2杯目のビール。
( 旧 Our Craft )


ブルーパブ名: 2杯目のビール。
電話番号:
住所: 東京都中央区日本橋本町3-11-5 COMMISSARY NIHONBASHI
定休日: 無休
営業時間: 11:30~22:00
ビールの種類: ペールエール (ペールエール)
爽やかセゾン (セゾン)
百花繚乱 (ヘイジー ペールエール)
マスカットケルシュ (ケルシュ)
ミックスベリーエール (フルーツエール)
御蔵島シトラス (フルーツエール)
日本橋ペールエール (ペールエール)
トロピカルサワーエール (フルーツサワーエール)
NY 店の山椒エール (スパイスエール)
下田のプロンドエール (ビターエール)
Motueta IPA (インディア ペールエール)
ジンジャーダークハニー (セゾン)
白麹と白桃の酒エール (ライスエール)
山椒柚子エール (スパイスエール)
醸造開始: 2021年10月1日
アクセス: 東京メトロ 日比谷線/小伝馬町駅から徒歩4分
東京メトロ 銀座線・半蔵門線/三越前駅から徒歩5分
instagram: 2杯目のビール。

製造元: 株式会社ジウ
電話番号:
住所: 東京都中央区日本橋本町3丁目11番5号 日本橋ライフサイエンスビルディング2 1階A区画

2杯目のビール。実はこれ、クラフトビールのブランド名なのです。 東京は日本橋。三井不動産が2020年9月1日に開業したフードコート「COMMISSARY」(カミサリー)の中に、 『2杯目のビール。』のブルーパブがあります。 この「COMMISSARY」、一風変わっていて、各テナントがすべて工場を併設した店舗になっており、 その場所で造った商品を販売しているところが特長です。 フードコート内には5軒の店舗が並んでおり、「2杯目のビール。」はその中の一番左側にあります。 フードコートのエントランスをくぐると、まず「2杯目のビール。」のデリバリーカウンターが目に入ります。 そして、その左奥に醸造所を構えていると言った具合です。


2杯目のビール。が入る「COMMISSARY」のある「日本橋ライフサイエンスビルディング2」


COMMISSARYのエントランス


COMMISSARY内の「2杯目のビール。」のカウンター店舗
左手の窓ガラス越しに醸造所を眺められます





カウンターの奥には、7本のタップ

2杯目のビール。では、 原材料にドイツ産、アメリカ産の麦芽とアメリカ産、ニュージーランド産、ドイツ産のホップを使用し、 東京・日本橋の水を仕込み水として使用して醸造しています。

日本橋ペールエール

アメリカン
ペールエール

山椒柚子エール


『2杯目のビール。』を運営する株式会社ジウの代表 下田 和幸(しもだかずゆき)さんは、東京都青梅市の出身で、 学校を卒業後、レストランのシェフや店長を経て、自身のブルワリーを立ち上げた醸造家です。 下田さんは、パティシエを夢見て農業高校の食品科を卒業。 しかし洋菓子店への就職は叶わず、地元の和菓子店に入社し4年ほど勤務しました。 その後、料理への興味から調理人の道へ進みます。 フレンチやイタリアンで料理の腕を磨き、やがてイタリアンでシェフを務めるまでになりました。

その頃、今後の進路を考えた時に、このまま順調に登り詰めたとして、 オーナーシェフになるか、飲食業の役員に納まるか、通常はこの2択となることが分かっていたため、 この先どのような道を進もうかと考えていました。 そうした中、2012年に高円寺麦酒工房のことを知り、手造りでビール造りが出来ることを知りました。 下田さんは以前からビールが好きだったこともあって、それからは勤めの傍らビールについて勉強を始め、 2015年頃にはホームブルーイングにも興味を持つようになりました。 そうしたところ、2014年から勤務していた株式会社ZOTにおいて日本橋へブルーパブを開業する話が持ち上がり、 下田さんにとっては願ってもない話だったことから、そのブルーパブ店舗を自分の手で成功させたいと考え、 2016年11月15日には「NIHONBASHI BREWERY.」(日本橋ブルワリー)をオープンし、 下田さんが店長に就任しました。

