安曇野ブルワリー


ブルーパブ名: 安曇野ブルワリー
電話番号: 0263-88-2947
住所: 長野県安曇野市穂高5950-1
定休日: 月曜休
営業時間: ランチ: 11:30~14:00
カフェ: 15:00~17:00
ディナー: 17:00~22:00
火曜日はディナーのみ営業。また、冬季期間は土日祝を除き、ディナーのみ営業
ビールの種類: 安曇野エール「Sui」 (ペールエール)
フルーツエール (フルーツエール)
爽風セゾン (セゾン)
紫蘇の香IPA (インディア ペールエール)[期間限定]
かぼちゃのポーター (ポーター)[期間限定]
醸造開始: 2022年8月11日
アクセス: JR大糸線/穂高駅から徒歩すぐ
URL: https://azumino-brewery.com/
instagram: 安曇野ブルワリー

製造元: 合同会社安曇野ブルワリー
電話番号: 0263-88-2947
住所: 長野県安曇野市穂高5950番地1

安曇野ブルワリーは、長野県安曇野市へ2022年に誕生したマイクロブルワリーです。 安曇野ブルワリーのある安曇野市(あづみのし)は、長野県の中西部、中信地方に位置し、 清流に恵まれたところで、どこまでも続く田園風景と、遠くに北アルプスを望む自然豊かな美しい都市です。 豊富な湧水を活用したワサビの栽培が盛んで、日本最大規模のわさび園である「大王わさび農場」や、 穂高温泉郷など観光資源にも事欠かないところです。 そんな安曇野の鉄道の玄関口であるJR穂高駅の真ん前に、安曇野ブルワリーがあります。 安曇野ブルワリーの一番の特長は、「農家がつくるビール」というところで、 地元 安曇野産の麦芽やホップを使い、安曇野の美味しい水からつくる「100%安曇野産のビール」の提供を目指して、 ホップ、大麦の栽培、麦芽の製造など原材料をつくるところから進めています。


安曇野ブルワリー





安曇野ブルワリーの店内





店内奥には安曇野ブルワリーの成り立ちにちなんだ写真が飾ってあります


カウンター席


カウンター越しに醸造設備を眺められます


カウンターには6基のタップ


タップのハンドルが鹿の角というのがワイルド感あふれます

安曇野ブルワリーでは、原材料にイギリス産の麦芽とニュージーランド産のホップを使用し、 北アルプスの雪解け水に由来する美味しい安曇野の水を仕込み水として使用して醸造しています。 また原材料の一部に、自家製の麦芽、ホップも使用しています。
安曇野ブルワリーで使用する水は、北アルプスに降った雪が溶けて地下にしみ込み、 長い年月を掛けて安曇野の地下水として到達し、その地下水を堀金で汲み上げたものになります。 ちなみに、安曇野の水は、環境庁(現在は環境省)による名水百選にも選定されています。
「安曇野エール『Sui』」には、 自家製(安曇野市産)の小春二条大麦から自家製造した麦芽と、同じく自家製のホップ「信州早生」を使用しています。 『Sui』には、「水」、「粋」、「穂」など沢山の意味を同音で表現したネーミングです。
「フルーツエール」には、安曇野市産りんごジュースをメインに使用。
「爽風セゾン」には、長野県産米「風さやか」を使用。
「紫蘇の香IPA」には、安曇野市産の無農薬栽培した赤しそを使用。
「かぼちゃのポーター」には、安曇野市産のかぼちゃを使用。

安曇野エール「Sui」

フルーツエール

爽風セゾン

紫蘇の香IPA

かぼちゃのポーター


安曇野ブルワリーのフードメニューは、ワサビや野沢菜、キノコなど安曇野産の食材をふんだんに取り入れ、 焼き立てピッツァをメインに提供しています。 各種ピッツァ以外にも、枝豆、ミックスナッツ、生ハム、3種チーズ盛り合わせ、フライドポテトなどのおつまみメニューや、 タコライス、スパイスカレーなどお食事メニューが揃っています。


かぼちゃとさつまいも、ブルーチーズのピッツァ
※出典: 安曇野ブルワリーのinstagramより


スパイスカレー
※出典: 安曇野ブルワリーのinstagramより

安曇野ブルワリーを運営する合同会社安曇野ブルワリーは、 地元安曇野で農業を営む齋藤 岳雄さん、細田 直稔さん、降籏 治喜さんら3名が、 安曇野産の原材料を100%使用したビール造りを目指して、2021年7月に設立した会社です。 同社は、ホップ栽培を始めるところからスタートして、今では大麦から麦芽の製造にも取り組んでおり、 ホップ、麦芽、水といったビールの主原料すべてに安曇野産を使ったビールづくりを進めています。

