両国麦酒研究所


ブルーパブ名: 麦酒倶楽部 POPEYE
電話番号: 03-3633-2120
住所: 東京都墨田区両国2丁目18-7 ハイツ両国駅前 102号
定休日: 日曜休
営業時間: 平 日:17:00~23:30
土祝日:15:00~23:30
ビールの種類: ナインハンドレッド ペールエール(イングリッシュ ペールエール)
彩雲 ベルジャンホワイト(ベルジャンホワイト)
ケープコッドフォグNEIPA(ニューイングランド インディア ペールエール)
バーブドワイヤーDIPA(ダブル インディア ペールエール)
"Hang ten" Home Stout(ドライスタウト)
Get Scented ペールエール (ペールエール)
ゴールデンスランバー (アメリカン ペールエール)
ピックヘッドIPA (インディア ペールエール)
ホールド・ザ・ファイヤー アンバーエール (アンバーエール)
フレッシュホップケルシュ (ケルシュ)
Yokozuna (アメリカンスタウト)
醸造開始: 2020年8月1日
アクセス: JR総武線/両国駅から徒歩3分
都営地下鉄 大江戸線/両国駅から徒歩10分
URL: http://www.lares.dti.ne.jp/~ppy/
Facebook: 麦酒倶楽部 ポパイ

製造元: 株式会社シンポ企画  両国麦酒研究所
電話番号:
住所: 東京都墨田区亀沢2丁目23番7号 塚越ビル1階

両国麦酒研究所(りょうごくばくしゅけんきゅうじょ)は、 東京・両国のビアバー「麦酒倶楽部 POPEYE」(ばくしゅくらぶ ポパイ)が、 2020年に同じ墨田区内へ開設したマイクロブルワリーです。 2014年に開設した新潟県南魚沼市のストレンジブリューイングに次いで、 2ヶ所目のブルワリーとなります。
麦酒倶楽部 POPEYEは、 国内を中心に数多くのクラフトビールを専門に提供している1985年創業の老舗ビアバーです。 70種類ものクラフトビールをすべて樽生で味わえる貴重なお店で、 日頃からビール毎に温度やガス圧の管理などコンディションに気を配り、 その日の天候、気温、湿度、気圧、お客様の状態に合わせてお奨めのビールを日々変えながら、 それぞれのクラフトビールが持つ美味しさを最大限に引き出した状態でお客様へ提供しています。


麦酒倶楽部 POPEYE





夜はこんな感じ


麦酒倶楽部 POPEYEの店内








テラス席


カウンター席


カウンターの奥には70本ものタップが並びます


ずらりと並ぶタップが壮観!!
ポパイの店員さんも、どこにどのビールがあるか覚えるの大変そうですね(笑)

両国麦酒研究所では、 原材料にドイツ産、イギリス産、アメリカ産の麦芽とドイツ産、アメリカ産、イギリス産、オーストラリア産のホップを使用し、 墨田区の水を仕込み水として使用して醸造しています。

彩雲 ベルジャンホワイト

ゴールデンスランバー

ピックヘッドIPA


ポパイのフードメニューは、多彩な前菜からビールに合わせた肉料理、パスタ、ヒザ、ソーセージ、 サラダなど豊富なメニューが揃っています。 また、ポパイのお奨めは、「オーサマセット」と呼ばれる17:00~20:00のタイムサービスで、 日々のビールメニューの中から王冠マークがついたビールを注文すると、ハーフサイズのピザやチキン唐揚げ、 焼きそば風スパゲティー、ポテトフライ、生ハムサラダなどのおつまみメニューが付いてくる嬉しいサービスメニューです。 「オーサマセット」の一部をご紹介しましょう。


チキン唐揚


焼きそば風スパゲティー


ポテトフライ


生ハムサラダ

両国麦酒研究所を運営する株式会社シンポ企画は、 1985年6月30日に東京・両国へ開業したビアバー「麦酒倶楽部ポパイ」が母体となる会社で、 麦酒倶楽部ポパイの創業者である青木 辰男(あおきたつお)さんが代表取締役を務めています。 麦酒倶楽部ポパイは、1995年に日本初の地ビール「エチゴビール」を最初に提供したお店で、 国産の樽生地ビール提供店の第一号と言われています。 青木さんは、国内でクラフトビールを提供する草分け的存在で、1995年以来 独学で地ビールのノウハウを蓄積して、 日本のクラフトビールの発展に貢献し続けてきた方です。 また、NPO法人「日本の地ビールを支援する会」の理事長や「ジャパンクラフトビアパブ協会」の顧問なども歴任しています。


