風上麦酒製造 |
ブルーパブ名: | [パブなし] | |
ビールの種類: | 無意識の承認 (クローブのポーター) 慢性的賛歌 (ジンジャーのベルジャン トリプル) 崇高な侵略者 (ベルジャン インディア ペールエール) 月下の願い (スコッチエール) |
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醸造開始: | 2016年7月17日 | |
Facebook: | 風上麦酒製造 | |
製造元: | 風上麦酒製造 | |
電話番号: | 080-3001-0125 | |
住所: | 神奈川県川崎市幸区南加瀬3丁目23-9 アーバニティー1階A |
風上麦酒製造(かざかみばくしゅせいぞう)は、
神奈川県川崎市幸区へ2016年に誕生したマイクロブルワリーです。
ビールの持つフレーバーにとことんこだわって、ハーブやスパイスで香り付けした、
他にはない風上麦酒製造ならではの1本を志して、個性的なビール造りを目指しています。
東京・神奈川近郊のビアバーへの生樽での出荷が中心で、ボトル入りの販売も開始しました。
風上麦酒製造の名の由来は、「ビール界の風をここから起こす!」という意気込みから名付けられました。
また、ボトルのラベルやFacebookのプロフィール写真などに、カラスの絵が使われていますが、
これは風上麦酒製造のイメージキャラクターだそうです。カラスが好きなブルワーさんによると、
カラスは街で見る機会が多いことから、「カラスを見る度に風上麦酒を思い出させてやる」という策略だとか。
そして、ビールのネーミングがこれまたとてもユニークです。かなり個性を発揮しています。その中の1つ、
「無意識の承認」が風上麦酒製造のフラグシップとなる商品です。
少し甘めのポーターへ「クローブ」というスパイスで香り付けしています。
風上麦酒製造では原材料に、アメリカ産、ドイツ産、イギリス産の麦芽と、アメリカ産、ドイツ産のホップを使用し、
地元川崎の水を調整しつつ仕込み水として使用して、きめ細かな品質にこだわって醸造しています。
無意識の承認 |
慢性的賛歌 |
風上麦酒製造の設備づくりから醸造、営業までたった一人で取り仕切るのが、
オーナー兼ブルワーの田上 達史(たのうえさとし)さんです。
田上さんは、神奈川県横浜市の出身で、大学卒業後、しばらくミュージシャン活動(ボーカル)をしていましたが、
その後は大学院で専攻した物理学の教養を活かし、予備校で物理の講師をしていました。
ビール造りを始めることになった切っ掛けは、
以前(2008年頃)とても香り豊かなシメイ青の5年熟成物に出逢って衝撃を受けて以来、
自分が欲しいフレーバーの強いビールが世の中になかったことから、
自分で造ってしまおうと考えて始めました。
そうして、2015年10月から2016年1月にかけて東京・十条の十条すいけんブルワリーでビール造りを学び、
2016年7月4日に 酒類等製造免許(発泡酒)を取得、それから仕込みを開始して、同年7月17日の販売開始に漕ぎ着けました。
ご本人曰く、「醸造の上手さは、経験よりも理論と設備」だそうです。
「これからも、個性を大切にして行きたい。沢山のビールが販売されている中で、明らかに違う1本としたい。
驚きを与えられると思うので、是非飲んで下さい」と抱負を語ってくれました。
風上麦酒製造は、田上さんの体調不良により、
残念ながら、2017年12月で醸造を終了し、2018年1月にて販売も終了しました。
ビアクルーズ管理人の一言:
2016年7月、風上麦酒製造のビールは、狛江の「Spicarbo」(スピカルボ)というバールで飲みました。
2016年8月、神奈川県川崎市幸区にある「風上麦酒製造」を訪ねて、醸造設備を拝見させて戴きました。