合同会社安曇野ブルワリーの代表 齋藤 岳雄(さいとうたけお)さんは、安曇野市の出身で、 家業である有限会社斉藤農園を経営し野菜や米を生産する傍ら、 コミュニティ ショップ「あぐりす」の運営や手打ちそばの販売なども行なう農業従事者です。
合同会社安曇野ブルワリーの副代表 細田 直稔(ほそだなおとし)さんも安曇野市の出身で、 家業である有限会社細田農産の経営に携わる農業従事者です。
合同会社安曇野ブルワリーの副代表 降籏 治喜(ふりはたなおき)さんも安曇野市の出身で、 家業である「ふりはた農場」の経営に携わる農業従事者です。

齋藤さんたちがビール醸造に向けて動きはじめたきっかけは、ホップづくりでした。 2015年の冬、齋藤さんの元へ穂高ブルワリーを運営する同市内の株式会社エイワと安曇野市農政課から相談があり、 「何か特長のあるビールを造りたい」ということから安曇野市内でのホップづくりの相談が持ち掛けられましました。 実は、50年程前に安曇野でもホップ栽培が行われていた時期がありました。 そこで、再び安曇野の地で、休耕地を活用してホップづくりをできないかという提案でした。

ホップ畑
ホップ畑  ※出典: 安曇野ブルワリー提供画像
そうして、ホップづくりの話が本格化してくると、齋藤さんを中心に降籏さん、 細田さんなど地元農家10軒が集まり2016年4月に「安曇野産ホップを生産する会」を発足。 ホップ栽培で有名な岩手県遠野市の専門家に指導を受けながら、 遊休農地を開墾し「信州早生」(しんしゅうわせ)という品種のホップ栽培を始めることにしました。 最初は、収穫量が少なく、 栽培技術にも改良すべき点がいろいろ出てきました。 それでも、齋藤さんはホップの試験栽培に手応えを感じつつ、将来は自家製の原材料100%のビール造りができないかと、 新たな目標を抱くようになりました。

年が明けた2017年からは麦芽の原料となる大麦の試験栽培も開始しました。 同年6月に刈り取った大麦を使って、同年10月には初の麦芽製造試験を実施。 2年目に入ったホップ栽培の方は、 収穫したホップをエイワに持ち込み「穂高ビール」の製造に一部使用してもらえることとなり、 安曇野産ホップ使用の「穂高ビール」が誕生しました。
2018年には、2年目の大麦栽培も順調に進み、同年6月に刈り取って製麦も終え、 同年7月には3年目を迎えたホップの収穫も終えました。それらの麦芽とホップをエイワへ持ち込み、 遂に安曇野産の麦芽、ホップを使った特別限定醸造の「穂高ビール」ピルスナーが完成。 2018年8月11日に「安曇野産ホップを生産する会」主催で開催した「安曇野ビール祭り」で、お披露目となりました。

2019年には、「穂高ビール」のほか、 お隣の松本市にある松本ブルワリーにも安曇野産ホップの提供を開始しました。 同年9月には、安曇野産ホップのブランド化が決まり、「あづみのホップ」として発表する運びとなりました。 また、同年の暮れも押し迫った頃、 長野県須坂市の「信州須坂フルーツエール」を醸造する株式会社クルークダイニングへ、 安曇野産ホップと麦芽を持ち込み、オリジナルビールを委託醸造してもらうこととなり、 年が明けた2020年3月に念願だった安曇野産原料100%の市販ビールとなる「安曇野エール」が完成しました。

ここまで来ると、いよいよ次なる目標は自家醸造です。 そうして、醸造所にする物件を探し始めたところ、 以前は土産物店だったというJR穂高駅前に建つ居抜き物件を2021年2月に見つけることができ、早速契約。 そして、2021年7月27日に合同会社安曇野ブルワリーを設立。 年が明けた2022年2月11日には、ビールの自家醸造に先駆けて、「安曇野ブルワリー」をプレオープンしました。 また、2022年2月28日~4月17日の間で、醸造設備の資金調達の目的でクラウドファンディングも実施しました。

そして、安曇野ブルワリーでビール製造を担当することになったのが、三浦 季久さんと原田 一彦さんの2名です。
合同会社安曇野ブルワリー 醸造担当 三浦 季久(みうらとしひさ)さんは、 大学院を卒業後、東京の製薬会社に入社、 約10年ほど研究所に勤務しました。 その後、早期退職し個別学習教室を約10年間ほど主催します。 またその間に学習教室の傍ら、さる酒造会社にて2007年より約5年間ほどリンゴ果実酒の醸造にも携わっていました。 その後、創作作家として活動し、紙芝居・絵本・小説などを創作、出版しました。
そんなある日、マイクロブルワリー設立を思い立ち、 2019年に北海道のオホーツクビール株式会社にて2ヶ月余りビールの醸造研修を受けましたが、 ちょうどコロナ渦と重なったため設立を断念。 そうしたところへ、2021年に合同会社安曇野ブルワリーから醸造担当のオファーがあり、 同社への入社することになりました。

