254BeeR


ブルーパブ名:  29BY
電話番号: 045-517-2310
住所: 神奈川県横浜市中区吉田町5-12-107 2F
定休日: 月曜休
営業時間: 平 日: 16:00~23:00
土曜日: 15:00~23:00
日祝日: 15:00~22:00
ビールの種類: Tryout[トライアウト] (ペールエール)
Carnelian[カーネリアン] (アンバーウィート)
White & Wheat (ヴァイツェン)
From Now On (ベルジャン ペールエール)
Untouchable (ストロング ペールエール)
Bravery (デュッベル)
254IPA (インディア ペールエール)
TWO SIDES (ベルジャン インディア ペールエール)
GOLDEN EDEN TEN[ゴールデン エデン テン] (ベルジャン ゴールデンエール)
Cotswolds[コッツウォルズ] (イングリッシュ ペールエール)
Saison de 79 (セゾン)
醸造開始: 2018年8月24日
アクセス: JR京浜東北・根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン/関内駅北口から徒歩5分
JR京浜東北・根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン/桜木町駅から徒歩8分
URL: http://254beer.blogspot.jp/
Facebook: https://www.facebook.com/254beer29by/

製造元: 株式会社N-1
電話番号: 045-517-2310
住所: 神奈川県横浜市中区吉田町5番地12 吉田町第二共同ビル107号室1階

254BeeR(にーごーよんびーる)は、神奈川県横浜市中区へ2018年に誕生したマイクロブルワリーです。 場所は、関内駅や桜木町駅からほど近い吉田町第二共同ビルの一角にあり、 1階が254BeeRの醸造所で2階がブルーパブ「29BY」(にーきゅーびーわい)になっています。
29BYは、馬肉料理と焼き鳥とクラフトビールの専門店で、 自家製ビールや米国はじめ海外から輸入するゲストビールなど8種類のビールを楽しめるお店です。
29BYは、移転のため2020年11月22日を以って閉店しました。


254BeeRと29BYがある「吉田町第二共同ビル」


中央の1階が254BeeRの醸造所、 2階がブルーパブ29BY


29BYのエントランス


夜はこんな感じ


通りからガラス越しに醸造設備が眺められます


店内1階通路からもガラス越しに醸造設備が眺められます


2階フロアへ


2階の29BY店内


カウンター席と、手前がテーブル席


店内奥のテーブル席


店内中央のロフト席


外の景色を楽しめる窓側のカウンター席


店内奥のカウンター脇に、8本のタップ

254BeeRは、原材料にイギリス産、ドイツ産の麦芽とアメリカ産、ドイツ産、オーストラリア産、 チェコ産のホップ、そしてベルジャン酵母を使用して醸造しています。
これまでは定番はなく、バッチごとにいろんなアイデアを盛り込んだビールを次々とリリースしています。 いずれは、メインで繰り返し醸造していく銘柄を2~3種類くらい決めていく予定。
Bravery(ブラベリー)は、ベルギービールの一種で「Dubbel」(デュッベル)というスタイルのビールで、 デュッベルとしてはライトな印象に仕上がっています。

Bravery

254IPA

TWO SIDES

GOLDEN EDEN TEN


29BYは馬肉料理と焼き鳥の専門店ということで、十数種類の焼き鳥メニューと、 馬刺しをはじめ馬肉を使ったユッケ、タタキポン酢、メンチカツなどのメニューが揃っています。 その他、馬ユッケめしや鶏そぼろめし、鶏出汁ラーメンなどの食事メニューもあります。


馬肉メンチ


かわ、ハツ


しいたけ


半熟うずら卵

254BeeRを運営する株式会社N-1(エヌワン)は、横浜の中区内へ3店舗の飲食店を展開する会社で、 神奈川県平塚市出身の松本 大介(まつもとだいすけ)さんが代表取締役を務めています。 桜木町駅から徒歩圏内、野毛に「はあと」(2012年5月28日開業)や 「N-1」(エヌワン/2015年3月1日開業)などの馬肉料理を提供する日本酒バーをこれまで経営してきており、 3軒目の店舗として吉田町へ馬肉料理と焼き鳥とクラフトビールの専門店「29BY」を2017年12月12日にオープンしました。
29BYという店名の由来ですが、「29」は「ニク」(肉)から来ていて、 「BY」は"Beer"と"Baniku"の頭文字の"B"と、"Yakitori"の頭文字の"Y"から取って、「29BY」となりました。

