みぞのくち醸造所


ブルーパブ名: みぞのくち醸造所
電話番号: 044-543-9160
住所: 神奈川県川崎市高津区溝口3-2-5 BOIL1階
定休日: 無休
営業時間: 12:00~23:30
ビールの種類:
ノクチビアーズIPA (インディア ペールエール)
ノクチビアーズPale ale (ペールエール)
ノクチビアーズHazy IPA (ヘイジー インディア ペールエール)
ヴァイツェン (ヴァイツェン)
Talus Lumberjack Pale Ale (ペールエール)
Micro IPA (インディア ペールエール)
ウタウト (フルーツ サワーエール)
ワラウト (ダブル ヘイジー インディア ペールエール)
Harvest Saison (セゾン)
miles and miles (ベルジャンスタイル エール)
ノクチヌーボー CONTINUOUS (フルーツ サワーエール)
みぞのくち醸造所自家製ゆずサワー (サワーエール)
ノクチビアーズ NEW DRESS (コーヒースタウト)
TORCH (セゾン)
2MuGi -つむぎ- (クリームエール)
Gloam (アンバーエール)
ハルベリー (フルーツエール)
ウタウト (ミルクシェイク インディア ペールエール)
ワラウト -Nokuchi Gold- (ホッピー ラガー)
COLD IPA (インディア ペールエール)
Nokuchi Lager (ラガー)
PLM Session(Park Life Master Session IPA) (セッション インディア ペールエール)
Hopper (ダブル ヘイジー インディア ペールエール)
Echo (スパイスエール)
Nokuchi Mellow (ベルジャンホワイト)
PoundOut WIPA (インディア ペールエール)
Citrus GOSE -ウタウト- (フルーツゴーゼ)
Bask Belgian Ale (ベルジャンエール)
PoundOut WIPA (インディア ペールエール)
Nokuchi Gold (ホッピー ラガー)
SKY FISH (サワー インディア ペールエール)
TORCH DH ver (セゾン)
Afterlight ~Mango Ale~ (フルーツエール)
Toreador (ベルジャン ゴールデンストロング)
NEW DRESS (ミルクスタウト)
Go Johnny Go (ケルシュ)
Continuous -ノクチヌーボー- (サワーエール)
Pale Ale -Advance- (ペールエール)
Mash Up Dark Sour (サワーエール)
Sugar High (サワー インディア ペールエール)
醸造開始: 2022年4月30日
アクセス: 東京急行電鉄 田園都市線/高津駅から徒歩4分
JR南武線/武蔵溝ノ口駅から徒歩7分
東京急行電鉄 田園都市線/溝の口駅から徒歩7分
URL: https://mizonokuchibrewery.com/
Facebook: みぞのくち醸造所 Mizonokuchi Brewery
instagram: みぞのくち醸造所 Mizonokuchi Brewery
Online Shop: https://mizonokuchibrewery.com/collections/all

製造元: 株式会社ローカルダイニング  溝ノ口ブルワリー
電話番号: 044-543-9160
住所: 神奈川県川崎市高津区溝口3丁目2番5号 NTT溝ノ口ビル事務棟1階
URL: https://l-dining.com/

みぞのくち醸造所は、神奈川県川崎市高津区へ2022年に誕生したマイクロブルワリーです。 居酒屋やイタリアンを展開する外食チェーンがはじめたブルワリーパブで、 店内はブルワリー、タップルームの他、 ボトルショップ、マーケット(食品物販コーナー)が集合したマルシェのようなお店になっています。 飲食スペースはスタンディング席が中心で、2人掛けのテーブル席がいくつかあるほか、 店舗の続きにある共用スペースがテーブル席になっています。


みぞのくち醸造所のある「NTT溝ノ口ビル」





ビルのエントランス


みぞのくち醸造所


みぞのくち醸造所の店内


店内からはガラス越しに醸造設備を眺められます


注文カウンター
会計は、キャッシュ・オン・デリバリー方式(都度、現金払い)です


スタンディングで利用するメインテーブル


テーブル席


ボトルショップ&マーケット


ビールのデリバリーコーナーには、14本のタップ





共用スペース

みぞのくち醸造所では、原材料にイギリス産、ドイツ産、アメリカ産の麦芽と、 アメリカ産、ニュージーランド産、チェコ産、ドイツ産のホップを使用し、 地元 川崎の水を仕込み水として使用して醸造しています。

