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BUZZED LAMB BREWERY |
ブルーパブ名: | BUZZED LAMB BREWERY | |
電話番号: | 070-2234-6839 | |
住所: | 東京都台東区谷中4-2-39 | |
定休日: | 月火休 | |
営業時間: | 水木曜: 12:00~15:00、16:00~20:00 金曜日: 12:00~15:00、16:00~22:00 土曜日: 12:00~22:00 日曜日: 12:00~20:00 |
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ビールの種類: | 羊たちの誘惑 (ヘイジー インディア ペールエール)
こけでしゅ (ケルシュ) クールプリーズ (コールド インディア ペールエール) buzz double (ダブル インディア ペールエール) 元気BLANC (ホワイトエール) 初心者歓迎 (アメリカン ペールエール) マッシング・パンプキンズ (スパイスエール) 酒屋のさぶちゃん (サワー) 谷中のビール (ウェストコースト インディア ペールエール) 寺べっぴん (セゾン) Snake Street IPA (アメリカン インディア ペールエール) ヘイジーが、お好きでしょ (ヘイジー インディア ペールエール) LIB (スタウト) ホップスポット (ウェストコースト ダブル インディア ペールエール) ぼくラフランス (ヴァイツェンボック) すプラッシュ (サワー インディア ペールエール) モザイク多め (ウェストコースト インディア ペールエール) ケの日の麦酒 (ヘレス) BOOM BOOM カモミールズ (フレーバーエール) 笑ってウィートも! (ウィート ストロングエール) |
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醸造開始: | 2024年8月1日 | |
アクセス: | JR山手線、京浜東北線/日暮里駅南口から徒歩7分 東京メトロ 千代田線/千駄木駅1番出口から徒歩8分 |
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instagram: | BUZZED LAMB BREWING | |
製造元: | 有限会社伊勢五本店 | |
電話番号: | 070-2234-6839 | |
住所: | 東京都台東区谷中4丁目2番39号 建物1階 | |
URL: | https://isego.net/ | |
Facebook: | 伊勢五本店 | |
instagram: | 伊勢五本店 | |
Online Shop: | https://www.isego.shop/ |
BUZZED LAMB BREWERY(バズドラムブルーイング)は、東京都台東区へ2024年に誕生したマイクロブルワリーです。 東京・谷中は、谷中霊園や寺町として知られ、その一帯は今も静かな町並みが残されています。 そうした谷中の通り沿いに、昭和初期に建てられたという歴史を感じさせる佇まいの建物があります。 元々老舗の酒屋の建物として建てられたもので、 現在はリノベーションしBUZZED LAMB BREWERYの醸造所とタップルームとして生まれ変わりました。 2階建ての店内は、1階にカウンター席と醸造所があり、2階はテーブル席となっています。
BUZZED LAMB BREWERYでは、原材料にベルギー産、イギリス産、ドイツ産、フランス産の麦芽と、 アメリカ産、ニュージーランド産、ドイツ産のホップを使用し、谷中の水を仕込み水として使用して醸造しています。
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ケの日の麦酒 |
BUZZED LAMB BREWERYのフードメニューは、
スパイシーフライドポテトや鶏の唐揚げ、カキとエビのアヒージョ、レバーパテのブルスケッタ、砂ぎものコンフィ、
和牛のボロネーゼ、ラム肉餃子などカラフルなメニューが揃っており、出来立てのビールと合わせて味わえます。
それぞれのメニューの中には、3種類を選んで3点盛りとすることができるものもあり、
ランチタイムには数量限定のランチメニューも提供しています。