254BeeRの醸造長の五條 芳範(ごじょうよしのり)さんは、茨城県日立市の出身で、 横浜市内のブルワリーで8年半に亘り醸造に携わった経験がある醸造家です。
五條さんがビール造りを始めるに至った経緯は、ビールの持つおもしろさを知ることから始まりました。 ビールには色々な味わいがあって、楽しみ方も色々あります。 ところが、日本人はビールをよく飲んでいる割には、ビールのことをよく知っている人は意外に少ないものです。 五條さんはそんなビールに対して、いろんな楽しみ方があって「ビールは面白いな!!」と思っていました。 五條さんがビールに興味を持ちはじめた頃、 日本国内のマイクロブルワリーの歴史はまだ10年程度で、 周りを見回してもそんなにブルワリーが立ち上がりきっているという感じではありませんでした。 まだまだ成熟期には入っていなかったことから、自分でもビール造りが出来るのではないかと考え、 自ら始めることにしました。

そうして、ビール造りに携わるようになったのは2008年6月からで、 神奈川県横浜市中区にある横浜ビールへ入社しました。 その当時、横浜ビールの醸造長を務めていたのは鈴木 真也さん(現 横浜ベイブルーイング株式会社社長)で、 五條さんはそれから2年半ほど仕事場を鈴木さんと共にします。 そして、2010年に鈴木さんが独立するために横浜ビールを退職すると、 鈴木さんに代わってそれから6年間に亘り五條さんが横浜ビールの醸造長を務めました。
その後、五條さんは2017年1月に横浜ビールを退職して、 同年2月1日からビアブルヴァード株式会社へ移り、 東京・新橋の「Brasserie Beer Blvd.」(ブラッセリー・ビアブルヴァード)で、 7ヶ月間ほどブルワリーの開設準備に携わります。

そして2017年の後半、N-1代表の松本さんと五條さんが組むことで、254BeeRの設立が始動します。 築50年を超える元々マンションとして建てられた吉田町第二共同ビル(1963年2月築)の一角へ、 醸造所を併設する店舗として 2017年12月12日に「29BY」をオープンしました。 2018年2月26日には醸造設備を搬入、 米国オレゴン州ポートランドにあるStout Tanks and Kettles(スタウトタンクスアンドケトルズ)社の中国製プラントを導入。 同年8月3日に酒類等製造免許(発泡酒)を取得し、 同年8月24日には初バッチの3種類を皮切りに自家醸造ビールの販売を開始しました。

254BeeRというブランド名の命名由来ですが、 N-1代表の松本さんと醸造長の五條さんは、二人とも同い年で昭和54年(1979年)生まれということで、 人が54年生まれというところから「254BeeR」というネーミングになりました。 ちなみに、一部の五條さんを知る人達の間では、五條さんが醸造長を務めるブルワリーを「ゴジョワリー」と呼んでいるとか!。

254BeeRの今後について五條さんへお尋ねすると、 「ベルジャンイーストにこだわって、これからも使って行きたい。 1バッチ(1回の製造ロット)で1バレル相当(実質生産量は、117リットル)のビールを製造しており、 現状は29BYですべて消費してしまっている。ゆくゆくは他のビアバーへもケグで販売して行きたい。 今のところ、ボトルでの販売は未定。」と語っていました。

五條さんのご厚意により醸造設備を見せてもらいましたので、ご紹介します。


254BeeRの醸造設備


仕込み設備
中央のタンクが煮沸釜(ケトル)兼ワールプール、 右側がのタンク糖化釜(マッシュタン)兼ロイター


1バレルの発酵&貯酒タンクが2基


2バレルの発酵&貯酒タンク(ダブルバッチ用)が3基


プレハブ冷蔵庫


冷蔵庫内には開栓を待つケグが置かれています

29BYならびに254BeeRは、新店舗への移転のため、2020年11月22日を以って一旦閉店しました。


ビアクルーズ管理人の一言:
2018年10月、神奈川県横浜市中区にある254BeeRの醸造所を訪れて、 併設のブルーパブ「29BY」で自家醸造ビールを飲みました。



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