IPA

ペールエール

Hazy IPA

Nokuchi Lager


みぞのくち醸造所のフードメニューは、 ピクルス、オリーブ盛り合わせ、ハム・サラミ盛り合わせ、チーズ各種などのファストメニュー、 フィッシュ&チップス、フライドポテト、鶏唐揚げ、メキシカンナチョス、かんぱちのカルパッチョなどの一品料理、 ピザ各種、ホットドッグ各種、カレー各種などのランチメニューから選べ、 出来立てのビールと合わせて味わえます。
会計は、すべてキャッシュ・オン・デリバリー方式(都度、現金払い)です


チリのホットドッグ


マサラカレー
※出典: みぞのくち醸造所のFacebook

みぞのくち醸造所を運営する株式会社ローカルダイニングは、溝の口(神奈川県川崎市高津区)を本拠地に、 飲食店の運営・プロデュースなどを手掛ける会社です。 同社は、地域と人にクローズアップした業態開発が特長で、コミュニティづくりに注力しており、 神奈川・東京での店舗運営のほか熊本でのプロデュースも手掛けています。

株式会社ローカルダイニングの代表取締役 榊原 浩二(さかきばらこうじ)さんは、 静岡県清水市(現在は、静岡市清水区)の出身で、 「人があつまる場所をつくろう」という思いからローカルダイニングを2009年に起業、 溝の口を皮切りに居酒屋やイタリアン、アジア料理などの業態を展開、積極的に出店を進める経営者です。 榊原さんは、日本料理店を営む家に生まれ、高校卒業まで清水で過ごしました。 その後、大学進学を契機に上京。 大学卒業後は、IT関連のベンチャー企業に就職し営業職に就きます。 そうした中、自身の将来についていろいろ考えた末に、飲食業の経営者を目指すことを決意し、 3年間勤務した同社を退職。

そして、経営を一から学ぶため株式会社ベンチャー・リンクへ転職。 同社は、フードサービス業のフランチャイズチェーン化のための加盟店開発代行ビジネスを手掛けるコンサルティング会社です。 そこでスーパーバイザーとして3年間働き、手法を学ぶと共に多くの飲食店経営者とも出会うことができました。 そして次なるはレストランでの実務経験へ。 榊原さんはそれまで飲食店で働いたことがなかったことから、現場のオペレーションを学ぶため、 2008年12月より株式会社グローバルダイニングで半年ほど勤務します。

2009年6月に同社を退職した榊原さんは、自身の店を開くための準備を本格的に開始します。 まずは店舗のための物件を探し始めたところ、たまたまJR武蔵溝ノ口駅近くの物件が見つかりました。 同年9月1日にはその物件を契約し、株式会社ローカルダイニングを起業。 こうして同年9月14日に、ローカルダイニングの第一歩とも言える「海鮮大衆割烹 えんがわ」をオープンしました。 そこから次々と店舗展開を進めて行くこととなります。

榊原さんがビール造りを始めるに至ったきっかけは、店舗の差別化にありました。 時は2020年、新型コロナウイルス感染拡大で、飲食業が痛手を受けていた最中。 コロナ渦で飲食店の生き残りを模索するうちに、店舗の差別化を図って行かなくてはならないと判断し、 できるだけ自社店舗で扱っているものは、自社で製造して行きたいと考えました。 そこで、榊原さんが推進した新規事業が、「冷凍ピザ」、「農業」、「ブリュワリー」の3つでした。 その中でも準備に最も時間を要したのが醸造所の立ち上げでした。

社内で醸造所の設立を担当したのが、初代醸造責任者の安川 雅志(やすかわまさし)さんでした。 安川さんは、静岡県静岡市の出身で、バーテンダーを経てローカルダイニングへ来ました。 社内にはビール造りのノウハウが無かったことから、 安川さんは2022年3月初旬より東京・浅草にあるVector Beerの醸造所で研修を受けてきました。

それと並行して店舗となる物件を探し、NTT溝ノ口ビルの事務棟1階を契約。 内装工事に着手すると共に、醸造設備を導入。 2022年4月15日に酒類等製造免許(発泡酒)を取得すると、すぐに初仕込みに臨みました。 こうして3種類のビールが完成すると、 みぞのくち醸造所のプレオープンとも言えるオープニングイベントを同年4月30日~5月1日に掛けて開催し、 その席が自家醸造ビールのお披露目となりました。 そして、同年5月2日には「みぞのくち醸造所」のグランドオープンを迎え、自家醸造ビールの販売を開始しました。

