カンパイ!ブルーイング |
ブルーパブ名: | Grand Zoo | |
電話番号: | ||
住所: | 東京都文京区関口1-28-12 1F | |
定休日: | 日祝休 | |
営業時間: | 17:00~23:00 L.O. | |
ビールの種類: | 胸突坂IPA[むなつきざか アイピーエー] (ダブル インディア ペールエール) 神楽坂セゾン (セゾン) 希望の坂ライムライトエール (レッドエール) 軽子坂セッションIPA (インディア ペールエール) 目白坂ペールエール (ペールエール) 鷺坂ヴァイツェン (ヴァイツェン) |
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醸造開始: | 2019年5月26日 | |
アクセス: | 東京メトロ 東西線/早稲田駅から徒歩5分 東京メトロ 有楽町線/江戸川橋駅から徒歩6分 |
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Facebook: | カンパイ!ブルーイング | |
製造元: | 株式会社グランブルー | |
電話番号: | 03-5579-2085 | |
住所: | 東京都文京区関口1丁目28番12号 建物2階及び3階 |
カンパイ!ブルーイングは、東京都文京区へ2019年に誕生したマイクロブルワリーです。 神田川沿いの静かなところに建つ3階建ての新築の建物は、木材をふんだんに使った温かみのある外観が目印で、 1階にビアバー、2階と3階がブルワリーになっています。 2階と3階の窓を通して、通りから醸造設備を眺めることができます。 1階のクラフトビアバー「Grand Zoo」(グラン ズー)では、 珍しい肉料理のほか、産地にこだわった食材を使用したアラカルトメニューと、 出来立てのクラフトビールのペアリングを楽しめます。
カンパイ!ブルーイングでは、原材料にドイツ産、カナダ産、ベルギー産、フランス産、 イギリス産の麦芽とアメリカ産、オーストラリア産、ドイツ産、ニュージーランド産のホップを使用し、 地元 文京区の水を仕込み水として使用して醸造しています。 ビール名には、ブルワリーがある文京区、隣接する新宿区にある坂の名前が使われています。
胸突坂IPA |
希望の坂ライムライトエール |
目白坂ペールエール |
鷺坂ヴァイツェン |
グラン ズーのフードメニューは、 鳥ハツのガーリックソテー、フライドポテト、鶏胸肉の唐揚げ、フィッシュ&チップス、各種チーズなどのおつまみメニューや、 カンガルーの串カツ、オーストラリア産ワニの串焼き、オーストラリア産カンガルーの串焼きなど珍しい肉料理、 そしてグランズー特製カレーライス、卵かけご飯といったお食事メニューなどが揃っており、 出来立てのビールと合わせて堪能できます。
カンパイ!ブルーイングは、文京区内初のブルワリーとして2019年に誕生したマイクロブルワリーです。
場所は、早稲田大学のキャンパスにほど近い、神田川沿いの道路に面して建っています。
カンパイ!ブルーイングを運営する株式会社グランブルーの代表取締役で醸造責任者
荒井 祥郎(あらいよしろう)さんは、静岡県静岡市の出身で、
学生時代から街づくりにとても興味を持っており、ビール造りを始めるまでは都市計画の仕事に就いていました。
荒井さんがクラフトビールに興味を持ち始めたのは、大学時代のことでした。
荒井さんは在学中の1997年6月から1999年8月までの約2年間、都市計画を学ぶためドイツへ留学していて、
その間はブルーメンやベルリンに住んでいました。
街角には様々なブロイハウス(ブルーパブ)があり、
もともとビールが好きだった荒井さんは、あちらこちらに行ってはいろんなビールを飲んで歩いていました。
日本へ帰国後、大学を卒業して、
2000年4月に都市計画に関する調査・研究を行うコンサルティング会社に入社しました。
