常陸野ネストビール


ブルーパブ名: 利き酒処
電話番号: 029-298-0105
住所: 茨城県那珂市鴻巣1257
定休日: 無休
営業時間: 平 日: 9:00~19:00
日祝日: 9:00~18:30
ビールの種類: ホワイトエール (ベルジャン ホワイトエール) ★
ペールエール ★
ヴァイツェン (ヘーフェ ヴァイツェン) ★
スイートスタウト (スタウト) ★
レッドライスエール (ライスビール) 
XH[エキストラハイ] (ベルジャン ストロングエール) ★
ジャパニーズ・クラシック・エール (インディアン ペールエール) ★
賀正エール
アンバーエール (アメリカン アンバーエール) ★
リアル・ジンジャーエール (ハーブ スパイスビール) ★
ニッポニア (ベルジャンスタイル ゴールデンエール) ★
だいだいエール (インディアン ペールエール) ★
常陸野ネストラガー (ラガー) ★
エスプレッソスタウト (コーヒーフレーバードビール) ★
セゾン ドュ ジャポン (セゾン) ★
その他 季節限定ビール
醸造開始: 2008年
アクセス: JR水郡線/常陸鴻巣駅から徒歩5分
URL: http://hitachino.cc/
Facebook: 木内酒造合資会社 kiuchi brewery
Online Shop: https://kodawari.cc/ec_shop/

製造元: 木内酒造合資会社  額田醸造所
電話番号: 029-295-5151
住所: 茨城県那珂市額田南郷字高岡2182



常陸野ネストビール(ひたちの ねすとびーる)を醸造する木内酒造は、 江戸時代 1823年(文政6年)創業の長い歴史を持つ老舗の造り酒屋で、清酒「菊盛」の蔵元です。
常陸野ネストビールは、1996年10月に木内酒造本社で醸造を開始しました。当時、醸造を始めるにあたり、 米国マサチューセッツ工科大学で醸造工学を専攻した醸造士 マーク・H・ハモン氏を招聘し、 その指導のもと日本酒製造のプロたちが思考錯誤を重ねながら完成させたビールです。
その後、2007年に額田醸造所(ぬかたじょうぞうしょ)が完成し、2008年からは額田醸造所での醸造を開始しました。 本社での製造では1回の仕込みが 2,000リットルだったのが、 額田醸造所へ移転したことで 6,000リットルに拡大しました。 また、年間の生産量も本社の頃には 200~300キロリットルだったのが、 額田醸造所では 2,000キロリットルまでに大幅に拡大しました。 そして、2016年初の設備増強では 3,000キロリットル/年にもなりました。

常陸野ネストビールは、 木内酒造本社の売店併設のカウンターバー「利き酒処」(ききざけどころ)をはじめ、 本社内のそば処「蔵+蕎麦 な嘉屋」、 水戸市内の京成百貨店パサージュ内のそば処「酒+蕎麦 な嘉屋」、 水戸駅ビル エクセル南内の「True Brew」、 石岡市の茨城県フラワーパークにある「Yasato de toreta」、 東京・神田のマーチエキュート神田万世橋内「常陸野ブルーイング・ラボ」、 東京駅グランルーフ2F ペデストリアンデッキの「常陸野ブルーイング・ラボ Tokyo Station」などの木内酒造直営の各店舗で飲めるほか、 全国のクラフトビールを提供するビアパブやビアバーでも味わえます。また、 全国の酒販店や通販などで購入することもできます。 そして、海外では多くの国々で飲むことのできる数少ない国産クラフトビールの1つでもあります。

常陸野ネストビールを育んできた那珂というところは、久慈川と那珂川に挟まれた水に恵まれた土地です。
常陸野ネストビールは、額田醸造所の敷地内で汲み上げるその美味しい井戸水を仕込み水として使用し、 原材料にはドイツ産、イギリス産、ベルギー産の麦芽と、 アメリカ産、ドイツ産、ニュージーランド産のホップなど厳選した原料を使用して醸造するビールです。 また、地元茨城県産の麦芽の使用にもこだわっており、 「ニッポニア」では、那珂市内で栽培される大麦「金子ゴールデン」を使用して醸造しています。
トレードマークになっているフクロウは、 かつて木内酒造の庭の木に棲みついていたというフクロウをイメージしたもので、 ネーミングの「ネスト」は、鴻巣の「巣」と、このフクロウの巣などからとっています。

ホワイトエール

ペールエール

ヴァイツェン

スイートスタウト

XH[エキストラハイ]