その後、安川さんは退職し、後任として天野さんが醸造を担当することとなります。 みぞのくち醸造所の醸造責任者 天野 陽市(あまのよういち)さんは、山梨県の出身で、 前職は麦酒企画で醸造を担当していたという醸造家です。 『クラフトビールの知識はあまりなかったが、ビールは好きだった』という天野さんは、 何か手に職を付けたいという思いからビール造りの世界に飛び込みました。 2016年に、その当時住んでいた自宅の近くにあった荻窪ビール工房(麦酒企画)で働き始めた後、 独学でビール造りを学んだとのこと。そして、2022年5月にローカルダイニングへ転職します。

榊原さんに今後のみぞのくち醸造所についてお尋ねすると、 「ビールを使って、楽しい場所にして行きたい。そのためには、クオリティーの高いビールを造る必要がある。 そして、地域に根差した店にして行きたいと考えている。 ただ、設備面で弱いところもあって、仕込みタンクの容量を拡大していきたいと考えている。」と語ってくれました。

一方、天野さんに今後の醸造についてお尋ねすると、 「自身のビール造りについては、得意・不得意が見えてきた。また、設備的についても得意・不得意が分かってきたところ。 自分が楽しんで取り組めるようなビール造りを、進めて行きたいと思う。」と応えてくれました。

榊原さんのご厚意で醸造設備を見せてもらいましたので、ご紹介します。


醸造設備  【1バッチ(1ロットの生産量)が600リットル】


仕込み設備
左側のタンクがホットリカーで、右側のタンクが煮沸釜(ケトル)


糖化釜(マッシュタン)兼、ロイター兼、ワールプール


600リットルの発酵&貯酒タンクが5基


ビンの充填機


代表取締役 榊原 浩二さん


ローカルダイニングのこれまでの経緯は、以下の通りです。
2009年9月株式会社ローカルダイニングを設立
2009年9月17日「海鮮大衆割烹 えんがわ溝の口」をオープン
2010年11月23日「もつ鍋 BEIBU 高田馬場」をオープン
2011年3月1日「海鮮大衆割烹 えんがわ 阿佐ヶ谷」をオープン
2012年7月17日「魚介イタリアン FISH HOUSE MARIO」(代々木)をオープン
2013年3月1日「海鮮イタリアン食堂 Fish House MARIO Bocca」(溝の口)をオープン
2014年8月株式会社BAKASOULを設立
2014年9月16日「タイ屋居酒屋 BAKASOUL Asia」(武蔵小杉)をオープン
2015年11月11日「イタリアンワインバール Oyster Bar MARIO Barba」(溝の口)をオープン
2016年2月18日「鰻と純米酒 ひよしのえんがわ」(日吉)をオープン
2016年9月1日「すき焼きとワイン えんがわ 荻窪」をオープン
2017年4月26日「日本酒と藁焼き 燻し銀えんがわ」(荻窪)をオープン
2017年5月27日「Dao Thai yumyum Asian Table UDAGAWA」(渋谷)をオープン
2018年8月株式会社クラシックレイルウェイホテルを設立
2018年8月31日「石窯イタリアン Trattoria Don Carnemo」(溝の口)をオープン
2018年9月8日「囲炉裏キュイジーヌ LOOP」(熊本)をオープン
2018年9月19日「薪窯ピザ Loqache da Mario」(溝の口)をオープン
2019年6月6日「炭火屋台居酒屋 えんがわ 武蔵小杉」をオープン
2019年8月2日「秘境駅の宿 星岳月岳」(熊本)をオープン
2020年1月12日「石窯ピッツェリア PIZZA MARIO Express」をオープン
2020年1月「セントラルキッチン Lab di Mario」を開設
2021年3月31日「海鮮大衆割烹 えんがわ溝の口」を「溝の口 いその家」としてリニューアルオープン
2022年4月15日酒類等製造免許(発泡酒)を取得
初仕込み
2022年4月30日「みぞのくち醸造所」をプレオープン
オープニングイベントにて、3種類のビールを販売開始
2023年4月2日「すき焼きとワイン えんがわ 荻窪」を店舗改装のため閉店
2023年5月1日「荻窪 いその家」をリニューアルオープン
2022年5月2日「みぞのくち醸造所」をグランドオープン


ビアクルーズ管理人の一言:
2023年11月、神奈川県川崎市高津区にある「みぞのくち醸造所」で飲みました。



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