BUZZED LAMB BREWERYの運営元である有限会社伊勢五本店(いせごほんてん)は、1706年(宝永3年)創業の老舗酒販店です。
創業当時、江戸には伊勢出身の商人が多数いたそうで、初代 篠田 五右衛門さんもその一人だったそうです。
そして、江戸・谷中に「伊勢屋」を屋号とする酒屋「伊勢屋五右衛門商店」を開業したのが、伊勢五本店のはじまりでした。
それから時は流れ、昭和の初期に店舗を一度建て替えました。
そして1988年には、その建物も老朽化が進んだため、改築を行ない設備も充実させ、今に至ります。
伊勢五本店には駐車場がなく、店舗の前の通りはさほど広くないため、
物流のトラックや自社の配達車両、客の車などが店舗前に車を停めることで通行の妨げとなり、
しばしば渋滞が発生していたことから、伊勢五本店を別の場所へ移転することを決め、
創業以来300年間この谷中で営業してきた店舗を2006年5月に千駄木(東京都文京区)へ移転しました。
その後、伊勢五本店の旧店舗は、自転車店が借りることとなり、
2009年7月10日に「トーキョーバイク」のギャラリーとしてオープンしましたが、
それから約12年が経過した2021年9月に移転して行きました。
それからしばらくの間は伊勢五本店の事務所として使用していましたが、
やがて事務所の移転計画が持ち上がり、旧店舗は再び貸店舗として貸し出しを検討することとなり、
伊勢五本店の従業員からの提案で、店舗をブルワリーとタップルームとして再利用する運びとなりました。
そのブルワリーとしての再利用を提案したのが、
BUZZED LAMB BREWERYの店長兼ブルワーの田村 光(たむらひかる)さんです。
田村さんは、神奈川県横須賀市の出身で、学生時代から酒類に興味をもっており、
それが高じて酒屋に就職し、遂にはクラフトビールの醸造にまで辿り着いたという醸造家です。
そんな田村さんは、横須賀で生まれ育ち、地元の高校を卒業すると東京農業大学短期大学部に進学し、醸造学を学びました。
在学中には、醸造実習で酒を醸造した経験があり、また醸造所の見学にも行っており、
こうした体験が影響したのかお酒が好きになっていきました。
就職活動の時期になると、酒に関わる仕事に就こうと思うもののまずは酒造りではなく、
酒が集まるところで働いてみたいと考えて酒屋への就職を希望し、有限会社伊勢五本店に新卒で入社しました。
そうして様々な酒類に囲まれた日常が始まりました。
田村さんとクラフトビールとの出逢いは、2019年頃のことでした。
たまたま米国Revision Brewing(リビジョン ブリューイング)のHasy IPAを飲む機会があり、その美味しさに衝撃をうけ、
それがきっかけでクラフトビールにはまっていきました。
そうして酒屋の仕事柄、様々な酒に囲まれていたものの、中でもクラフトビールへの思いがとても強くなっていき、
いつかは自身の手で醸造してみたいと思うようになって行きました。
そうした田村さんに転機が訪れたのが、事務所の移転話でした。
移転後の借り手はまだ決まっておらず、借り手を探す方向で話が進みつつあったところへ、
田村さんがブルワリーとして再利用したいと名乗り出たことから、
店舗の行方はBUZZED LAMB BREWERY誕生へと進んで行きました。
ブルワリー設立においては、アウグスビールのコンサルティングを得ており、
醸造設備の導入からビール造りの研修先の段取りまでアウグスビールに支援してもらいました。
実際の醸造研修には恵比寿のBEER& EBISU BREWERY(東京都渋谷区)の設備を借りて、一から手ほどきを受けました。
そして、2024年3月17日に、醸造設備を搬入。2024年6月19日には、酒類等製造免許(発泡酒)を取得。
同年7月4日に初仕込みに臨み、1stバッチから4種類の自家醸造ビールが完成すると、
同年8月1日に「BUZZED LAMB BREWERY」をオープンすると共に、自家醸造ビールの販売を開始しました。
BUZZED LAMB BREWERYのヘッドブルワーを務める佐藤 玲央(さとうれお)さんは、
群馬県桐生市の出身で、前職でクラフトビールの醸造経験を有しており、
アドバイザーとしてBUZZED LAMB BREWERYの醸造業務をリードする醸造家です。
佐藤さんは、桐生市で生まれた後、父の実家がある千駄木で育ちました。
高校卒業後は、アメリカ合衆国オレゴン州の大学に進学し2006年に帰国。
その後は、広告代理店や自転車店、派遣など様々な職業に就いていました。