それからは街づくりを提案する仕事に携わり、しばらくはビールから離れていました。
2014年頃になって、たまたまクラフトビールを口にする機会があり、
飲んでみると以前に比べてレベルが上がっていることに気づきました。
一方で荒井さんは、
これまで自宅近くを流れる神田川や川沿いの桜並木という都会の中にあって安らげる風景を上手く活用して、
文京区の街づくりに貢献したいという想いもありました。
そこで、それまで貸地としていた土地を有効活用して何かできないかと考えた末、
ビール造りを通して街づくりにつなげられないかと考えて、ブルワリーをつくることにしました。
荒井さんは、ビール造りを始めるにあたり、
2018年春頃より4ヶ月間ほど埼玉県志木市にあるSHIKI BEER(シキビア)へ通いながら、
ビール造りの研修を受けてきました。
そして、同年11月には、それまで勤務していた会社を退職し、ブルワリーの立ち上げに向けて本格的に動き始めました。
同月からはブルワリーとなる地上3階建ての建物の建設も始まり、翌年 2019年2月20日には醸造設備を搬入し、
遅れていた残りのタンクも3月20日には搬入し終えました。
醸造設備は、スロベニア共和国のBrewiks社製のプラントを採用しており、
1バッチ(1ロットの生産量)が300リットルの生産能力を持っています。
建物内は、上階からビールの製造工程が流れるようなつくりになっており、
3階には仕込み設備、麦芽保管用冷蔵庫、麦芽粉砕機を設置、
2階には発酵タンクが4基とプレハブ冷蔵庫が設置され、
1階が出来上がったビールを販売できるビアバースペースになっています。
こうして建物や内装が完成し、2019年3月30日~31日に掛けて「カンパイ!ブルーイング」の先行内覧会を開催、
ゲストビールを提供したところ事前に予想していたよりも大勢の客が訪れて、
1階の店内に入り切れずに路上に人が溢れ、店の周りに人だかりができるほどの盛況振りでした。
そして、同年4月2日に酒類等製造免許(発泡酒)を取得。同年4月16日に初仕込みに臨み、
同年5月26日に1階のビアバースペースで開催されたカンパイ!ブルーイングのオープニングレセプションにて、
ついに自家醸造ビールのお披露目に漕ぎ付けました。
1階のクラフトビアバー「Grand Zoo」(グラン ズー)は、
ビールお披露目の翌々日、2019年5月28日にグランドオープンを迎えました。
グラン ズーは、カンパイ!ブルーイングとは経営が異なり、
渋谷や神楽坂でワインバー「ZOOGUNZOO」(ズーガンズー)を展開する株式会社ジップザフューチャーズが運営しています。
ジップザフューチャーズの代表取締役 横田 典行(よこたのりゆき)さんによると、
元々ZOOGUNZOOの開業の時から荒井さんとは縁があり、
今回のビアバースペースへの出店でも声を掛けてもらい実現したとのこと。
初めは立地的に集客に不安もあったようですが、蓋を開けてみると地元や都内から予想以上に客が訪れており、
まずは軌道に乗りそうと見ているようでした。
「Grand Zoo」という店名は、カンパイ!ブルーイングの社名「グランブルー」の「グラン」と、
自社の他店名「ZOOGUNZOO」の「ZOO」から引用して命名しました。
カンパイ!ブルーイングの今後について荒井さんにお尋ねすると、
「地元の方々に愛されるようなビールを造って行きたい。
また、季節のフルーツを使った季節感のあるビール(季節限定ビール)も造って行きたい。
今のところ、まだ定番ビールがないが、ゆくゆくは定番となるビールを定着させて行きたいと思う。
特に、ビールスタイルにはこだわっていないけれども、奇をてらったタイプのビールは造らずに、
普通に美味しいビールを造って行きたい。」と語ってくれました。
荒井さんのご厚意により醸造設備を拝見させて戴きましたので、ご紹介します。
ビアクルーズ管理人の一言:
2019年7月、東京都文京区にある「Grand Zoo」を訪れて、カンパイ!ブルーイングの自家醸造ビールを飲みました。