Shared Brewery |
ブルーパブ名: | [パブなし] 併設ボトルショップにて販売 | |
電話番号: | 042-657-2671 | |
住所: | 東京都八王子市長沼町58-214 | |
定休日: | 不定休 | |
営業時間: | 不定 | |
ビールの種類: | ペールエール セゾン バニラスウィート スタウトニトロ |
|
醸造開始: | 2017年9月上旬 | |
アクセス: | 京王電鉄 京王線/平山城址公園駅から徒歩10分 | |
URL: | https://www.sharedbrewery.com/ | |
Facebook: | Shared Brewery / シェアードブルワリー | |
製造元: | 株式会社シェアードブルワリー | |
電話番号: | 042-657-2671 | |
住所: | 東京都八王子市長沼町58番地214 |
Shared Brewery(シェアードブルワリー)は、
東京都八王子市へ2017年に開業したBOP専門のマイクロブルワリーです。
簡単に言うと、自分だけのオリジナルビール造りが体験できる醸造所です。
BOP(Brewing On Premise)とは、酒造免許を持つ醸造所で設備を借りて、
専門の醸造士の指導の下で手造りビールを醸造することのできるシステムです。
日本国内では、アルコール度数1%以上のお酒を造るには、
酒税法という法律によって酒類等製造免許を持っていないと造ることができないため、
個人で楽しむ範囲だとしても違反をすれば酒税法によって厳しく罰せられてしまいます。
よって海外のように、ホームブルーイングという趣味で自分のビールを作って楽しむということができません。
そこで、自分だけのマイ・ビールを作りたいとか、
自分で作ったビールを家族や友人に飲んでもらいたいといった希望を叶えてくれる場所が、
このShared Breweryなのです。
ここでは醸造設備を借りて、醸造士の小林さんの支援のもとで自分自身でビールをつくり、
自分でデザインしたラベルを貼ったボトルに詰めて、持ち帰ることができます。
また、Shared Breweryのボトルショップに置いてもらい、一般のお客様へ販売することもできます。
Shared Breweryでは、原材料としてイギリス産、ドイツ産、アメリカ産の麦芽と、
アメリカ産(全体の90%がアメリカ産)、
イギリス産、ニュージーランド産、オーストラリア産のホップなどを準備しています。
以下に、Shared Breweryでの醸造例をご紹介します。
このShared Breweryを運営するのが、代表取締役兼ブルワーの小林 大亮(こばやしだいすけ)さんです。
小林さんがビール造りを始めようと考えたきっかけは、
元々ビールに興味があったこともありましたが、
法政大学経営大学院/イノベーション・マネジメント研究科でMBA(経営学修士)を取得するため、
ビールづくりに関するビジネスモデルを作ったことが始まりでした。
通常クラフトビールと言えば、
完成した製品を提供することでそのビールの香りや味わいを楽しんでもらうというのが普通ですが、
小林さんが考えたビジネスモデルの商品の発想は、
ビールを作ること自身や自分が作ったビールを他人に飲んでもらい褒めてもらう嬉しさを楽しんでもらうという体験を商品にしたものになります。
小林さんは、ビール以外も含めて2~3種類のビジネスモデルを作成しました。
その内の1つである「シェアードブルワリー事業」が高評価を得て、受賞したことから出資もしてもらえることとなり、
起業へ踏み出すことになりました。
日本では、ホームブルーイングが酒税法により違法行為とされていることから、
その法的課題を解決することでホームブルーイングに興味を持ってもらい、その楽しさを知ってもらうことで、
マーケットが拡がっていくと考えた小林さんは、
ホームブルーイングを楽しんでもらえる場所を創ることにしました。
そして小林さんによると、
『ここへ来て、ホームブルーイングを楽しんでもらおうと思った。
ただビールを作るだけではあまり面白くないので、
やはり自分が作ったビールを色んな人たちに飲んでもらうことが喜びとなっていくのだと思う。
ボトルショップとしても使ってもらい、作った人同士で飲み相っこしたりしたら楽しいだろうと思う。
他人が飲んでくれて「旨い」、「美味しい」と言われることが一番嬉しいはず。
だから、このブルワリーのターゲットは、ホームブルーイングをしたい人たち。』とのこと。
ブルワリーの立ち上げに際しては、
2016年7月から約6ヶ月間、十条すいけんブルワリーでビール造りを学びました。
そして、2017年7月4日に酒類等製造免許(発泡酒)を取得。
それからオリジナルビール造りの体験募集を開始し、
同年9月上旬にファーストユーザによる1stバッチの初出荷に漕ぎ着けました。
以降、月間に8組程度の予約が入っています。
2018年1月には、自社ブランドの商品も発表予定とのこと。
今後も、いわゆるOEMといった飲食店やビアバー、酒販店などからビールの製造を受託するのではなく、
コンシューマーのためのホームブルーイング体験といったBOPをメインにビジネス展開していくそうです。
ビアクルーズ管理人の一言:
2017年12月、東京都八王子市にあるShared Breweryを訪問して、設備を見学させて戴きました。
そこで法政大学の学生によって作られたビールをサンプルとして戴き、自宅で飲みました。