多摩の恵


ブルーパブ名: 福生のビール小屋
電話番号: 042-553-0171
住所: 東京都福生市熊川1
定休日: 火曜休
営業時間: 11:30~21:30
ビールの種類: ペールエール
ピルスナー
ミュンヒナーダーク (デュンケル)
ボトルコンディション (ペールエール)
明治復刻地ビール
ブルーベリーエール (フルーツエール)[期間限定販売]
ベルジャンウィット [期間限定販売]
ヴァイツェン [期間限定販売]
ケルシュスタイル [期間限定販売]
メルツェン [期間限定販売]
ヘレス [期間限定販売]
その他、期間限定ビール
営業開始: 1997年6月
アクセス: JR青梅線、五日市線、八高線、西武鉄道 拝島線/拝島駅南口から徒歩約15分、タクシーで約5分
URL: http://www.tamajiman.com/
Facebook: 石川酒造株式会社

製造元: 石川酒造株式会社
電話番号: 042-553-0100
住所: 東京都福生市熊川1



多摩の恵(たまのめぐみ)を醸造する石川酒造は、1863年(文久3年)創業の長い歴史を持つ老舗の造り酒屋で、 地元の水と空気から生まれた銘酒「多満自慢」(たまじまん)の蔵元です。
1880年(明治13年)にここ熊川の地に酒蔵を建造以来、造り酒屋としての歴史を積み上げて来ており、 1997年から地ビール「多摩の恵」の製造を開始しました。


石川酒造


石川酒造の入口


石川酒造の入口を入ると正面に、日本酒を醸造する本蔵が姿を現します。 創建から100年以上が経つ酒蔵の中へ足を踏み入れると、日本建築の素晴らしさを体感することができます。
石川酒造を代表する清酒「多満自慢」の「たま」の字が、地元「多摩」ではなく「多満」としているのは、 『広くみなさんに満足してもらえるお酒にしたい』という思いが込められて「多くの満足」から「多満」となったそうです。
石川酒造では、酒蔵の見学ツアーを開催しています。事前予約制で、酒蔵をはじめビールの醸造所や、 100年以上前に使用したと言われるビールの醸造釜などを、丁寧な解説を聞きながら見学できます。


石川酒造の本蔵   <1880年(明治13年)建造>


本蔵の中には金属製の酒樽が並んでいます


1890年(明治23年)に完成した玉川上水 熊川分水

4年の歳月を掛けて玉川上水から生活用水としてひかれた分水路で、 この工事には石川家を中心に熊川村の人々が携わったそうです。

一方、日本酒の甘辛の決定や、酒の品質を左右する上で最も重要な位置付けにあるのが「仕込み水」です。 多満自慢の酒造りに使用される仕込み水は、地下約150mの井戸を掘り、地下天然水を汲み上げて使用しています。 (水の解説: 上総層群、東久留米層下部層の地下水)


清酒 多満自慢 仕込水


石川酒造はかつて、1887年(明治20年)にも「日本麦酒」(にっぽんびーる) というビールの醸造を試みたことがありました。しかし、1年で撤退することとなりました。 当時は、酵母を発酵させる技術が未熟であったり、冷却装置がなかったことなどから、 安定的に製品を世に送り出すことが難しかったようです。 その時に使用していたという醸造釜が、展示してあるのが麦酒釜の館です。


麦酒釜の館


麦酒釜の内側


そして、いよいよ「多摩の恵」を醸造するブルワリー「向蔵ビール工房」(むこうぐらびーるこうぼう)の登場です。


向蔵ビール工房   <1896年(明治29年)建造>


向蔵ビール工房の入口


醸造設備

石川酒造の敷地内には、イタリアンレストラン「福生のビール小屋」と、 和食料理店「雑蔵」の2つの直営レストランがあり、旬のお料理と出来立ての「多摩の恵」を楽しめます。 まずは、イタリアンレストラン「福生のビール小屋」(ふっさのびーるごや)からご紹介しましょう。


イタリアンレストラン「福生のビール小屋」


福生のビール小屋のエントランス


2001年12月に撮影した福生のビール小屋
以前は「福生のビール小屋」の大きな看板が屋根に着いていました


福生のビール小屋の店内


カウンターには6本のタップ


続きまして、和食とそばのお店「雑蔵」(ぞうぐら)を紹介しましょう。


和食とそばのお店「雑蔵」


雑蔵のエントランス


雑蔵の店内







雑蔵の2階には、江戸時代からの石川酒造の歴史や、 酒造り・ビール醸造に関する貴重な資料が展示されている雑蔵 資料館があります。入場は無料です。


雑蔵 資料館

本蔵の横には、石川酒造の日本酒やビールを直売している売店「酒世羅」(さけせら)があります。 お土産品や石川酒造のグッズ販売もあり、お酒の試飲もできます。


酒世羅


反対側から見た酒世羅


酒世羅の店内


多摩の恵みを販売するショーケース


多摩の恵みは、日本酒造りにも使われる地下約150mの井戸から汲み上げた天然水を仕込み水として使用し、 醸造される非熱処理、無ろ過の酵母が生きるビールです。特にボトルコンディションは、 瓶内で2次発酵させる特長のあるペールエールです。

ペールエール

ピルスナー

ミュンヒナーダーク

ヴァイツェン
<季節限定>


瓶入りのペールエール、 ピルスナー


ミュンヒナーダーク、 ヴァイツェン


明治復刻地ビール(2013年7月1日~)

また石川酒造では、多摩の恵みの他にも、 東京駅限定販売の「東京駅」(はせがわ酒店が販売)や「多摩のガサガサ」 [醸造中止]などの銘柄でも販売していました。。
一方、受託醸造も行っており、OEM供給先としては、
練馬金子ゴールデンビール」(JA東京あおば/東京)、
TOYODA BEER」(TOYODA BEER実行委員会/東京)、
があります。


ビアクルーズ管理人の一言:
2001年12月、多摩の恵は、東京都福生市にある石川酒造の「雑蔵」で飲みました。



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