: | 品川縣ビール研究会 | |||
電話番号: | 03-5763-9566 | |||
住所: | 東京都品川区南大井4-7-6 | |||
製造元: | 株式会社わらび座 | |||
電話番号: | 0187-44-3988 | |||
住所: | 秋田県仙北市田沢湖卒田字早稲田430 たざわこ芸術村 |
品川縣麦酒(しながわけんびーる)は、
明治時代初頭に品川で造られていたという幻のビールをヒントに、
地元の商店主らが街おこしの材料として企画したビールです。
品川縣麦酒は、ブナの巨木で知られる秋田県の和賀山塊(わがさんかい)の清冽な伏流水を仕込み水に使用し、
原材料にはファインアロマホップであるザーツホップを使用し、
麦芽には焦がしたモルト・グレーンを使用してビールに赤味をつけることで、
街おこしの「情熱」を表現しました。また、品川縣麦酒の特長としては、
1909年(明治42年)にどぶろくから発見された「日本最古の酵母」と言われる「サッカロマイセス・エド」を使用して、
2ヶ月ほどかけて発酵させているところです。
ラベルには、「幸せな出会いに乾杯」と記されてあり、品川区のマークが大きく象られています。
1869年(明治2年)、品川縣(現在の東京都)知事 古賀 一平氏が、周辺地域の雇用創出を目的に、
土佐藩主 山内 豊信(やまうち とよしげ)の下屋敷跡(現在の東京都品川区大井3丁目付近)へ、
62坪(205㎡)のビール工場「大井村ビール製造所」を建設したという記録が今も残されています。
その後、1871年(明治4年)には、廃藩置県の直前に工場は県営から民間に払い下げられ、
引き続きビールの製造を続けていましたが、売上げは芳しくなく利益も上がらず、
1877年(明治10年)頃に廃業しました。
品川縣とは、1869年(明治2年)に武蔵国(むさしのくに)内に明治政府によって設置された県で、
現在の東京都練馬区・杉並区・中野区・新宿区・渋谷区・目黒区・品川区・大田区・世田谷区および多摩地区の東部・南部、
埼玉県・神奈川県の一部などを管轄。1871年(明治4年)11月14日には、品川縣は東京府に編入。
こうした「日本初のビール製造所」、「幻のビール」を街おこしの起爆剤にしようと、
京浜急行 立会川駅周辺の商店の店主らが集まって「品川縣ビール研究会」を立ち上げ、
「田沢湖ビール」でお馴染みのわらび座とのコラボレーションによって、品川縣麦酒が誕生しました。
品川縣麦酒の発売にあたり、キャンペーンソング「よ! 品川縣ビール」も作られ、
イベントや店頭販売などで流されていたそうです。
ビアクルーズ管理人の一言:
2014年5月、品川縣麦酒は、品川区内の酒販店で購入して、自宅で飲みました。