佐藤さんのクラフトビールとの出逢いは、大学時代を過ごしたアメリカでのこと。
ある日、スーパーマーケットで棚に並んでいた缶ビールを買ってきました。
それは米国Stone Brewing(ストーン ブリューイング)の「Arrogant Bastard Ale」
(アロガント バスタード エール)と言う、アメリカン ストロングエールスタイルのビールで、
これまでに飲んだことのない感覚に衝撃を受けました。
それからクラフトビールにはまっていき、帰国してアルバイト生活を送っていた2012年頃から、
いつか『クラフトビールを提供する映画館を作りたい』という夢を持つようになりました。
そして、その夢に近づくためにクラフトビール業界に入りたいと考えて、
2013年1月よりベアードビールの原宿タップルームでアルバイトをはじめました。
( ※その後ベアードブルーイングの正社員になります。)
2015年夏には、沼津フィッシュマーケット タップルームに転勤となり、店長として働きました。
ベアードブルーイングで醸造を学びたいと考えていましたが、
茨城県大子町の「やみぞ森林ビール」でお馴染み大子ブルワリーでブルワーを募集しているという情報を聞き、
2016年6月に大子森林物産株式会社へ転職します。
大子ブルワリーでは、醸造を一から学び、約4年間働きました。
そして次のステップに進むため、2020年3月に大子森林物産を退職。
同年4月には、うしとらブルワリー(栃木県下野市)へ移りました。
株式会社うしとらでは、2年間うしとらブルワリーで醸造業務に携わり、
その後1年程は「うしとらSTAND」で店舗対応をしました。
その頃、実家近くにある伊勢五本店を訪れることがあり、
以前から佐藤さんの中では日本酒と焼酎ばかり扱っているイメージがあったのですが、
実際に来店してみると日本酒や焼酎だけでなくクラフトビールを扱っていることに気がつきました。
そこで、うしとらブルワリーの缶ビールを扱ってもらえるよう営業を掛け、
その際に伊勢五本店の営業担当との面識ができました。
そうした中、突然家族の事情により千葉に移転しなくてはならなくなり、
株式会社うしとらを2023年8月に退職。
ところがその後事情が変わり結局千葉に移る必要はなくなり、自身の実家である千駄木に戻ることにしました。
そうしたところ、伊勢五本店で旧店舗をリノベーションしてブルワリーを設立という話を聞き、
ヘッドブルワーとして誘われたことから、同年10月に有限会社伊勢五本店に入社することとなりました。
BUZZED LAMB BREWERYの名の由来は、"BUZZED"が英語で「ほろ酔い」の意。
そして、当初からブルワリーの設立に携わった田村さんと、その友人の生まれ月の星座が、
たまたま2人とも「牡牛座」だったところから、"LAMB"とし、このようなネーミングにしました。
BUZZED LAMB BREWERYの今後について田村さんにお尋ねすると、
「谷中は今も、昔ながらの下町のイメージが残る街。
そんな、歴史ある古き佇まいで、今どきのクラフトビールを造っていくことに意義を感じている。
環境は古くとも、ビール造りそのものは古さにこだわらず、最新のトレンドに合わせたものを造っていきたい。
そして、地元の人たちが集い、外から来た人たちにも立ち寄ってもらい、
地元の人たちと外の人たちのつながりをつくって行きたいし、そうした場所でありたいと思っている。」と語ってくれました。
また、佐藤さんにもお尋ねすると、
「アメリカンなエールをベースに、興味のあるものを造って行きたい。
こまわりの効くビールづくりをして行きたい。」と語っていました。
田村さんのご厚意で醸造設備をみせてもらいましたので、ご紹介しましょう。
伊勢五本店のこれまでの経緯は、以下の通りです。 | |
1706年(宝永3年) | 伊勢五本店を創業 |
2006年5月 | 伊勢五本店を千駄木に移転 |
2015年11月5日 | 伊勢五本店中目黒店をオープン |
2024年3月17日 | 醸造設備を搬入 |
2024年5月9日 | 伊勢五本店シンガポール店をオープン |
2024年6月19日 | 酒類等製造免許(発泡酒)を取得 |
2024年7月4日 | 初仕込み |
2024年8月1日 | 「BUZZED LAMB BREWERY」をオープン 自家醸造ビールを販売開始 |
ビアクルーズ管理人の一言:
2025年5月、東京都台東区にある「BUZZED LAMB BREWERY」を訪れて、BUZZED LAMB BREWERYの自家醸造ビールを飲みました。