ジャパニーズ・クラシック・エール

アンバーエール

ニッポニア

だいだいエール

常陸野ネストラガー

エスプレッソスタウト

セゾン ドュ ジャポン



ホワイトエール

ペールエール

ヴァイツェン

スイートスタウト

レッドライスエール

XH
[エキストラハイ]
ジャパニーズ・
クラシック・エール
賀正エール

アンバーエール

リアル・ジンジャー・エール

ニッポニア

だいだいエール

常陸野ネストラガー

エスプレッソスタウト

セゾン ドュ ジャポン

木内酒造では、他にも「東海村げんきまんまんラガー」(茨城)[醸造中止] という銘柄のビールも販売していました。

また、木内酒造は受託醸造も数多く行っています。主なOEM供給先としては、
「日本共産党創立80周年記念麦酒」(茨城農民連県北農民センター/茨城)[醸造中止]、
HACHI no SU ALE」(サンライズフードサービス/東京)、
日の丸エール」(クラフトリカーズ/東京)、
104.5 Ale」(Café 104.5/東京)、
ル コリエ 丸の内オリジナル「東京ステーション」(ジェイアール東日本商事/東京)[醸造中止]、
目黒リパブリックのハウスビール「目黒ラガー」(リパブリック/東京)、
ブルックリン・ラガー(アメリカ)のセカンド・ライセンス生産、
シブヤビール」(エル・ディー・アンド・ケイ/東京)、
ふたこビール」(ふたこ麦麦公社/東京)、
ベイピルスナー」(横浜ベイブルーイング/神奈川)[醸造終了]、
KAMIKATZビール」(スペック/徳島)[醸造終了]、
経堂エール」(後藤醸造/東京)、
「牡蠣ノ星オイスタースタウト」(ゼネラル・オイスター/東京)、
などがあります。

常陸野ネストビールは、国内で最も海外輸出されているクラフトビールでもあります。 その輸出先としてはアメリカ、タイ、韓国、中国など、なんと24ヶ国にも上ります。 今では、海外における日本のクラフトビールの代名詞となるほど、フクロウのマークは浸透しました。
2014年9月には、韓国に合弁会社 KOREA CRAFT BREWERY社を設立、ビール醸造所建設の指導にあたり、 工場が完成しました。そこでは、セカンド・ライセンス生産方式で常陸野ネストビールの生産も始まり、 2014年9月10日から韓国国内市場での販売を開始しました。 韓国でも福島原発災害による風評被害が広がっており、販売の阻害要因となっていたことから、 現地生産開始によって今後の拡販に期待が持てることでしょう。
2016年8月には、中国国内での拡販に向けて香港に「常陸野香港ブルワリー」を開設しました。 中国でもクラフトビールの人気が高まっている一方、 中国においても福島原発災害による風評被害で中国政府が茨城県を含む10都県の食品の輸入を停止しており、 日本国内生産の商品を輸出できない状況にあります。 そこで、香港での現地生産を始めることとなりました。3,000リットルタンク17基の設備を備え、 テイスティングバーも併設しています。



茨城県那珂市にある木内酒造の本社をご紹介しましょう。
水戸駅からタクシーで30分程度のところにあります。最寄り駅は、JR水郡線の常陸鴻巣駅で、歩いて5分程度です。
木内酒造の本社には、昔ながらの歴史を感じさせる重厚な建物が並び、造り酒屋の佇まいを感じさせます。 中庭の景観も素晴らしく、ここを訪れる人の心を和ませてくれます。


木内酒造








木内酒造の入口


木内酒造の中庭


正面の蔵は酒米の釜場、右手には手造りビール工房の入口


手造りビール工房
手づくりのマイビールを仕込むことのできるBOP(Brewing On Premise)用の設備です


直営のそば処「蔵+蕎麦 な嘉屋」です


正面の酒蔵を改装した建物には、売店や併設のカウンターバー「利き酒処」があります
 

建物に入るとすぐに、「利き酒処」があります
その奥が売店になっています


「利き酒処」のカウンターには、5基のタップが並んでいます


木内酒造の清酒、常陸野ネストビールやグッズなどの商品を販売する売店


常陸野ネストビールを販売するショーケース

続いて、常陸野ネストビールを醸造している額田醸造所を紹介しましょう。
額田醸造所では、工場見学を受け付けています。見学時間は、おおよそ30分くらいです。
見学には、事前予約が必要です。