合同会社安曇野ブルワリー 醸造担当 原田 一彦(はらだかずひこ)さんは、東京都世田谷区の出身で、 以前はIT関連企業に勤務していた傍ら、ホップ栽培の手伝いをしていた縁から安曇野ブルワリーに加わった醸造家です。 原田さんは、東京の専門学校を卒業後、東京の企業に入社し、勤務地は長野県茅野市でした。 その後、愛知県のIT企業を経て、 2013年7月に東京のコールセンター企業へ転職。 コールセンター関連のITシステムを担当していました。 2017年頃より、縁あって「安曇野産ホップを生産する会」のホップ栽培を手伝い始めます。 その後、2022年に勤め先で定年を迎え、退職を機に安曇野ブルワリーに移ることとなり、 同年7月21日付けで合同会社安曇野ブルワリーへ入社。現在は醸造の手伝いをしています。

こうして安曇野ブルワリーでは、いよいよ醸造所の準備を本格化させ、2022年3月30日に醸造設備を搬入。 醸造設備は、Shandong Tiantai Beer Equipment Co., Ltd.社の中国製プラントを導入しました。 そして、2022年6月21日に酒類等製造免許(発泡酒)を取得。 同年7月7日には初仕込みに臨むこととなり、自家醸造のビールが完成すると、 同年8月11日に目出度く「安曇野ブルワリー」のグランドオープンを迎え、 3種類のビールの販売を開始することになりました。

安曇野ブルワリーでは、今後も「信州安曇野産原料100%のビールを全国に届けたい!!」という想いを胸に、 安曇野の農業を第一次産業から第六次産業へと昇華させることを目指して頑張っています。 ホップや大麦栽培の規模拡大により休耕地問題の解決に取り組みつつ、 就労者の増加も視野に入れ後継者不足や高齢化、自給率低迷など地域の諸問題にも取り組んで行きたいと考えています。 そうすることで、農業の活性化をクラフトビールの効果をもって進めて行ければと考えています。
直近の取り組みとしては、麦芽粕をホップ栽培の堆肥として再利用するなどの循環型農業にも取り組んでいます。 そしてまた、近いうちに小麦栽培も予定しており、 ゆくゆくは地元産小麦を使ったヴァイツェンやベルジャンホワイトなどにもチャレンジして行きたいと考えています。

原田さんのご厚意により醸造設備を見せてもらいましたので、ご紹介しましょう。


醸造設備  【1バッチ(1ロットの生産量)が500リットル】


仕込み設備  Shandong Tiantai Beer Equipment Co., Ltd.社の中国製プラント
左側が煮沸槽(ケトル)兼、ワールプール
右側が糖化槽(マッシュタン)兼ろ過槽(ロイター)、下半分は貯湯タンク(ホットリカー)


500リットルの発酵&貯酒タンクが5基
Shandong Tiantai Beer Equipment Co., Ltd.社の中国製プラント


500リットルの発酵&貯酒タンクの1号機


500リットルの発酵&貯酒タンクの2号機


500リットルの発酵&貯酒タンクの3号機~5号機





プレハブ冷蔵庫


冷蔵庫の中には出荷を待つケグや瓶ビールが積み上げられています


ボトルの洗浄機


ボトルの充填機


ケグの洗浄機


麦芽の粉砕機(ミル)


定置洗浄機(CIP)


齋藤 岳雄さん
※出典: 安曇野ブルワリー提供画像


細田 直稔さん
※出典: 細田農産のホームページより


降籏 治喜さん
※出典: 安曇野ブルワリー提供画像


三浦 季久さん
※出典: 安曇野ブルワリー提供画像


原田 一彦さん


安曇野ブルワリーのこれまでの経緯は、以下の通りです。
2021年7月27日合同会社安曇野ブルワリーを設立
2022年6月21日酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2022年7月7日初仕込み
2022年8月11日自家醸造ビールを販売開始


ビアクルーズ管理人の一言:
2022年12月、長野県安曇野市にある「安曇野ブルワリー」を訪れて、2種類のビールを購入し、自宅で飲みました。
原田さんには、お心遣いを戴き感謝しています。



 HOME >> 甲信越 >> 安曇野ブルワリー