シンポ企画 代表取締役 青木 辰男さん

その青木さんが、自分たちの造るビールを提供して行きたいという思いから、 2014年に開設した新潟県南魚沼市のストレンジブリューイングに次いで2ヶ所目として、 2020年に東京都墨田区内へ開設したマイクロブルワリーが両国麦酒研究所です。 両国麦酒研究所は、麦酒倶楽部ポパイから徒歩15分程度のところにあり、 ストレンジブリューイングに比べ距離が飛躍的に縮まりました。

両国麦酒研究所のブルーマスターを務める小林 裕貴(こばやしゆうき)さんは、新潟県新潟市の出身で、 大学を卒業後、新卒で株式会社シンポ企画へ入社したという生え抜きの醸造家です。 小林さんは、学生時代からビール造りに興味を持っていて、 進学した東京農業大学では醸造学を専攻、卒業後も迷わずブルワリー勤務を選びました。 元々新潟出身ということもあって、県内のブルワリーへの就職を希望し、 新潟県南魚沼市にあるストレンジブリューイングで働くことにしました。

小林さんは、ストレンジブリューイングでビール造りを基礎から学びました。 そうしたところ、両国麦酒研究所の開設の話が持ち上がると東京へ転勤することとなり、 それ以来この墨田区で両国麦酒研究所の立ち上げに携わってきました。 その後、両国麦酒研究所では、2020年6月10日に酒類等製造免許(発泡酒)を取得、そこから初仕込みを進め、 同年8月1日には麦酒倶楽部ポパイにおいて同時に5種類の両国麦酒研究所製ビールをお披露目するに至りました。

小林さんに今後の両国麦酒研究所についてお尋ねすると、 「ここで造るビールを、まずはポパイで知名度を上げて行って、次は都内のビアバーやパブなどに広めて行きたい。 ゆくゆくは全国のビアバーに向けて展開して行ければと思う」と語ってくれました。

両国麦酒研究所のご厚意で醸造設備を見せてもらいましたので、ご紹介します。


両国麦酒研究所がある「塚越ビル」


両国麦酒研究所


醸造室


醸造設備
中国製(Shandong Tiantai Beer Equipment Co., Ltd.)の設備を導入


両国麦酒研究所は、1バッチ(1ロットの生産量)が300リットルです


仕込み設備
左側が糖化釜(マッシュタン)兼ロイター、 右側が煮沸釜(ケトル)兼ワールプール


左側が貯湯タンク(ホットリカー)、 右側が冷水タンク


300リットルの発酵&貯酒タンクが6基


発酵&貯酒タンク×6基のうちの3基


発酵&貯酒タンク×6基のうちのもう3基


プレハブ冷蔵庫


冷蔵庫の中には出荷を待つケグが積まれています


麦芽の粉砕機(ミル)


ブルーマスターの小林 裕貴さん

麦酒倶楽部 POPEYEのこれまでのあゆみは、以下の通りです。
1985年6月30日麦酒倶楽部 POPEYEを開業
2014年2月24日ストレンジブリューイングにて酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2014年6月16日ストレンジブリューイングのビールを麦酒倶楽部ポパイで販売開始
2015年7月29日ストレンジブリューイングにて酒類等製造免許(酒母)を取得
2020年6月10日両国麦酒研究所にて酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2020年8月1日両国麦酒研究所のビールを麦酒倶楽部ポパイで販売開始
2021年4月30日ストレンジブリューイングでの醸造を終了
2023年4月21日酒類等製造免許(ビール、発泡酒)を移転取得



ビアクルーズ管理人の一言:
2020年10月、東京都墨田区にある「両国麦酒研究所」を訪れました。 その後、麦酒倶楽部 POPEYEで両国麦酒研究所にて醸造したビールを飲みました。



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