木内酒造 額田醸造所
正面がビールを出荷する配送センターで、左手奥が醸造所になっています


配送センターと反対側から見た醸造所の建物


右側の建物が、麦芽の破砕室、仕込み室、ミーティングルーム
左側の建物が、醗酵室、熟成室、ボトルや缶、ケグの充填室


ミーティングルーム


ミーティングルームにも、ビールサーバが用意されています。
ここでは、毎朝、スタッフにより出来上がったばかりのビールのテイスティングを行なっています。
こうして、造り手が自ら、味や香り、風味、のど越しなどを点検して、品質管理に努めています。

以下、見学順路に従って掲載します。  ※醸造プロセスの順ではありません。


仕込み室
右側のタンクは、手前からマッシュタンク、デコクションタンク、ウェイティングタンク、ケトル(煮沸釜)
左側には、ロイターと、その奥にワールプールがあります


レッドライスエールの醸造に使われる赤米を炊くためのライスクッカー(圧力鍋)です


仕込み室の床下の配管室です


破砕室
左写真は破砕機(ミル)、 右写真は破砕する麦芽を入れておく貯蔵槽が2基


醗酵室


醗酵室には、大小合わせて22基の醗酵タンクがあります


熟成室の熟成タンク


充填室
ボトリングの工程は、ボトル洗浄 ⇒ ビール充填 ⇒ 打栓 ⇒ 湯掛け ⇒ ラベリング(ラベル貼り) ⇒ 箱詰め
※湯掛けは、ラベルを貼り易くするため、冷えたビールのせいで結露したボトル表面の水分を取る役割をします


2016年初に完成した新工場です
新工場の熟成タンクは、室内の16基と、屋外の5基を合わせると21基の増設です
室内16基の内、11基は約12,000リットルタンク、また屋外の5基は 24,000リットルタンクという大型タンクです


2016年から開始されたウイスキー製造のため、新工場内にウイスキーの製造設備も設置されています
右写真は、1,000リットルの銅製ポットスチルです
ウイスキー製造をはじめたきっかけは、国産のビール麦の規格外品の利活用のためだそうです
これで、ビール醸造所に加え、ウイスキー蒸溜所という肩書が1つ増えました



木内酒造には、常陸野ネストビールが飲める直営のパブとして、本社内の「蔵+蕎麦 な嘉屋」のほか、 水戸市内の京成百貨店パサージュ内の「酒+蕎麦 な嘉屋」、 水戸駅ビル エクセル南内の「True Brew」、 石岡市の茨城県フラワーパークにある「Yasato de toreta」、 東京・神田のマーチエキュート神田万世橋内の「常陸野ブルーイング・ラボ」、 東京駅グランルーフ2F ペデストリアンデッキの「常陸野ブルーイング・ラボ Tokyo Station」など6ヶ所にあります。

 
■■■ 木内酒造本社内のそば処「蔵+蕎麦 な嘉屋」(くらぷらすそば なかや)です。


蔵+蕎麦 な嘉屋


右手の木戸が、「蔵+蕎麦 な嘉屋」の入口です





蔵+蕎麦 な嘉屋の店内





テーブルが2卓ある部屋もあります


隠れ家的な個室です


ここで蕎麦を打ちます


2階のテーブル席

蔵+蕎麦 な嘉屋  (TEL: 029-298-0105/無休/月~木曜: 11:30~14:30、
金土日祝: 11:30~14:30、17:30~20:00/所在地: 茨城県那珂市鴻巣1257/
アクセス: JR水郡線/常陸鴻巣駅から徒歩5分)


 
■■■ 水戸市内の京成百貨店パサージュにあるそば処「酒+蕎麦 な嘉屋」(さけぷらすそば なかや)です。


酒+蕎麦 な嘉屋





酒+蕎麦 な嘉屋のエントランス


酒+蕎麦 な嘉屋の店内


細長い店内には、カウンター席とテーブル席が連なっています


利き酒カウンター


カウンターには、5本のタップと、ハンドポンプ


店内奥のテーブル席


冷たい蕎麦、旬の野菜の天婦羅
 ♪♪♪  美味しい野菜の天婦羅をつまみにビールがすすみます
 ♪♪♪  そして、〆に蕎麦をいただきます
                            ・・・とっても、満足!!