その後、日本橋ブルワリーは軌道に乗り、店舗でのビールの販売量も思いのほか大幅に伸びていました。 元々醸造スペースを確保した上で開業していましたが、 開業当初に見込んでいたビールの製造規模を遥かに上回ってしまい、 確保していた醸造スペースでは小さ過ぎることが判明し、 新たにもっと広い醸造所スペースの確保できる店舗を探すこととなりました。 しかし、そうこうしている間に経営方針が変わってしまい、移転計画は無くなってしまいました。 ところが、方針転換のあった後に三井不動産から「COMMISSARY」への誘致の話が舞い込んで来ました。 COMMISSARYの計画は、ブルックリンをテーマにした工場併設型のフードコートを小伝馬町に新規開発するというものでした。 そこで店長だった下田さんが、自ら独立してその物件を借り受け、新たにブルワリーを開業するという運びになりました。

下田さんは、株式会社ZOTを退職し、2018年11月に株式会社ジウを設立します。 そして、ブルワリーの立ち上げに向けて、 Y.Y.G. BREWING COMPANY和泉ブルワリーガハハビールなどでビール造りの研修を受けたり、 デビルクラフトブルワリーのコンサルティング支援を受けて開業の準備を進めて行きました。 こうして下田さんは、2020年9月1日に三井不動産が手掛ける「COMMISSARY」のグランドオープンに合わせて、 自家醸造に先駆けて自身のブルーパブ「Our Craft」(アワクラフト)のプレオープンを迎えました。 そして、2021年7月5日には酒類等製造免許(発泡酒)を取得。 同年年8月17日には初仕込みに臨み、1stバッチの「ペールエール」が完成すると、 いよいよ同年10月1日より自家醸造ビールの販売を開始しました。

2022年5月2日には、ブランド名を「Our Craft」から「2杯目のビール。」に変更することにしました。 これはビール造りのコンセプトを飲み手により分かり易く示し、 これまでビールに親しんで来なかった方にも自社のビールを届けて行きたいという思いを形にしたものでした。 「2杯目のビール。」という名は、最初の1杯目で喉を潤した後、 2杯目も美味しく飲んでもらえるビールを目指したいという気持ちを込めて命名しました。 とかく「はじめの1口が一番美味い」と言われがちなビール。 その通念を崩し、1杯目でも、締めの一杯でもない、いつまでも飲んでいられるような美味いビール。 そんな美味しいビールを目指したいという想いを込めています。 ロゴマークには、下田さんが無類の犬好きということから、犬のデザインがあしらわれています。

下田さんに「2杯目のビール。」の今後についてお尋ねすると、 「これからは、フルーツを使ったビールをメインにつくっていこうと思う。 そのために、農家との連携も図って行きたいと考えている」と語っていました。

下田さんのご厚意により、醸造設備を見せてもらいましたのでご紹介しましょう。


仕込み設備(プリューハウス)  【1バッチ(1ロットの生産量)が400リットル】
左側が煮沸槽(ケトル)兼ワールプール
右側が糖化槽(マッシュタン)兼ろ過槽(ロイター)㊤、貯湯タンク(ホットリカー)㊦


500リットルの発酵&貯酒タンクが3基あるうちの2基
米国Ss brewtech社製


左側が、500リットルの発酵&貯酒タンクが3基の内の残りの1基
右側がBTLタンク


プレハブ冷蔵庫


冷蔵庫の中には出荷を待つケグが積み上げられています


下田 和幸さん


2杯目のビール。のこれまでのあゆみは、以下の通りです。
2019年11月株式会社ジウを設立
2020年9月1日「Our Craft」をプレオープン
2021年7月5日酒類等製造免許(発泡酒)を取得
2021年8月17日初仕込み
2021年10月1日1stバッチの「ペールエール」を販売開始
2022年5月2日ブランド名を「Our Craft」から「2杯目のビール。」に変更



ビアクルーズ管理人の一言:
2022年12月、東京都中央区にある「2杯目のビール。」を訪れて、日本橋ペールエールを飲みました。
下田さんには、お心遣いを戴き感謝しています。



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