さかづきBrewing |
ブルーパブ名: | さかづきBrewing | |
電話番号: | 03-5284-7676 | |
住所: | 東京都足立区千住1-20-11 | |
定休日: | 月火休 | |
営業時間: | 平 日: 16:00~22:30 土曜日: 13:00~22:30 日曜日: 13:00~21:30 |
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ビールの種類: | 月の杯ヴァイツェン (ヴァイツェン)
風月ペールエール (イングリッシュ ペールエール) 空行く雲 (アメリカン ペールエール) 初雪 (ジャーマン ケルシュ) 夜半の月 (ベルジャン ダークストロングエール) 夜光雲 (アイリッシュ ドライスタウト) 夏の通り雨 (アメリカン インディア ペールエール) サンセット (ノーザンイングリッシュ ブラウンエール) 百花[ももか] (ミルクシェイク インディア ペールエール) 黒い稲妻 (チョコレートスタウト) きらり (ウィートエール) 遠い日の花火 (スモークエール) 赤い月 (ベルジャン ダークエール) 七色 (ヘイジー インディア ペールエール) 宵闇の黒 (インペリアルスタウト) 薫風ヴァイツェン (ヴァイツェン) 彩なす (アメリカン インディア ペールエール) 雨音 (ハーブエール) 木漏れ日 (フルーツサワーエール) 夕映えブラウン (アメリカン ブラウンエール) いぶき (ベルジャントリペル) 波の音[なみのね] (ヘイジー インディア ペールエール) shy girl (ボヘミアン ピルスナー) |
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醸造開始: | 2020年11月15日 | |
アクセス: | JR常磐線、東京メトロ 日比谷線、千代田線、東武鉄道 伊勢崎線/北千住駅西口から徒歩5分 つくばエクスプレス/北千住駅から徒歩5分 |
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Facebook: | さかづきBrewing | |
製造元: | 合同会社さかづき | |
電話番号: | 03-5284-7676 | |
住所: | 東京都足立区千住1丁目20番1号 松屋商店第1ビル |
さかづきBrewing(さかづきブルーイング)は、東京都足立区へ2016年に誕生したマイクロブルワリーです。 1日の乗降客が100万人近い世界でも6位に入るという東京の北の主要ターミナル駅、北千住(きたせんじゅ)。 そこから徒歩数分圏内という好立地な場所にマイクロブルワリーと併設ブルーパブを構えているのが、さかづきBrewingです。 開業当初は北千住駅東口側の店舗でスタートを切りましたが、その後、2020年8月に西口側へ新店舗をオープン。 醸造施設も従来の約3倍に拡張しました。 新店舗は、1階が醸造所とタップルーム、2階がレストラン、3階は事務所と麦芽倉庫になっています。 大手ビールメーカーでビールの開発に携わっていたというオーナー兼ヘッドブルワーが繰り出すクリアで洗練されたクラフトビールの数々を、 自慢の炭火焼がメインのオリジナル料理と合わせて楽しめるお店です。
さかづきBrewingでは、原材料にイギリス産、ドイツ産、カナダ産の麦芽と、 アメリカ産、チェコ産、イギリス産、ドイツ産、ニュージーランド産のホップを使用し、 地元 北千住の水を仕込み水に使用して醸造しています。
波の音 |
shy girl |
また、さかづきBrewingは受託醸造も行っています。OEM供給先としては、
「Sakaduki×BEEA-MA Haru Urara」(びあマ神田/東京)があります。
さかづきBrewingのフードメニューは、炭火焼をメインに季節ごとの旬の食材を使ったオリジナル料理が揃っており、
出来立てのビールと合わせて味わうことができます。
さかづきBrewingを運営する合同会社さかづきの代表で醸造責任者の金山 尚子(かなやま しょうこ)さんは、
大阪府八尾市の出身で、以前は大手ビールメーカーに約9年間ほど勤務した経験を持つ醸造家です。
金山さんは、高校時代まで大阪で過ごし、その後大学進学で宮城へ移ります。
大学では農学を専攻し、乳酸やアミノ酸の研究をしていました。
そして、大学院卒業後はアサヒビール株式会社に入社。
同社の茨城工場(茨城県守谷市)や博多工場(福岡県福岡市博多区)に勤務し、
ビールの醸造から新商品開発、醸造技術の開発などに携わってきました。
金山さんがビール業界に入ろうと思ったきっかけは、ベルギービールとの出逢いからでした。