酒+蕎麦 な嘉屋  (TEL: 029-302-5959/不定休(京成百貨店に準ずる)/11:00~22:00/
所在地: 茨城県水戸市泉町1-6-1 京成百貨店1階 パサージュ/
アクセス: JR常磐線、水郡線、鹿島臨海鉄道 大洗鹿島線/水戸駅北口4番・5番バス停からバスで約7分、
「泉町1丁目」バス停下車、または水戸駅北口から徒歩約17分)


 
■■■ 2011年5月25日には水戸駅ビル内にビアバー「True Brew」(トゥルー・ブルー)が開店しました。


True Brew


True Brewの店内





店内には、常陸野ネストビールのグッズも販売しています


カウンターには12本のタップ





生ハムサラダ

True Brew  (TEL: 029-306-7575/無休/11:00~22:00/
所在地: 茨城県水戸市宮町1-7-31 水戸駅ビル エクセルみなみ4階/
アクセス: JR常磐線、水郡線、鹿島臨海鉄道 大洗鹿島線/水戸駅下車)


 
■■■ 2013年5月31日にはイタリアンレストラン「Yasato de toreta」(ヤサト デ トレタ)が開店しました。



Yasato de toreta  (TEL: 0299-42-4822/月曜休/平日: 11:00~17:00、土日祝: 11:00~20:00/
所在地: 茨城県石岡市下青柳200番地 茨城県フラワーパーク駐車場内/
アクセス: JR常磐線/石岡駅から関東鉄道グリーンバスで約30分、「フラワーパーク」バス停下車/
URL: http://yasato.com/restaurant/ )


 
■■■ 2015年1月27日には東京・神田のマーチエキュート神田万世橋に「常陸野ブルーイング・ラボ」が開店しました。 常陸野ブルーイング・ラボには簡易な醸造設備が設置されており、麦汁を抽出までの工程を体験することができます。 ※その後は、額田醸造所へ運んで醸造し完成させます。


常陸野ブルーイング・ラボがある「マーチエキュート神田万世橋」


常陸野ブルーイング・ラボのエントランス


常陸野ブルーイング・ラボの店内


ビールやフード類を販売するカウンター


カウンターには10本のタップ






常陸野ブルーイング・ラボ  (TEL: 03-3254-3434/無休/
月~土: 11:00~23:00、 日祝: 11:00~21:00/
所在地: 東京都千代田区神田須田町一丁目25番地4 マーチエキュート神田万世橋 N1区画/
アクセス: 東京メトロ 銀座線/神田駅6番出口から徒歩2分、
       東京メトロ 千代田線/新御茶ノ水駅A3出口から徒歩3分、
       東京メトロ 丸の内線/淡路町駅A3出口から徒歩3分、
       東京都営地下鉄 新宿線/小川町駅A3出口から徒歩3分、
       JR山手線、京浜東北線、中央・総武線/秋葉原駅電気街口から徒歩4分、
       つくばエクスプレス/秋葉原駅A1出口から徒歩5分、
       東京メトロ 日比谷線/秋葉原駅3番出口から徒歩6分、
       JR山手線、京浜東北線、中央線/神田駅北口から徒歩6分、
       JR中央線、中央・総武線/御茶ノ水駅聖橋口から徒歩6分/
URL: http://hitachino.cc/brewing-lab/ )


 
■■■ 2016年12月1日には東京駅のグランルーフ2階 ペデストリアンデッキに「常陸野ブルーイング・ラボ Tokyo Station」が開店しました。


常陸野ブルーイング・ラボ Tokyo Station





常陸野ブルーイング・ラボ Tokyo Stationの店内





デリバリーカウンター


カウンターには10本のタップ


店内から八重洲口前を望む景色は、こんな感じ


ポークカツサンドセット  ( ランチタイムのセットメニューです )

常陸野ブルーイング・ラボ Tokyo Station (TEL: 03-6551-2515/無休/11:00~23:00/
所在地: 東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅グランルーフ2F ペデストリアンデッキ/
アクセス: JR山手線、中央線、京浜東北線、東海道本線、総武本線、東海道新幹線、
東北新幹線など/東京駅、 東京メトロ 丸ノ内線/東京駅/
URL: http://hitachino.cc/brewinglab-tokyostation/index.html )


■■■ 2017年3月9日にはアメリカのサンフランシスコにも直営レストラン「BEER & WAGYU HITACHINO」が開店しました。


BEER & WAGYU HITACHINO
出典: http://hitachino.cc/topics/20170309.html

BEER & WAGYU HITACHINO (TEL: 415-792-6160/16:00~24:00/
所在地: 639 Post St,Lower Nob Hill,San Francisco )


ビアクルーズ管理人の一言:
2010年8月、常陸野ネストビールは、酒販店にて購入して初めて飲みました。
その後、2016年5月に、木内酒造の本社ならびに額田醸造所を訪れました。



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