大学時代に輸入ビールを扱う販売店で、ベルギーのチェリービールを飲む機会があり、
それまで自分が知っていたビールとのギャップを感じたのと同時に、その美味しさに衝撃を受けました。
またその頃、居酒屋でホール係のアルバイトをしていて、
ビールが持つ不思議な魅力「人をつなげる力」を目の当たりにし、ビール造りに携わりたいと考えるようになり、
アサヒビールに入社しました。
金山さんは、会社在籍中にイギリス、ドイツ、アメリカなど海外の醸造所を歩き周っていました。
そうして、様々な醸造家と交流していくうちに、自分の醸造所を持ちたいと思うようになります。
やがて、そうした気持ちが高じて行くうちに独立を決心し、2015年1月に同社を退職。
そして都内で醸造所を開設するための物件探しを開始し、商店街のある街を物色しているうちに、
2015年7月に北千住駅東口から徒歩3分程の好立地な物件を見つけることができました。
同月10日には「合同会社さかづき」を設立。2016年1月19日に酒類等製造免許(発泡酒)を取得。
こうして、2016年3月1日にブルーパブ「さかづきBrewing」のオープンに漕ぎ着けると共に、
自家醸造ビールの販売を開始しました。
その後は、リピート客も増えて、思っていたよりも事業は順調に進んで行きましたが、
好評だったがゆえに夏場には提供するビールが不足したり、
また金山さん自身が、創業当時の醸造設備ではビール造りに限界を感じるようになりました。
もっとビールの品質向上を目指したい。
その為には、もっと効率よく酵母を落としたり、製品タンクでの熟成期間を延ばしたいと考えていました。
こうした課題を解決するためには、もっと広い工場と大型の設備が必要だと考え、新工場を設立することにしました。
それから北千住周辺で物件を探したところ、
2019年10月に地主が自宅として使っていた戸建て住宅を借りることができ、契約しました。
翌11月から早速改修工事を開始し、年が明けて内装が完成してくると2020年6月上旬には醸造設備を導入。
醸造設備は、中国製の設備を直接メーカーから購入することにしたところ、
コロナ禍で現地確認ができなかったり、輸送トラブルがあったりと、かなり苦戦しながらの設備調達となりましたが、
その代わりに中間マージンが発生しなかったことで通常よりは安価に設備導入を果たすことができ当初の目論見通りとなりました。
そして、2020年7月15日には酒類等製造免許(発泡酒)を取得。
それまでの店舗は同年8月9日を以って一旦休業とし、同年8月19日に新店舗をグランドオープンしました。
その後、同年10月11日に新しい醸造所での初仕込みを行ない、
同年11月15日に1stバッチ「月の杯ヴァイツェン」の販売を開始しました。
金山さんに今後のさかづきBrewingについてお尋ねすると、
「とにかく、美味しいビールを造りたい。その為に醸造所も新しくした。醸造だけにフォーカスする現場づくりをしてきた。
また、飲食店として提供する料理にも力を入れている。その為に3人のシェフを正社員として雇用している。
ビールと相性の良い炭火焼を提供していく。お店のプロデュースは、まだまだ道半ば。
目標に向けてステップアップを図って行きたい。そうして、『ビール + 料理 + 接客』の基本をしっかり極めていく。
今後も瓶や缶はやらず、店舗に来てもらうことを基本に考えている。
旧店舗は改装して大衆的な居酒屋としてリニューアルオープンする。以前からの醸造設備も一部タンクを入れ替えて、
今後はシーズナブルビールやOEMなど限定醸造品と、テストバッチなどに活用していきたい。
新醸造所をメインにして、2ヶ所の生産現場体制で進めていく。」と語ってくれました。
金山さんのご厚意により醸造設備を見せてもらいましたので、ご紹介します。
さかづきBrewingのこれまでのあゆみは、以下の通りです。 | |
2015年7月10日 | 合同会社さかづきを設立 |
2016年1月19日 | 酒類等製造免許(発泡酒)を取得 |
2016年3月1日 | ブルーパブ「さかづきBrewing」をオープン 自家醸造ビールを販売開始 |
2019年11月 | 新店舗の改修工事開始 |
2020年7月15日 | 新醸造所として酒類等製造免許(発泡酒)を取得 |
2020年8月9日 | 旧店舗を一旦休業 |
2020年8月19日 | 新店舗2階「さかづきBrewing」をオープン |
2020年10月11日 | 新工場での初仕込み |
2020年11月15日 | 新工場の1stバッチ「月の杯ヴァイツェン」を販売開始 |
2021年1月13日 | 新店舗1階のタップルームをオープン |
ビアクルーズ管理人の一言:
2021年9月、東京都足立区にある「さかづきBrewing」の新店舗をお訪ねしました。